生きていくうえで、嫌なことは必ず起こります。
プライベートだけでなく、仕事でも嫌な気持ちになることは多々あるはずです。
そんな時、気持ちの切り替えが下手だと、ストレスをため込んだ状態になり、いつまでたっても前向きな気持ちになることができません。
落ち込んだ状態のままだと集中もできず、他のトラブルにつながってしまうこともあるでしょう。
今回は、気持ちの切り替えが下手な人でも簡単にできる、気持ちの切り替え方法を4つご紹介します。気持ちの切り替えを上手にできるようになりましょう。
もくじ
社内も社外も、嫌なことを言う人は絶対いる
仕事をしている以上、嫌なことを言われることは多々あります。
上司から不満をいわれたり、同僚の思いやりのない言葉を投げかけられたり、時には傷つくことを言われることもあるでしょう。
残念ながら、嫌なことを言う人は社内だけに居るわけではありません。
クライアントやエンドユーザーなど、会社の外にも嫌な事言う人は必ずいます。
嫌なことを言われた時、気持ちの切り替えが苦手だと、ずっと嫌な気持ちを引きずったまま仕事をしなければなりません。それが続けば、仕事自体が嫌いになってしまったり、逃げだしたくなる気持ちになってしまうこともあるでしょう。
気持ちよく仕事をするために、どんなに嫌なことを言われても、すぐに気持ちの切り替えができる人になることを目指しましょう。
落ち込んだままで仕事をすると起こる負の連鎖
誰かに嫌なことを言われたり、仕事のミスをしてしまったりして、落ち込んでしまうことは誰でもあります。
しかし、凄く落ち込んだ気持ちのままで仕事をしていると、また嫌なことが起こるというのはよくある話です。
「クレームの電話を受け、落ち込んだ気持ちのままで次の電話に出たら、またクレームだった」「絶対にミスを繰り返したくないと思っていたのに、違う部分でミスをしてしまった」など、まさに負の連鎖とも言える現象です。立て続けに嫌なことが起こるのは偶然なのか、自分の失敗から起こることかはわかりませんが、嫌なことが続くと、どんどん気持ちが落ち込んでしまいますよね。
「どうせまた嫌なことが起こるから」と何も手につかなくなってしまって、仕事に支障が出ることもあるかもしれません。
気持ちの切り替えが下手だと精神的に悪影響
気持ちの切り替えが下手だと、ずるずると嫌な気持ちを引きずってしまうことになります。嫌な気持ちのまま過ごすことは、ずっとストレスを抱えている状態ということですので、精神的にも身体的にも良い影響を与えません。
ストレスを貯め続けていると、前向きな気持ちになれないのはもちろん、肌荒れや便秘など少しずつ身体的な影響が出てきます。
更にストレスを溜めた状態が続くと、自律神経失調症やうつ病などに繋がってしまう可能性があります。「ストレスぐらい……」と甘くみるのはとても危険です。
「気持ちの切り替えが下手だから」と諦めていては、ストレスがたまるばかり。早め早めに気持ちの切り替えをできるようにし、ストレスを軽減する工夫をしていきましょう。
簡単に気持ちの切り替えができる方法はある?
気持ちの切り替えが大切だということは、ご理解いただけたと思います。
しかし、もともと気持ちの切り替えが苦手だと、どうすれば気持ちの切り替えができるのか分からないでしょうし、とても難しいことのように思えるかもしれません。
実はちょっとした工夫で、気持ちを切り替えやすくなる方法があります。
ここからは、簡単に気持ちを切り替える方法を4つご紹介します。仕事中でもできることばかりですので、参考にしてみてください。
1.席を立って、気持ちを落ち着かせる
何か嫌なことがあった時、ずっとその場で嫌な気持ちを抱え込んでいませんか?
嫌なことがあった場所に居続けると、嫌なイメージが頭の中に残ったままになってしまい、うまく気持ちの切り替えができません。
一旦席を立ち、その場から離れてみてください。
軽い休憩をしてもいいですし、少しだけ外に出てみるのも効果的です。
勤務時間中はオフィスの外に出られないということであれば、お手洗いに行ってみても良いでしょう。どこへ行くかが問題なのではなく、嫌なことがあった場所からはなれることが重要です。
たった数分でも席を離れると、徐々に気持ちを落ち着かせることができます。
席に戻る頃には嫌な気持ちが薄れ 多少でも気持ちの切り替えができているはずです。
2.甘いものや好きなお菓子を常備しておく
ストレス感じた時や落ち込んでいる時に、突然甘いものが食べたくなることがあります。
実は、強いストレスを感じると食欲を増進させるホルモンが分泌され、逆に食欲を抑えるホルモンが減少すると言われています。
この時、食欲を我慢し続けると、またストレスが増えることになってしまいます。無理に我慢せず、素直に甘いもの口にしてみましょう。徐々に嫌な気持ちが消え、徐々に前向きな気持ちに切り替わってくるはずです。
いつでも食べられるように、甘いものや好きなお菓子を常備しておくと良いでしょう。
しかし、甘いものの食べ過ぎは体によくありません。
お菓子をたくさん用意するのではなく、一口サイズのお菓子を少しだけ用意するようにしましょう。
3.仲の良い人とコミュニケーションを取る
簡単にできる気持ちの切り替えの方法として、仲の良い人と話をするということがあげられます。
自分の中で溜め込んでいたものを誰かに話すことで、スッした気分を味わったことがありませんか?
ストレス解消法にカラオケを挙げる人が多いように、声を出したり、言葉を発したりすることは、気持ちの切り替えにおいてとても重要なことです。
嫌なことがあったという愚痴のような話でも、仲の良い人となら気兼ねなく話ができることでしょう。
もし、愚痴のような話をしたくないというのであれば、普段通りの話でも問題ありません。気持ちの切り替えをするためには、話のテーマよりも、話をするということが重要なのです。
ただ、長々と話すと仕事に支障が出るかもしれませんので、ほどほどにするよう心掛けましょう。
4.心無い言葉を正面から受け止めないこと
不満をぶつけられたり、心ない言葉を言われると、一気に気持ちは沈んでしまいます。
自分でミスをしたのであればやむを得ないかもしれませんが、他の人に対するクレームを聞かされたりすると、「なんで自分がこんなことを言われないといけないのだろう」とより悲しい気持ちが生まれてしまうものです。
ここで重要になるのが、心無い言葉を全て正面から受け止める必要はないということです。
全て受け止めようとすると、ストレスだけが膨らみ、泣きたくなってしまうほど辛い気持ちになってしまうかもしれません。
嫌な言葉は聞かなかったことに、ある程度受け流すようにしてみましょう。
もし、他の人へのクレーム対応をしているのであれば、怒られているのは自分ではなく別の人です。嫌な言葉は自分に向けられた言葉ではありませんので、相手の申し出だけを受け止めるようにしてください。
日常的に気持ちの切り替えができるようになる工夫
嫌なことがあった時だけでなく、普段から気持ちを切り替えやすくなれたらいいですよね。
実は、気持ちの切り替えが苦手な人こそ、日常生活からストレスをため込まないようにすることが大切です。
趣味の時間を取ったり、ウォーキングやヨガなど運動を取り入れたりすると、ストレス解消につながるのでオススメです。
もし時間の確保ができないのであれば、早寝早起きの生活に切り替える、毎日朝ごはんを食べるなど、生活リズムを整えることを心掛けてください。規則正しい生活を送ると、それだけで気持ちの切り替えがしやすくなります。
無理をする必要はありませんので、できることから普段の生活を変えることを心掛けてください。
毎日の積み重ねで、徐々に気持ちの切り替えがしやすくなるでしょう。
まとめ
嫌なことは誰にでも起こります。
社内の人だけでなく、社外の人からも心無い言葉をかけられたり、ミスを連発してしまうこともあるでしょう。
そんな時は精神的にも身体的にも楽になれるよう、気持ちを切り替えることが大切です。
もし気持ちの切り替えが苦手なのであれば、その場を離れて気持ちを落ち着かせるようにしたり、好きなお菓子を食べて前向きな気持ちにするなど、簡単にできる気持ちの切り替え方法を試してみてください。ちょっとしたことのように思えますが、意外と気持ちの切り替えになっていることに驚くかもしれません。
また、生活リズムを正したり、運動をするなど、ストレスをため込まない工夫も大切です。
うまく気持ちを切り替えて、嫌なことを乗り越えていきましょう。