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思考を変えると人生も変わる! 「繰り返し」で誰でも変化可能に

思考がネガティブだと、常に周囲の視線が気になって、申し訳ないような気持ちが続いてしまいますよね。

これが毎日では、やはり気も滅入りますし、常に、何か指摘を受けるのではないか?というように、おびえて過ごすことになります。

思考は、その人に深く根付いた習慣ですが、変えていくことはできます。この記事では、思考を変えて、生きやすい性格になりたいと思う方のために、誰でもできる簡単なテクニックをお伝えしていきます。心の平和を得るためのハウトゥーとなっています。

もくじ

思考は変えられる!その前に知っておきたいメカニズムって?

ネガティブな思考を持っていると、どんな状況であっても、悪いことに結び付けてしまっていると思います。

どんどん悪い方に考えるので、一番心休まるのが「悪いことが起こらなかった時」になってしまっているかもしれませんね。これは、純粋に心から楽しめることがあるはずなのに、目を向けられなくなっている状況です。

そして時に、生きていること自体に罪悪感を覚える場合もあると思います。

しかし、そのマイナスな思考は変えることができます。本当に変えられるということを理解したうえで実践されるのが効果的ですので、思考のメカニズムを解説しておきます。

思考は長年蓄積された癖でしかない 癖は変えられる

「思考」は、物事の捉え方のことを指して使います。思考は、長年蓄積された考え方の癖です。

ポジティブな人はポジティブな方向に、ネガティブな人はネガティブな方向に、物事の解釈をする思考回路ができているのです。これは、長年の習慣の積み重ねで、回路が形作られていきます。

思考を変えるというのは、この思考回路の型を変えることですので、とても大変なことです。現実でも、川の流れる向きを変えるのは、大掛かりな工事になりますよね。とめどなく流れてくる水を前に、新しい水の道を作るのです。

でも、頑張ればできないこともないことですよね。これと同じように、思考も、切り替えが可能です。もちろん最初はエネルギーは使いますが、習慣の積み重ねで、また新しい思考回路を作っていくことができるのです。

先天性のポジティブ思考と後天性のポジティブ思考に違いなし

ネガティブな人は、ポジティブな人を見ると、まぶしさを覚えるのではないでしょうか。

そして「ああなれたら、幸せだろうなあ」と思い、同時に「私には無理だ」というように、自己否定の言葉がセットで使われることが多いのが、悩ましいところです。

それで結局、思考を変えられないまま生活して、また似たり寄ったりの悩みを抱え続けるパターンを繰り返してしまうのです。

ここで安心していただきたいのですが、もともとポジティブな人もいますが、努力してポジティブな思考になれた人だっているんです。「柄じゃない」とか「自分には無理だ」とか言う言葉で、思考を変えることを諦めてはいけません。

もともとの気質か、頑張ってなったのか。ポジティブな思考を持っていることには違いがありません。

大事なのはその人が経験からどんな意味を見出すか

思考は人格そのものです。そして、そういった考え方というのは、色々な要因が重なって形成されていきます。例えば育ちが分かりやすいですね。

また、周囲をどんな人間で固めるかによっても、考え方は大いに変化すると思います。

しかしここで、「自分はネガティブ思考を植え付けられて育ったから、もう変わることはできない」といように、諦めてはいけません。環境は、確かに大きな要因にはなります。しかし、思考が決められる決定打にはなりえません。

そんな状況下では、経験や環境に、どんな意味を見出すかで、その人の思考が決まります。

どんなにネガティブ思考が育まれやすい環境であっても、自分の気持ちがポジティブであれば、影響を遮断することも可能になります。

ポジティブ思考を習慣に! 無意識にできるまで浸透させるには?

思考は、長年の蓄積でそうなってしまっているだけで、ポジティブな方向に変化させることができます。

でも、やはり習慣になってしまっているわけですから、一筋縄ではいきません。無意識にポジティブに考えられるくらい、プラスの思考を定着させるには、やり方がありますの。

ただ、簡単なことですから、ぜひ今日からはじめてみましょう。習慣こそ、成長の土台になります。

無意識にできるまで浸透したポジティブな思考は、今までのネガティブ思考とは想像もつかないほどの新しい世界を見せてくれますよ。

目の前で起きたことをポジティブな出来事に変換していこう

まず思考を変えるには、自分の目の前で起こったことを、ポジティブな出来事に変換していくところから始めます。これは、どんなことでも大丈夫です。

例えば、仕事でミスをしたとしましょう。今までのネガティブ思考では、おそらく自分の能力の低さを責め、周囲への申し訳なさで心がいっぱいになっていたのではないでしょうか。でも、どうにかして、ポジティブな思考に切り替えるのです。

思考が上向きの人だと、ミスはしてしまったけど、今気づけて良かった!これからは同じミスをしないで済む!このミスがあったから成長できた!というように、起こった出来事は偶然ではなく、自分のために必然的に起こってくれた、という考え方をします。

上級者になると、自分もミスでほかの人も気を付けるようになるから会社に貢献できた、という考えにまで到達してしまいます。

起こった出来事は同じなのに、考え方1つで、ここまで差が生まれるってすごいですよね。心の状況は全く違い、明らかにポジティブ思考の方が生きやすそうだということに気づきます。

最初は違和感! 無理やりのこじつけで良いので続けること

仕事のミスのような、トラブル系の出来事じゃなくても大丈夫です。例えば、「道を間違えた」という状況にも、ポジティブ思考は発揮できます。

新しい道を知れた!時間には間に合ったから良かった!というように、変換していきます。

ただ、最初は違和感を覚えると思います。こじつけでは?無意味では?というように、なんだかむずがゆい状況になるかもしれません。これまでの癖を切り替えている途中ですから、そうなるのも無理はありません。

しかし、やはり続けていってみましょう。を続けることで、意識しなくても、ポジティブ思考をできるようになってきます。これが思考を変えるためにできる、単純ながらも、最も効果的な方法になります。

意識せずにできるようになったら、もうポジティブ思考の持ち主に

この習慣を続けると、どんなことでもポジティブに変化できるようになります。例えば天気、食事、服装など、全てが自分の糧になっている、という思考に切り替わっています。

繰り返すと、「ポジティブにとらえると・・・」というように、いったん状況を受け止めてポジティブな面を探しに行くという、最初の段階を踏まなくても変換できているようになってきます。

ポジティブ思考へ切り替えている途中は、おそらく違和感との連続だと思いますが、これは脳が拒否反応を示している証拠です。脳は変化を恐れるという特徴がありますので、最初はこうなるのが普通です。

意識せずにできるようになっていたら、もう習慣化された証拠。これで、思考を変えることができた、とまで言い切ることができます。

マイナス思考が顔を覗かせた時の魔法の言葉「でも大丈夫!」

しかし、時にはマイナスでネガティブな思考が顔を覗かせることもあります。

誰だって、落ち込むことがあるものです。ただ、そこで落ち込んでしまうと、またネガティブな思考のドツボにはまってしまいますから、何とかしてストップさせたいですよね。

そこで使ってもらいたい魔法の言葉が「(ネガティブな言葉)…でも大丈夫!」というように、挽回するという方法です。

悩みというのは、本人が深刻にとらえ過ぎているだけで、周りの人はそこまで気にしていないものです。でも、一度気持ちが落ちそうになってしまった時は、大丈夫!と言って、挽回してください。

周りに迷惑をかけた出来事であっても、その出来事にどんな意味を感じ、どう修正するのかというところに、その人の本質が現れます。

でも大丈夫!と言い聞かせることで、ポジティブ思考を発動させ、次の行動への原動力にすることができます。

まとめ

物事のポジティブな捉え方の積み重ねで、思考を変えることができます。思考が上向きになると、きっと見える世界も変わってくることでしょう。

今までのネガティブ思考では、見るもの全てが苦痛につながっていたと思うのですが、プラスに考える習慣がつけば、ストレスは大幅に減り、更には行動と表情にも変化が出てくるんです。

ネガティブだと自分の価値を低く見てしまいますが、そうすると周囲からも低く見られる傾向があります。

しかしポジティブ思考に変わると、自分の価値に気づき始め、周りの反応も変わってくるものです。人は、自分を映す鏡だと思って、変わっていく自分と周りを楽しみに、習慣化を頑張りましょう。

根底に「どうせ、自分の思考は変わらない」という想いがあると、変化スピードが遅くなりますから、やはり本気で取り組まれることが一番です。

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