お世話になっている上司のお誕生日や昇進祝い、または送別の品など「プレゼント」を選ぶのは本当に難しいものですよね。「喜んで欲しい」という気持ちが強いほど、何を選べば良いかがわからないものです。「何が欲しいのかな?」と考えてみても、年齢や性別が違えば予想することも簡単ではないでしょう。
今回はそんな「上司へのプレゼント」についてのお話です。プレゼントを決められない「失敗したくない」というその気持ち、もしかしたらその気持ちから見直した方が良いのかもしれませんよ?
もくじ
上司へのプレゼント「何にするか」と考えると決まらない!「何を伝えるか」と考える
上司に限ったことではありませんが、プレゼントは「相手のために」するものですよね。もちろん「相手のためにするということをする、自分の気持ちのため」という根底の思いもあります。
でも、プレゼントは所詮「品物」です。こちらの気持ちを表す「しるし」のようなものではないでしょうか?品物が何であったとしても、そこにプレゼントを贈った人の気持ちが感じられれば「自分のことを考えて選んでくれた」ということ自体を喜べるものです。
つまり大事なことは「その品物を通して、何を伝えたいか?」ということではないでしょうか。感謝の気持ちを伝えたいのであれば、その感謝の気持ちから一歩前に進んだ思いを品物に託してみると良いでしょう。
「○○の気持ちを伝えたい!」そう思った時に選ぶプレゼント3つのヒントとは?
では、実際に上司へのプレゼントを選ぶ時、どんな風に「一歩踏み出す」のか?ということを例と一緒にみてみましょう。
「いままでありがとうございました、感謝しています、だから○○して欲しいんです」「おめでとうございます、こんな時だから○○を知って欲しいんです」というところまで考えることができれば、プレゼント選びは一気に進み出すかもしれませんよ?「○○」の部分に、あなたは何を入れますか?そこに入る気持ちこそが、あなたの上司に対しての思いなのではありませんか?
「自分のことも大切にしてほしい」上司の愛用品を新調するプレゼント
いつも自分たちのために頑張ってくれている上司には「自分自身のことも大切にして欲しい」と思いませんか?いつも部下や人のことばかり気にかけている上司は、自分のことに手が回っていないこともあります。
そこで、上司の愛用品をプレゼントして、この機会に新調してもらうのはどうでしょうか?たとえば、キーケースや小銭入れなど、少々くたびれていても新調の機会を見失いやすいものです。人目に触れないものほど、新調のタイミングは難しいものですよね。
同じブランドのものや、似たテイストのものなどを選ぶと喜ばれますよ。「こんなところまで見ていてくれたんだ」と感激してくれるかもしれませんね。上司のことを良く見ている部下だからこそできるプレゼントと言って良いでしょう。
「慕われていることを伝えたい」みんなが知っている好きなものをプレゼント
上司はある意味孤独と言います。部下を守るために、一人で戦うような毎日です。そんな上司には、プレゼントを通して「みんなこんなにあなたのことを慕っていますよ」という気持ちを伝えるのも良いのではないでしょうか?
たとえば、上司が好きなお店のディナーチケットや、いつか飲みたいと言っていた幻の銘酒などはどうでしょう?好きなドラマのDVDセットなども良いですね。上司とのちょっとした世間話を思い出してみると「あ!」と思い当たるものが出てくるかもしれませんね。
自分が話したことを忘れてしまっているようなことでも、部下がそれを覚えてくれていたらうれしいものです。「前に言っていましたよね?」と一言添えて渡すとさらに喜んでくれるかもしれませんよ。
「新しい発見にわくわくしてほしい」自分では買わないものをプレゼント
毎日、仕事に追われている上司なら、プレゼントをきっかけに新しい発見ができるようなものも良いでしょう。「今、こんなのが流行っているんですよ、やってみてください」という気持ちで渡せば、上司の新しい趣味がひとつ増えることもあるかもしれません。
たとえば、男性の上司なら男性用スパのチケットや、女性ならスポーツの観戦チケットなど、自分では買わないようなものがおすすめです。または、肌触りの良い高級バスタオルやアロマセットなど、いつも何となく過ごしている自宅での時間を豊かにするようなものも良いですね。「これがあるだけでこんなに心地よく過ごせるのか」と知ってもらうこともできますよ。
上司は収入が増えても、その分お金が出て行く用事が多いものです。意外と持っていないものはあるものですよ。
上司へのプレゼントのタブー!ポイントは「下」「肌」「締める」を避けること
上司へのプレゼントを選ぶ時に、いちばん気を使うのは「失礼にならないものか?」ということではないでしょうか?確かに目上の人への贈り物にはいくつかタブーがあります。
まずは「下半身に着けるもの」です。靴下や靴などは失礼になりますので避けるようにしましょう。マットやスリッパなどの踏みつけるものもNGです。次は「直接肌に着けるもの」です。肌着や下着は贈りません。最後は「締め付けるもの」です。ネクタイやベルトなど、身体のどこかを締めるものも失礼になりますので注意が必要ですね。
他にも「万年筆」「バッグ」「時計」などは年配の上司には失礼です。これらは「まだまだ働け」という意味を持っているからと言われています。しかし、まだ働き盛りの上司であれば、必ずしも失礼になるということはなく、既に持っているものの新調などを理由にプレゼントすることはOKです。
まとめ
「人に喜んでもらう」というのは難しいですよね。こちらは良かれと思って贈ったものでも、相手にとっては迷惑なこともあるかもしれません。でもこれは「たぶんこういう物がいいんだろう」と何となく選んだ時に多いことのようです。
上司への気持ちを形にするためには、まず自分自身が上司に対してどんな想いを持っているのかをじっくり確かめてみるのが良いかもしれません。いつも何となく感じている「ありがたい」という気持ちをどんな形にするのか、どんな形にすれば伝わるのか、と考えてみる時間は、普段あまり無いのではないでしょうか?
「これ!」というプレゼントが選べると、贈る方もとても幸せな気持ちになります。上司の顔を想像しながら最適なプレゼントを探してみましょう。