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フリーターが職務経歴書を書く際に心がけるポイントと注意点を解説

フリーターから転職をして正社員を目指す場合、第一の関門として立ちはだかるが書類選考です。書類選考では、経歴や資格、スキルなど様々な方面から応募者を判断します。どんなに人柄が良い人であっても、この書類選考を通さずして面接へ進むことは出来ません。
転職活動では提出がほぼ必須の職務経歴書ですが、フリーターの場合どういったことを心がけて記入すべきなのでしょうか。今回はフリーターの職務経歴書の書き方についてお伝えします。

もくじ

フリーターから正社員を目指す場合は職務経歴書の書き方が重要になる

フリーターの転職活動において、職務経歴書の書き方は非常に重要です。
応募先の企業は、職務経歴書を見て応募者がどういった経歴でどういったスキルを兼ね備えているのかを判断します。
企業で働く正社員の中にはフリーターという働き方を良く思っていない人もいるため、書類選考においてフリーターは他の正社員と比べると不利な状況にあると言えます。
しかしそのフリーター経験も、職務経歴書の書き方によっては企業側へプラスの印象を与えることができます。
職務経歴書にフリーターであることを書くのは気が引けるという人もいるかと思いますが、卑屈にならずにフリーター経験をプラスに変える工夫をしましょう。

アルバイトやパートの経験も職務経歴書に記入して問題ない

フリーターとして働く人の中には、正社員として働いた経験が1度もない人もいるでしょう。そういった人は、アルバイトやパートの経験を職務経歴書に記入していいのか悩んでいるかもしれません。
結論から言うと、職務経歴書にアルバイトやパート経験を書いても問題はありません。むしろ、積極的にアピールすることをおすすめします。
特に長期間同じ職場に勤務している人は、忍耐力があるという点を力強くアピールすることが出来ます。
書類選考では、企業は応募者がどんな人間なのかを書類でしか判断することが出来ません。自分はこういう人間であるということをわかりやすく伝えるためにも、アルバイトやパート経験は職務経歴書に書きましょう。

フリーターが職務経歴書を書く際に心がける3つのポイント

フリーターが職務経歴書を書く際、どういったことを心がけるべきでしょうか。フリーター経験を職務経歴書に書くと、書き方によっては応募先企業へマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
そういったことを避けるため、そしてポジティブな印象を与えるためにも職務経歴書の書き方にはこだわる必要があります。
これからフリーターが職務経歴書を書く際に心がけるべき3つのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

学生時代のアルバイトやパート歴も記入する

初めにお伝えした通り、アルバイトやパートの経験がある人は自信をもって記入しましょう。
採用担当者が知りたいのは「応募者が今まで一体何をしてきたのか」そして「これから自社でどういった貢献ができるのか」という点です。

そのため、自身がどういった人材であるかを端的に説明するためにもアルバイトやパートでの経験を書くのは重要です。
また、応募先企業の業界と近い職歴を持っている人はそこを主張しましょう。

たとえば応募先企業がサービス業の場合、飲食店などで接客経験のある人はその経験をアピールすることが出来ます。職務経歴書には、応募先企業と自分の経験の共通点を書くことも、書類選考を突破する1つのコツです。

アルバイトやパート時代の実績は数字を交えて記入する

アルバイトやパート時代の実績をアピールする方法として、具体的な数字を入れることでより効果的に伝えることが可能になります。
たとえば洋服を販売して実績を上げた人は、具体的に何枚販売していくら売り上げに貢献したのかを記載しましょう。具体的な数字を入れることで、入社後に会社へ貢献できるという信頼性を高めることが出来ます。
売り上げという形で貢献したことがない人は、自分が工夫した点をアピールすることが出来ます。
たとえば事務経験がある人は、エクセルの使い方を工夫したことで書類の作成時間を3分の1に短縮した、など数字を入れて伝えることが出来ます。自分がアピールしたいポイントは数字を交えて記入しましょう。

アルバイトやパートの経験がない人は自己PRをしっかり記入する

アルバイトやパートとして働いたことがなく、仕事をした経験が全くない人は自己PRに力を入れましょう。
大抵の場合、職務経歴書は履歴書とセットで提出しますが、履歴書に書ききれなかったアピールポイントを職務経歴書に記入します。
学生時代にサークルや部活でリーダーシップを発揮した経験や、勉強を頑張って成績を伸ばした経験でも何でも良いです。とにかく自分が「これは1番頑張った」と自信を持って胸を張れることをアピールしてください。
自分の頑張ったことが、応募先企業の業種や職種に関連することだとより一層良いです。もちろんボランティア経験やイベント主催経験なども、自己PRとして記入して問題ありません。

フリーターが職務経歴書を書く際に注意すべきこと3点

フリーターが職務経歴書を書く時に心がけるポイント3点を紹介しました。上で紹介した3つを使うことで、応募先企業へより良い印象を与えることが出来るはずです。アルバイトやパート経験を書こうか迷っている人、仕事をした経験が一切ない人は心がけてみて下さい。
それでは、職務経歴書に書いてはいけないことはあるのでしょうか。以下にフリーターが職務経歴書を書く際に注意すべきことを3点お伝えしますので参考にして下さい。

前職の愚痴や不満などネガティブなことは書かない

働いていた職場の愚痴や不満、悪口といったネガティブなことを記入するのはやめましょう。たとえ本当に前の職場の環境や人間関係に問題があって転職活動をしているのだとしても、こういったことを書くのは印象が良くありません。
採用担当者の中には、フリーターは責任感がなくすぐに辞めてしまうと思い込んでいる人もいます。
職務経歴書に前職の悪口を書く人は、何かあるとすぐに会社のせいにして辞めてしまうのではないかと心配されてしまう可能性があります。
嘘を書く必要はありませんが、ネガティブな内容は極力控えるのがおすすめです。可能であれば、キャリアプランを考え直したなどのポジティブな方向で記入するのが得策です。

アピールできないような経歴はわざわざ書かない

アピールにつながらないような必要のない情報は、わざわざ書く必要はありません。

たとえば、数日で辞めてしまったようなアルバイト経験などを記入するのはやめましょう。そういった情報を与えるのは、面接前に企業へ悪い印象を与えることにしか繋がりません。

また、あまりにも書くことがないからといって話を大げさに書きすぎるのも良くありません。書類選考が無事に通過すれば、次は面接です。
基本的に面接は、提出した書類をもとに質疑応答が進められます。面接で聞かれて回答に困るようなことを書くのは控えるべきです。

職務経歴書にはアピールができる経歴、そして面接で聞かれても困らない内容を書くようにしましょう。

職歴に空白期間がある場合はその理由をプラスに記載する

職歴に空白期間がある場合、その期間に一体何をしていたのかをプラスに捉えてもらえるよう記入する必要があります。
空白期間をプラスに伝える例としては、資格の勉強をしていた、あるいは介護や看護に費やしていたなどです。これも嘘を書くのはいけませんが、何でも正直に書きすぎるのも良くありません。
空白期間中にリフレッシュしていた人は、その間に自己分析をしていたなど、仕事に向き合った結果の空白期間であると伝えるのがおすすめです。
また病気でアルバイトやパートの経歴に空白がある人、または働くことが出来なかった人もいるかと思います。そういった人は、すでにもう体調は回復しているということをしっかり記入しましょう。

まとめ

フリーターで職務経歴書の書き方に悩んでいる人は、ぜひお伝えした点を参考にしてください。
正社員と比べフリーターは内定に至るまでが難しい状況にはありますが、企業がどういった人材を求めているのかを理解しておけば、内定を勝ち取ることは難しくありません。そのためにも書類選考で重要な職務経歴書の書き方は心得ておきましょう。
履歴書や職務経歴書は面接と同等の意義を持ちます。その書類1枚でいかに自身を魅力的にアピール出来るかが肝心です。
どんなに能力が高くて人柄が良い人でも、書類の書き方1つで印象は大きく変わります。書類選考を突破し企業から内定を得るためにも、職務経歴書は手を抜かずしっかりと書きましょう。

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