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転職にリスクはある?転職することによる4つのリスクと対処法

生涯一つの企業で働くという考えは過去の話になり、今や転職は当り前のこととなりました。インターネット等による転職活動の容易さや人手不足の売り手市場がその後押しをしているのかもしれませんが、転職を行う際にはリスクがあることも忘れてはいけません。

この記事では、転職におけるリスクやその対処法等を見ていきたいと思います。後から「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、事前にしっかりと策を講じておくことが大切です。

転職には夢もあるがリスクも多い

転職について思いを馳せるのは時に楽しいものですが、転職にはリスクがつきものであるということを頭に置いておく必要があります。転職に限らず、何からしら環境を変える際には新しい環境に順応できるかが大きな問題となり、場合によっては「前の方が良かった」ということにもなりかねないでしょう。

しかし、だからといって今いる環境に妥協してしまうのも良い選択とは言えません。何かを得るためにはリスクはつきものですし、然るべきリスクを取ったからこそ、その先にある果実を得ることができるのが世の常というものです。

そのため、転職を検討する際には、一体どのようなリスクがあるのか。そしてそれらはどのようにすれば回避できるのかという点を知っておくことが重要になるでしょう。

転職の際に考えられるリスクって?

では、転職の際に考えられる具体的なリスクを見ていきたいと思います。転職に限らず、何かしらの環境を変える際には夢を抱くこともありますが、人によっては得体の知れない不安を感じてしまうということもあるでしょう。

人はあまり変化を好まない生き物であると言われているため、その感情に流されたままだと、様々なことが固定化してしまう恐れがあります。不安に感じる気持ちをそのままにしておくのではなく、それぞれをなるべく具体化し、然るべき対策を講じておけば多少はやわらげることができるのではないでしょうか。

転職の際に考えられるリスクとしては、下記のようなものが挙げられます。

事前に伝えられたことと実態が異なる

転職が成功したはいいものの、実際に働いてみると「事前に聞いていた話と違う」ということもあるようです。求人条件と異なる労働実態になっている企業はいわば詐欺と言える部分もあるのかもしれませんが、現状それを罰するのは難しいため、事前に自身で判断する他ありません。

しかし、一般的に内定が決まる前に待遇についてあれこれ質問する応募者は敬遠されてしまうのも事実です。それは意図的に求人条件を良く見せている企業に限らず、普通の企業でもそのようなスタンスであることは珍しくありませんので、応募者から待遇面について尋ねるのは憚られてしまうのが通常でしょう。

幸い、日本には労働基準法という法律が設けられていますので、それにあからさまに抵触している場合は、それを盾にすることもできるかもしれません。ですが、相手に非を認めさせるには相応の労力を払う必要がありますので、多くの場合は事前に聞いていたものと異なる状況で働き続けるか、再度転職をするしかないでしょう。

実際に働いてみたら、社風と合わなかった

転職前は魅力的な会社に見えていたものの、実際に働いてみたら社風と合わなかったというリスクも考えられます。会社での仕事というのは外から見ただけではなかなかその実態を掴むことはできませんし、社風や企業文化ともなればそれ以上に分かりにくいものでしょう。

企業で働く以上、ある程度は自分から社風に合わせていく姿勢が求められます。仕事というのは自分一人で完結させられるものではありませんし、多くの人と協働してプロジェクトにあたるのが一般的なため、自分の主張のみを振り翳していては上手く仕事を進めることができません。

しかし、社風に合わせることに余りにも苦痛を感じる場合は、単純に企業との相性が良くなかったという話になるのではないでしょうか。相性が悪い相手と働くのはお互い効率が悪いため、結局は再度転職活動を行う羽目になるかもしれません。

転職したら人間関係に問題を抱えてしまった

以前の職場では特に人間関係の問題は抱えていなかったものの、新しい職場ではそうはいかなかったという例もあるでしょう。人間関係というのは非常に複雑に絡み合って形成されていますので、どんな環境にも100%順応できる人というのは存在しません。

そのため、新しい職場で人間関係が上手くいくかどうかは、運に左右されるところが大きいというのも事実です。結果論ではありますが、人間関係が上手くいけばラッキーだった、そうでない場合は不運だったという結論になるでしょう。

勿論、社風と同様新しい職場では自分から馴染もうとしていく姿勢が大切です。新しく入ってきた人は、周囲もどのように扱って良いか分からないため、自分から積極的にアプローチしなければ、人間関係の溝はそのまま放置されてしまうでしょう。

しかし、どれほど懸命に馴染もうと思っても駄目な時は駄目なものです。そのような状態になってから「前の職場に戻りたい」と思っても、多くの場合それは難しいのではないでしょうか。

そもそも転職先が見つかるとは限らない

そもそも新しい転職先が見つかるかどうか?という点も、転職のリスクとして挙げられます。現在は人手不足ということもあり、高望みさえしなければ何かしらの仕事は見つかるように思えますが、その辺りは人による部分も大きいことを忘れてはいけません。

基本的には、転職先が見つかってから現在の仕事を退職するというのがセオリーです。そのやり方であれば自分が納得いくまで企業探しをすることができますし、何より生活の基盤は確立されていますので、焦って企業選びを誤ることもないでしょう。

しかし、そのようなやり方が許されるケースばかりではなく、時には一刻も早く会社を辞めなければならないということもあるかもしれません。そのような緊急性の高い時はやむをえませんが、ある程度リスクを背負っているということを認識する必要があるでしょう。

転職に対するリスクの対処法は?

では、引き続き転職におけるリスクの対処法を見ていきたいと思います。上述したようなリスクはどれほど対策してもゼロになることはありませんが、少なくとも発生する可能性を下げることはできるでしょう。

実現する可能性がかぎりなく低められたリスクは最早リスクとは呼べず、万一発生してしまったら運が悪かったとしか言いようのないものになります。勿論、中にはコントロールできないリスクもありますが、そのようなものは稀であり、大抵のものは事前に策を講じることで軽減することが可能です。

以下のような点に気を払い、転職におけるリスクをしっかりとコントロールしておきましょう。

実態をよく調べた上で転職を決めよう

転職におけるリスクを減らすためには、何より転職先企業の実態をよく調べておくことが大切です。転職活動を行うにあたっては企業や業界に対する分析を行うことが多いものですが、その延長線上で労務実態についても調査しておきましょう。

例えば、インターネットで実際に働いている人の生の声を聞く、企業の労務関係のニュースをチェックする等が挙げられます。インターネットで得られる情報は必ずしも真偽がはっきりしているとは限りませんが、何かしらの参考にはなるでしょう。

また、その企業が業界内でどの程度の優位性を持っているかという観点で眺めてみるのも良いかもしれません。ビジネスモデルが疲弊している企業はそれだけブラック労働になりやすく、職場内にも嫌な空気が蔓延している可能性があります。

転職前に得られる情報にはどうしても限りがありますが、できる範囲で調査しておくことが大切です。

転職する際は転職エージェントに相談しよう

自分で企業に関して調べるのも良いですが、転職エージェントに登録することによって、更に質の高い情報を得ることができるでしょう。転職エージェントは、企業から依頼を受け人材を紹介するという仕事なのですが、それだけに長期的に戦力となる人材を紹介することが求められています。

それは口で言うほど簡単ではありませんが、少なくとも各転職エージェントがそれに向かって努力しているのは容易に推測できます。できる限り人材と企業をマッチさせ、応募者やクライアント企業から信頼を得ることが転職エージェントの評価になるのではないでしょうか。

転職エージェントに登録して転職活動を行うことで、自分一人で行うより転職のミスマッチを防ぐことができます。転職エージェントは様々な転職のサンプルケースを見ていますので、より自分に適したアドバイスや企業選びのコツ等を教えてもらうこともできるでしょう。

まとめ

転職を行う際のリスクは、どれほど頑張ってもゼロになることはありません。今までいた環境を飛び出し、新しいことにチャレンジするのは基本的にリスキーなことですし、挑戦した結果上手くいかなかったということも多々あるでしょう。

しかし、もし転職が上手くいかなかった際でも自分を責めるのではなく、挑戦したこと自体を賞賛することをお薦めします。挑戦なくしては成功もありませんし、勿論失敗することもありません。

失敗は多くの場合マイナスに捉えられることが多いのですが、世の偉人達は「失敗こそ成功の源だ」と口にしています。論理的に考えても、成功するためには必ず挑戦しなければならず、挑戦する以上失敗を避けることができないのは自明の理です。

とはいえ、失敗をできる限り未然に防ぐこともビジネススキルの一つですので、ある程度リスクをコントロールすることも大切でしょう。しかし、できる限りの策を講じた上での失敗なのであれば、それは自身の成長に繋がる失敗と言えるのではないでしょうか。

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