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未経験でも転職しやすい業界とは?特に第二新卒のチャンスは多い!

現代では、“ひとつの会社でずっと働く”という考え方をする人が減っており、自身のキャリアアップや待遇改善のために転職を試みる方が増え続けています。

そのなかで、「転職はしたいけど、経験もスキルもないし成功するかが心配…」と悩む方は少なくありません。近年では転職しやすい環境が整っているとはいえ、未経験で新しい業界に挑戦することに不安を感じる方も多いはずです。

そこで今回は、未経験でも挑戦しやすい業界とその理由、未経験の業界へ転職する際のポイントについて紹介していきます。

もくじ

転職市場が活発に!特に第二新卒にとってはチャンス

そもそも、未経験での転職というのは可能なのでしょうか?結論から言うともちろん“可能”です。特に現代では、転職に関する制度や環境が整っているため“ハードルは低い”と言ってもいいでしょう。

特に需要が高まっている“成長産業”では、人手不足が当たり前になっている現状があります。新卒採用だけでは企業が希望する分の採用人数に足りず、中途採用にて「未経験でも可」の条件で追加採用を行う会社が増えつつあるようです。

なかでも、“第二新卒”と呼ばれる方にとっては大きなチャンスとも言えます。

中途採用というのは基本的に“即戦力”としての能力が求められますが、第二新卒の場合は「経験やスキルがなくても、最低限のビジネスマナーとやる気さえあれば問題ない」と考えられているケースがほとんどです。

ですので、第二新卒に該当する方にとっては未経験でも新しい業界に転職するチャンスと言っていいでしょう。

未経験でも転職しやすい“5つの業界”とは?

近年では転職市場が活発になっており、転職するハードルが下がりつつあると言えます。また、第二新卒の方に関しては独自の採用基準が設けられているケースが多いため、その“権利”をうまく生かしていきましょう。

とはいえ、業界によって“転職のしやすさ”が異なるのも事実です。いくら転職のチャンスとはいえ、未経験で転職しにくい業界を目指すとなれば、高いハードルに悩まされる可能性もあります。

ここからは、未経験でも転職しやすい“5つの業界”とその理由について紹介していきます。「未経験の業界に転職したいけど、どんな業界がいいのか不安」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

IT業界:AIなど、今もっとも勢いのある業界

未経験で挑戦しやすい業界として、“IT関係の業界”が挙げられます。IT業界と聞くと「専門性が高くて、未経験では厳しいのでは?」と感じる方が多いでしょう。しかし現代では、業界としての需要が爆発的に上がっており、常に人手不足に悩まされている業界と言えるのです。

AI(人工知能)の急激な進化を中心に、IT業界では多くの会社で人材が求められています。プログラマーやエンジニア、Web関係の職種なども人材不足の傾向にあるため、求人数としては多くの求人がされているでしょう。

もちろん、IT業界で仕事をするためには、多くのスキルや能力が必要になります。しかし、企業側としては「入社後に仕事を覚えてくれればいい」と考えているケースが多いようです。

基本的なパソコンスキルは必要不可欠になりますが、未経験からでも“学ぶ意欲”さえあれば歓迎されやすい業界と言っていいでしょう。

飲食・サービス業:常に人手が足りない業界

飲食・サービス業は、基本的に未経験でも転職がしやすい業界になります。常に人手不足に悩まされている業界であるため、求人数としてもかなり多いのが現状です。

基本的に多くの人と関わる仕事ですので、培ってきた経験やスキルというよりかは、“人物”を重視して採用をしている企業が多い傾向にあります。

やる気や人柄が重視されるため、過去に営業職などの“人と関わる仕事”をしていた人にとっては転職しやすい業界と言えるでしょう。

飲食・サービス業と聞くと「ブラック企業が多いんじゃないか?」と不安になる方もいるかと思います。

確かに、ひと昔前まではひどい環境で働かされる会社も多かったようですが、徐々に労働環境が改善されている企業があるのも事実です。

医療・福祉関係:少子高齢化による需要が高まる業界

未経験でも転職しやすい業界の共通点として、「需要が高く人手不足に悩む業界」という特徴があります。医療・福祉関係の業界は少子高齢化の影響により需要が年々高まっているため、未経験でも転職しやすい業界と言えるでしょう。

医療関係と聞くと、「専門知識や資格が必要で大変なんじゃ…?」と考える方が多いと思います。

もちろん、医療関係の仕事に就くためには資格や専門知識が必要です。しかし、逆に言うと一度資格を取得すれば仕事に困ることはないでしょう。

決して楽な仕事ではありませんが、資格や専門知識を身につければ将来的に仕事で困る可能性は低いと言えます。「未経験から一生の仕事に転職したい」と考える方には、挑戦する価値のある業界と言えるでしょう。

運送業:年々人出不足が問題になっている業界

近年、インターネットショッピングの分野が成長し続けており、その商品を運ぶための“トラックドライバー”のニーズも年々増加しています。このトラックドライバーのニーズは今後も年々拡大していくでしょう。

トラックドライバーは年々需要が高まっており、使用する車両の免許を持っていれば仕事ができるため、未経験でも転職がしやすい業界と言えます。また、年齢を重ねても続けやすい職業になっているため長期的に仕事を続けられるはずです。

ただ、運送業への転職を考えるうえで、今後導入が予想される“無人化”については押さえておきましょう。自動運転やドローンによる配送など、今後予想される業界の動向も鑑みつつ後悔のない転職ができるようにしてください。

営業職:人手不足で常に多くの求人がされている職種

転職しやすい“業界”とは離れますが、基本的に営業職は未経験でも転職しやすい職業と言えます。特定の資格は必要なく、「商材の知識は入社後に身につければいい」と考える企業が多いのも特徴です。

人と話すことが苦にならない方や、仕事をするうえで「相手の役に立ちたい」という思考が強い方にとっては、営業職は“やりがい”を感じる仕事と言えます。

ただ営業職において、1点覚えておきたいのが「会社によって、業務範囲がまったく異なる」ということ。会社によっては、仕事を獲得することに特化した営業職もあれば、社内での手配や事務的な作業を任される営業職もあります。あなた自身の希望条件と向き合いつつ、あなたに合った会社を探すようにしましょう。

未経験の転職希望者が持っておくべき考え方とは?

未経験での転職というのは、やはり不安を感じる方が多いと思います。そもそも職に就けるのかも不安ですし、仮に転職が成功したとしても「仕事をこなせるか…」という不安もあるでしょう。

ただ、今のあなたが転職を考えているということは「職場に不満があるから、将来のために転職したい」と考えているはずです。その転職に対する不安を乗り越えてこそ、現状を打破できると言えます。

では、未経験の業界に転職するうえで、どのような考え方が必要なのでしょうか?人生において重要な分岐点とも言える“転職”。これを機に、あなたの将来について改めて考えてきましょう。

未経験の転職では“なりたい自分”を意識しよう

転職を考えているということは、“今の自分や置かれている環境への不満”があるはずです。まずはその不満に感じる点を考え、そのうえで「自分は転職してどうなりたいのか?」と考えるようにしましょう。

未経験の転職と聞くと、どうしても“不安”が先行してしまうと思います。「職に就けるのか」「転職してやっていけるのか」など多くの不安を感じてしまうはずです。しかし、逆に言うと「何にでも挑戦できる」とも考えられるのではないでしょうか?

基本的に、一度就職をして仕事を続けていれば、新しい仕事に挑戦する機会は多くありません。ただ、転職をすれば「自分が挑戦したいこと」に挑戦ができます。この機会を逃さずに、“なりたい自分”を改めて意識して転職を成功させましょう。

“先入観がなく、知識を吸収しやすい人”が求められる

くり返しますが、“未経験の業界への転職”は決して不可能なことではありません。それは業界の人手不足だけが理由ではなく、“未経験ならではの利点”を求めて企業も募集をしているのです。

その利点とは、「先入観がなく、知識を吸収しやすい」ということ。未経験者の募集をしている企業のほとんどは、この点を期待して求人を出していると言ってもいいでしょう。

業界の経験者というのは、知識や経験がある一方で、前に勤めていた会社で得たで“先入観”を持っている可能性が高いと言えます。その先入観が、転職先の会社のやり方と合わない可能性もあるのです。

未経験で転職をするうえで、“学ぶ意欲”というものが本当に大切になります。逆に言うと、この学ぶ意欲さえあれば多くの業界から歓迎されるでしょう。

まとめ

現代では、転職がしやすい環境や制度も整っており、仮に未経験である業界への転職だとしても十分にチャンスがあります。

ただ、転職がしやすくなっているとはいえ、業界によっては“転職のしやすさ”が異なることは理解しておきましょう。あなた自身の希望とともに、業界における転職のしやすさも考慮してみてください。

未経験の転職をするうえで大切なのは、“新しい知識を学ぶ意欲”です。未経験者を募集している企業のほとんどは、未経験者に対して“学ぶ意欲”を求めています。

転職といえば、あなたの人生において重要な分岐点となります。後悔しない選択をするためにも、転職を“なりたい自分”になるためのチャンスと捉えて、今一度自分自身と向き合う意識を持ちましょう。

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