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転職フェアとは?参加するメリットやおすすめのイベントとは?

転職活動を進めていく際、何かしらのサービスを利用することは必要不可欠です。インターネットが発展し続けている現代において、転職サイトなどのインターネットを使ったサービスが多く活用されています。

そのなかで、実際に会場へ行って企業担当者やアドバイザーに話を聞く“転職フェア”も利用するべきサービスのひとつと言えるでしょう。しかしひと言で転職フェアとは言っても、それぞれに特徴があるため「どの転職フェアに参加すればいいのか?」と悩むこともあるはずです。

そこで今回は、転職フェアに参加するメリットやデメリット、おすすめの転職フェアを紹介していきます。

もくじ

転職フェアとは?転職サイトなどとは何が違う?

転職活動において利用するべきイベントのひとつと言える“転職フェア”ですが、他サービスを比べるとどこに違いがあるのでしょうか? 転職フェアと他サービスにおける最大の違いといえば、「企業担当者やアドバイザーと直接話せること」と言えます。

転職サイトはあらかじめ掲載されている求人情報を見て応募する流れで、転職エージェントではコンサルタントを通して求人を紹介される流れ。もちろんこれらも転職活動において有効なサービスですが、このふたつのサービスは「インターネットやコンサルタントを経由して企業の情報を得る」という共通点があります。

しかし転職フェアでは、企業の求人情報を得る第一段階として“対話”から始まります。また幅広い業界や職種を取り扱っているサービスも多いため、自身の視野を広げるキッカケにもなるでしょう。

転職フェアに参加する“5つのメリット”は?

転職サイトやエージェントとともに、活用するべきと言える転職フェア。他のサービスとは違う“気づき”も多く得られるため、積極的に参加していくことがおすすめです。

転職フェアは企業担当者やアドバイザーと話せるイベントですが、その他にも多くのメリットがあります。このメリットは“転職フェアならでは”の利点になるため、あなたの今後においても“心強い武器”となるでしょう。

ここでは、転職フェアに参加する“メリット”について紹介していきます。

企業の採用担当者と直接かつ気軽に話せる

転職フェアに参加するうえでのメリットとして、「企業の採用担当者と直接かつ気軽に話せる」ということが挙げられます。イベントならではの利点であり、他サービスでは得られない利点と言えるでしょう。

転職活動において、企業担当者と直接話す機会は“面接”くらいのはずです。ただ面接では嫌でも緊張しますし、何より「相手に評価してもらいたい」という気持ちが強く、どうしても遠慮や緊張をしてしまうでしょう。しかし転職フェアでは、面接ではなく対話になりますので気軽に質問ができます。

またイベントによっては「現場で働いている社員が参加する」という転職フェアもあるため、転職サイトだけでは得られない“深い情報”を得られるはず。直接話さなければわからない企業の雰囲気や空気感もあるため、大きなメリットのひとつと言っていいでしょう。

当日はキャリアアドバイザーへの相談も可能

参加する転職フェアによっては、イベント当日に転職に関する“アドバイザー”も参加しており、「転職についての不安や疑問」を相談できるコンテンツが提供されています。

アドバイザーとは転職においてのプロでもあり、そのプロへの相談ができるのは、あなたの転職活動においての方向性を決める大切な判断材料となるでしょう。イベントによっては、あなたの希望や経歴を踏まえたうえで企業ブースの紹介を受けられる場合もあるため、ぜひ利用してみてください。

ただ気をつけたいのは、アドバイザーへの相談は“事前予約”が必要なケースもあるということ。もしあなたが「アドバイザーに相談したい」と考えていれば、事前にイベントの詳細を確認して手続きを済ませておくことが必要です。

フェアによっては“面接免除”となるケースも

これもイベントによる利点になりますが、中には「参加者のみに用意された選考フロー」があります。限定の選考フローとして、面接や書類選考を一部免除されるなどの例があるため、選考を進めるにおいてかなり“有利”となると言えるでしょう。

この特殊な選考フローというのは、転職サイトなどの通常採用では得られないメリットと言えます。まさに“転職フェアならでは”の利点であるため、できる限り有効に利用していくべきでしょう。

また“限定求人”や、企業からの面談希望が来る“スカウトメール”などのコンテンツもあり、さまざまなメリットが得られると言えます。どれも選考を有利に進められるものですので、あなたの転職活動を加速させていくはずです。

転職ノウハウを教えるセミナーが開催されることも

転職フェアと聞くと「企業ブースで担当者と直接話す」というイメージを持つ方が多いでしょうが、イベント当日にやれることは“話すこと”だけではありません。というのも、ほとんどの転職フェアでは「転職ノウハウセミナー」も開催されています。

このセミナーでは、「面接対策」「仕事の探し方」「職務経歴書の書き方」などの指導をプロの講師から受けられます。ですので、「初めての転職で不安がある…」と悩む方にはおすすめしたいコンテンツのひとつです。

このようなセミナーはネット上では得られない“生”の情報であるため、転職活動において行き詰まりを感じている方はぜひ参加してみてください。内容は転職フェアによりますので、事前に内容を確認して予定を組んでおくといいでしょう。

証明写真無料やQUOカードプレゼントなどの特典も

さまざまな利点がある転職フェアですが、イベントによっては“参加者限定の特典”が受け取れる場合もあります。もちろんイベントに参加する以外では受け取れない特典ですので、参加するひとつのメリット言えるでしょう。

参加者限定の特典として、プロのカメラマンに証明写真を無料で撮ってもらえるコンテンツや、QUOカードやギフト券などのプレゼントも。なかにはプレゼントをもらえる抽選会などのイベントも開催されており、イベントとしても楽しめる仕様となっています。

もちろんこの“特典”を得るために参加するわけではありませんが、他のメリットを受けながら特典を得られるのは“お得”と言えるでしょう。特に証明写真のコンテンツについては、普段ならばかなり時間やコストもかかるでしょうし、ぜひ利用したい特典であるはずです。

転職フェアのデメリットは「成果なし」の可能性

参加することで多くのメリットがある転職フェアですが、もちろん“デメリット”となる点があることも覚えておきましょう。考えられるデメリットとして「使った時間に対しての成果が得られない可能性がある」ということが挙げられます。

転職フェアには他のサービスにはない利点がある一方で、「会場に直接足を運ぶ必要がある」というデメリットがあるのも事実です。その労力にあった成果が得られる場合がほとんどですが、当日の過ごし方によっては、得られた成果が使った努力に見合わない可能性もあるのです。

ですので、転職フェアに参加する場合は「事前に準備や調査をして、当日は効率的に過ごす」という意識が大切になります。「自分が興味のあるイベントか?」「参加したい企業ブースやセミナーはあるか?」「事前に準備しておくことはあるか?」など、しっかり検討したうえで参加するようにしましょう。

おすすめの転職フェアは?参加する方法とは?

ここまで、転職フェアのメリットやデメリットを紹介しましたが、中には「一度行ってみたいな」と感じた方もいるのではないでしょうか? 転職フェアでならではメリットも多いため、ぜひ参加してみましょう。

しかし、参加を希望する方の中には「行ってみたいけど何に行けばいいのか」「参加には何をすればいいのか」と悩む方も多いはずです。

そこでここでは「おすすめの転職フェアと参加する方法」について紹介していきます。ひと言で転職フェアと言っても特長はさまざまですので、あなたに合ったイベントに参加できるようにしましょう。

『DODA転職フェア』出展企業数No.1のイベント

『DODA転職フェア』は出展企業数No.1の転職フェアで、国内でも最大級のイベント。参加企業の量と質ともに間違いなく、「幅広い情報を集めたい」という方にはおすすめの転職フェアです。

『DODA転職フェア』における最大のメリットは、「幅広い情報を深く知れる」ということ。他にもフェア当日は“アドバイザー”への相談や、企業からの“スカウトメール”を受けられる利点も。大手人材紹介サービスである『DODA』が開催していますので、安心して参加できるイベントと言えます。

参加するフローとしては事前に申し込みさえしておけば参加できますが、できるだけ事前にエントリーシートを記入しての参加をおすすめします。事前にエントリーシートを記入することでスカウトメールも受けられますし、当日の動きもスムーズになるでしょう。

『@type転職フェア』専門性の高い転職フェア

『@type転職フェア』は、株式会社キャリアデザインセンターが運営する「専門性の高い転職フェア」となります。「エンジニア希望専用」「女性専用」などのイベントが開催されているため、自身の希望条件と合致する方にとってはありがたいイベントと言えるでしょう。

『@type転職フェア』に参加するメリットとしては、「特定の条件に合致した企業の情報をたくさん集められる」ということ。例えば“女性専用”のフェアの場合は、「女性の転職を歓迎している」という企業が集まっているため、自身の条件に合った求人をより効率的に集められます。

参加する際、事前に申し込みをする必要がない『@type転職フェア』ですが、こちらも事前に登録および必要書類を作成しておくことがおすすめです。事前に書類を用意しておくことで当日スムーズに会場に入れるため、できる限り準備をして当日を迎えるようにしましょう。

『はたらいく転職フェア』多くのコンテンツが開催

『はたらいく転職フェア』は多くのコンテンツが開催されてる転職フェアで、さまざまな気づきのあるイベントです。「入場不要・予約不要・服装自由」のイベントであるため気軽に参加できるでしょう。

『はたらいく転職フェア』の特長として、「さまざまなコンテンツが用意されていること」が挙げられます。企業ブースはもちろん、キャリアアドバイザーへの相談やプロのカメラマンによる証明写真撮影、面接や求人探しのコツなどを紹介するセミナーといったコンテンツが用意されています。

参加までの手順としては、特に準備する手続きや書類などはありません。“予約不要”を掲げているため、「今日は予定もないし行ってみるか」という心持ちでも参加が可能です。しかし、キャリアアドバイザーへの相談は“予約制”、カメラマンによる証明写真撮影は“当日の先着順”となるため、事前にある程度の予定を組んでおくようにしましょう。

『リクルート転職フェア』大手が開催するイベント

『リクルート転職フェア』は、大手人材紹介会社“リクルート”が運営する転職フェア。参加者の90%が20代30代であり、会場には“ナビゲーター”と呼ばれる案内担当もいるため、初めての方にとっても安心できるイベントとなっています。

参加するメリットとしては、大手が運営しているゆえの「企業の量と質が担保されている」ということでしょう。運営元であるリクルートは、転職フェアの他にも転職サイトやエージェントを運営しており、それらのサービスは“国内最大手”とまで言われています。そのため、多くのノウハウや企業とのパイプを持っており、質の高いサービスを実現させているのです。

『リクルート転職フェア』に参加する際は、事前に準備しておくことはありません。しかし事前に登録および書類の記入をしておくと、当日スムーズに動けますし来場者特典も受け取れます。ですので、できる限り事前に登録を済ませてから参加するようにしましょう。

まとめ

近年ではさまざまな“転職支援サービス”が提供されていますが、その中でも転職フェアでは“特有のメリット”が多くあります。企業担当者と直接話せるのはもちろん、無料のセミナーや限定の求人など、あなたの転職活動の幅を広げるコンテンツが多数用意されているイベントです。

ただひと言で転職フェアと言っても、そのイベントによって得られるメリットや用意されているコンテンツはさまざま。イベントによっては、プロのカメラマンによる写真撮影やアドバイザーへの相談など、多くのコンテンツが無料で受けられます。

ですので転職フェアを選ぶ際は、自身が話を聞きたい企業や受けたいセミナー、利用したいコンテンツなどを意識して選ぶことが大切です。あなたに合った転職フェアに参加し、転職活動をよりスムーズに進められるようにしましょう。

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