子供の頃は遊ぶことも仕事の1つでした。しかし、社会人になってからはどうですか?
仕事や家庭に追われて、遊ぶことをすっかり忘れてしまっていませんか?
遊ぶということは、ともすれば社会人にとっては悪いことのように揶揄されることもありますが、決してそんなことはありません。上手に遊びを生活の中に取り入れることができるかどうかは、デキる社会人かどうかとイコールです。
自分に合った遊びを見つけて、深みのある大人、デキる社会人を目指しましょう。人気が高い休日の過ごし方をご紹介します。
もくじ
社会人だからこそ、ガッツリ遊びませんか?
子供の頃の遊びと、社会人になってからの遊びでは決定的に違うことが3つあります。
まずは金銭的な自由です。子供の頃は遊びたくてもお金がありませんから、そのことが制約となってやりたい事がなかなかできません。
しかし、社会人になってからの遊びは、この制約が軽くなります。自分の生活を脅かすことや、借金などをしない範囲であれば、存分にお金を使うことができます。
次は時間の制約です。
これも金銭的な自由と同様です。子供の頃は学校から帰ってきてからの限られた時間内でしか遊べず、夜遊びもなかなか容認されませんでした。
社会人となり、自分の行動に責任を持つことと引換に、時間の自由を手に入れたあなたは、仕事や生活に支障をきたさない範囲で自由に遊ぶことができます。
逆に社会人になったことで自由な時間が少なくなったと言う方もいらっしゃるでしょうが、それは働き方を変えることで解消されます。
最後は行動範囲の拡大です。
あなたは社会人になり、子供の頃に比べて金銭的、時間的な制約がかなり軽くなりました。車を運転することも、新幹線に乗ることも、飛行機で海外に出ていくことも容易です。行動範囲が広がることで、チャレンジできる遊びの種類も飛躍的に増やすことができます。
この3つの要素から分かるように、社会人だからこそ子供の頃に比べてガッツリと遊ぶことができます。せっかく遊ぶための環境が整っているのですから、これを有効に活用しないことは損でしかありません。
以下に社会人の遊びをいくつかタイプ別に例として挙げていますので、よければ参考にしてみてください。また、スポーツとして認識されるものもありますが、それはどの様に取り組むかで変わってきますので、今回はあくまでも遊びと称しています。
アウトドア派な社会人のあなたにオススメの遊びはコチラ
- 釣り
海好きでアウトドア派の方にどんな遊びを紹介するか?と考えた時に、一番に思い浮かぶのはやはり釣りです。
釣る魚の種類に合わせてエサや場所を考えたり、魚ごとの特徴に応じた合わせをしたりと、手軽に始められてシンプルなのに奥が深い遊びです。
初心者は釣り堀から始めてみると良いでしょう。
エサも道具も用意する必要がなく、手軽に釣りの醍醐味の一部を味わうことができます。
釣り堀によっては、釣った魚を持ち帰れますし、隣接しているお店で調理してもらって新鮮な魚をその場で食べることもできます。
ここから始めてみて、面白いと感じれば次は磯釣り、さらに興味が沸くようであれば舟釣りなどもしてみましょう。より楽しさと経験が深まります。
- シュノーケリング
非常に手軽に始められる遊びです。専用のマスクとフィンをつけて、普通の水泳よりも長時間、体力の消耗を抑えながら海中を観察して楽しみます。
老若男女を特に問わず誰でもできますし、国内でもそれなりの数のスポットがあります。
- スキューバダイビング
シュノーケリングは海中を覗く遊びでしたが、こちらは海中に潜ることでより臨場感のある海中散策ができます。
専用のジャケットやマスク、酸素ボンベなどの装備の準備、何よりライセンスが必要なため、始めるためのハードルは少々高めです。
ただし、これはあくまでも個人で行う場合の話です。専門のガイドさんと一緒であれば、これは自分で用意する必要はありませんし、各種機材の使い方や命を守るために必要な知識なども併せて教えてくれますので、安心です。
さらにはツアーなどもありますので、それに参加するのも良いですね。神秘的で刺激的な海中散策を体験してみてはいかがでしょう?
- パラセーリング
モーターボートでパラシュートを引っ張って、海の上を飛ぶ遊びです。離着陸をボートの上で行うため、濡れる場面が比較的少ないのも魅力の1つです。
まず無いことですが、万が一落ちたとしても下が海なので、命の危険も少ないため安心感が高いです。手軽にどこでもできる事ではありませんが、沖縄などの旅行とセットで考えてみるのがベターでしょう。
青く輝く海を眼下に、優雅に空中散歩はいかがですか?
- パドルサーフィン
通常のサーフィンは波がないとできませんし、ウィンドサーフィンだと風が大事です。それぞれ良いところも多くありますが、手軽に始められるかと言うと、環境も含めて少々難しいところもあります。
その点、このパドルサーフィンは浮力のあるボードの上に立ち、自力でパドルを漕いで進む遊びですから、波も風も必要ありません。パドルサーフィンに使われるボードは安定感がと浮力が高いので、初心者でも扱いやすいことも特徴です。
ベースは漕いで進むことが主ですが、特に厳密なルールがあるわけではないので、どの様に使っても問題ありません。最近はこの上でヨガを行うことなども流行っています。
- キャンプ
山や陸地での遊びの代表格と言えば、このキャンプです。
最近ではキャンプ用品の質はかなり高くなり、値段もどんどんお手頃になっています。そのため、これらを利用すればキャンプで外に居ながら、普段とそれほど変わらない生活を送ることもできます。
こうしたキャンプも決して悪いものではありませんが、社会人の遊びとしてはこの形のキャンプではなく、昔ながらの方がオススメです。昔ながらのキャンプとは、日常生活よりも少々不便な生活レベルで行うキャンプのことです。
現代の日本は文明の発達に伴ってどんどん便利になりました。
しかし、それと同時に自然を感じる機会、自分自身も自然の一部であるという感覚を覚えることも少なくなりました。特に都会で社会人をしている人はこれが顕著です。
あえて少し不便な生活を自然の中で送ることで、都会や文明のありがたさを感じることができ、それと同時に自然への畏敬の念も再認識できます。
用品も手軽に手に入りますし、キャンプのできる場所も探せば車で1~2時間圏内で見つけることもできるでしょう。
始めるためのハードルの低さの割には、得られるものが多いのもキャンプの魅力の1つです。
- バーベキュー
青空と緑の大地に挟まれ、心地よい風に吹かれながら食事をする。この情景を思い浮かべるだけで、その楽しさは十分に伝わるでしょう。
確かに外で食事をすることで、食べ物に砂がついたり、鳥に肉を取られたりと予期せぬハプニングに見舞われることもあります。しかし、これもまた後々大切な思い出、笑い話になります。
キャンプと多少似たようなところでもありますが、不便だからこそ得られるものは思う以上に沢山あります。
始めるためのハードルも非常に低く、コミュニケーションの場としても使えるので、社会人の遊びとしてはうってつけです。
- アウトドアスポーツ
社会人になってからスポーツを辞めてしまった人は結構多くいます。
確かに学生時代と同様に行ってしまっては、仕事に支障をきたすレベルの怪我を負ってしまう可能性も少なくありません。その辺りのリスクを考慮して種目は選択する必要があります。
色々なことを加味すると、野球やゴルフなどがオススメです。世の社会人たちの多くがこれらの種目を遊びとして選択していることは、実は合理的な選択によるものなのです。
コミュニケーションツールとしても優秀で、考えて道具を揃えればそれほど費用も掛かりません。行っている人も多いので、始めるハードルはかなり低い部類の遊びと言えます。
- アニマルウォッチング
アニマルウォッチングとは動物を観察する遊びのことです。
代表的なところで言えば、バードウォッチングが有名でしょう。自然の中に身を置き、自然と一体になりながら野生の動物の生態を観察する。
ポイントまで距離があり、長時間歩く必要がある場合もありますが、多くの場合歩行距離は短く、ポイントまでは車で移動するものが大半なので、体力に自信のない人でも気兼ねなく参加することができます。
装備も特別なものは必要ないので、自然の中で動きやすい常識的な服装であれば問題ありません。間違ってもヒールで行ったりはしないでください。
インドア派な社会人のあなたにオススメの遊びはコチラ
- 読書
インドアの遊びの代表格と言えば読書でしょう。社会人である以上、いついかなる場面でどの様な知識が求められるか分かりません。
どんなジャンルの本であっても構いません。この世界に無駄になる知識など存在しませんから、好きなものを好きなだけ読んでください。
大事なことは、あくまでも遊びであるということを忘れないことです。好きな時に好きな量だけ読むようにすることで、読書を苦手と思い込んでいる人も問題なく入り込めます。
- 映画鑑賞
読書と双璧をなす、インドア遊びの代表格です。
読書と比較すると映像である分、とっつきやすく人を選びません。その反面、読書よりも途中でやめにくいため、一度見始めたら可能な限り最後まで見る方が良いという、時間的な制約が掛かります。
- ゲーム
ゲームはインドアの遊びでありながら、ある意味ではどんな遊びよりもワールドワイド、アウトドアな遊びです。本体もソフトも多種多様、非常に多くの種類があります。
家庭用ゲーム機の場合は本体、ソフトを先に購入する必要がありますが、パソコンやスマホゲームであれば、基本的に初期費用が掛からないものが多く、時間の拘束も少ないので、非常に手軽に始めることができます。
良質なゲームは秀逸な小説や映画に勝るとも劣らない魅力を秘めていますし、オンラインでのコミュニュケーションシステムなども考慮すれば、相当に優れたエンターテインメントであり、得るものも非常に多いです。
- ジグソーパズル
1人で黙々と取り組み完成を目指すそのスタイルは、禅や瞑想に通ずるものすら感じさせます。
最近では昔ながらのオーソドックスなパズルに加えて、立体パズルや全てのピースが真っ白なものまで、実にバリエーション豊富です。常に自分のペースで進めることができる点も、オススメの理由です。
最後の1ピースをはめる瞬間、はめた時の達成感はかなりのものです。費用も多く掛かりませんし、場所も取りませんから始めるためのハードルは抜群に低いです。
- モノ作り
ソープカービング、編み物、アクセサリー作り、プラモデル、DIY、さらにはお菓子や燻製作りなどの、モノを作ることも非常にオススメです。
自分で調べて作ることもできますし、最近ではあらゆる事に教室が存在しますから、専門の人に習うこともできます。
モノ作りの最大の利点は、作ったモノが形として残り、自由に使うことができる点にあります。
作っている際は他のことを忘れて集中できますし、教室などに通えばそこで新たな交流も生まれ、仕事やプライベートに新鮮な刺激を与えてくれます。
- 習い事
書道、華道、茶道、英会話などの語学勉強などです。モノ作りと同じ性質でありますが、それと違い形あるモノは残らないことが多いです。
その代わりに、スキルや精神面の向上を期待することができます。綺麗な文字が書ければ冠婚葬祭などの際に一目置かれます。
華道や茶道などの、道を求めるものであれば精神集中や美しい立ち居振る舞いや礼儀作法も身につけることができます。
内面から人間性を磨くことができるのが、この習い事というカテゴリーの遊びです。
- 楽器
通常の楽器であれば、周囲に迷惑をかけないように常に音に対して気を配る必要があります。
しかし、最近では電子楽器が多く登場したおかげで、この問題はかなり軽減し、手軽に始められるようになりました。
様々な楽器がありますが、特にオススメなのは電子ドラムです。ドラムは両手両足を適切に、バラバラに動かす必要があるため、脳の活性化に非常に役立ちます。
リフレッシュと脳の活性化を同時に行える、一石二鳥の遊びです。
- 屋内スポーツ
筋トレが一番オススメです。
筋力は全ての基本であり、これが落ちることは多くの悪影響を体に与えます。筋肉を鍛えると、新陳代謝が上がるのでダイエットにもなりますし、ホルモンバランスも整えられます。
ジムに行ったりすれば、より専門的で適切な運動を行えますし、他人の目があることで継続するモチベーションも保ちやすいというメリットがあります。
各自治体が運営しているジムのような場所であれば、利用料やトレーナー料も非常に安くすむ場合もあるので調べてみると良いです。
他には卓球もオススメです。適度な運動量を確保できますし、生涯運動と言われるように一生涯続けることができるため、非常に息の長いスポーツです。
家の近所でもサークルなどが簡単に見つけられるほど身近ですから、ラケット1本で手軽に始めることができることも大きな魅力です。
- 麻雀
最大の難点はプレイヤーを必要人数集められるかどうか、次いで雀卓や牌の道具を揃える必要があるということです。
雀荘に行っても良いですが、始めての人にはなかなかハードルが高いです。しかし、このハードルをクリアできるならば、麻雀はとてもオススメです。
基本的には深い思考のゲームであり心理戦でもあるので、強い弱いがハッキリと分かれます。
では常に強者が勝てるかと言うとそうではありません。いくつもの流動性のある要因、ようは運の要素が勝負を勝手に盛り上げてくれます。
指先を使い、思考も巡らせるので非常に脳の活性化、リフレッシュに役立ちます。ただし、喫煙しながらでは脳にもっと大きなダメージを与えてしまいますし、賭けは法律違反なので絶対にやめてくださいね。
社会人だからこそ、大人な遊びもしたいあなた
せっかく社会人になったのだから、大人な遊びをしたいと思っている人もいるでしょう。
飲酒、喫煙、ギャンブル、夜の街での刺激的な体験。社会人の遊びと言えば、むしろこっちがメインと感じる人も多いはずです。ただ、実のところこれらは子供向けの遊びと言えます。
脳に与える影響や得られる感情などを考慮すると、非常に稚拙です。飲酒、喫煙、ギャンブルはそれ自体の有用性や楽しさよりも、脳が中毒症状に陥っているがために繰り返しているだけのものです。
辛いことや忘れたいことがあるから飲酒をする。と言う人もいますが、これはただの現実逃避でしかなく、社会人としての問題に対する取り組み方としては間違っています。
喫煙は百害あって一利なし、かつ副流煙で周囲の人にも多大な迷惑をかけてしまいます。どうしてもというならば、シガーバーなどの専門店で嗜むようにしましょう。
酒は百薬の長と言う人もいますが、これはあくまでも適量を守った場合に限ります。また、その適量とは飲酒をする人からすれば、こんなに少ないのかというほどの量です。
社会人だからこその大人な遊びは必要なく、ただの言い訳の材料であることがほとんどです。
夜の街での遊びは、上手く使えればそこでしか得られない情報を仕入れることもできますが、その快楽に脳を焼かれ、飲み込まれる場合がほとんどです。社会人の遊び、社会人には常に自己責任が伴うことを忘れてはいけません。
社会人の遊びだからこそ、イヤなことにあえてチャレンジ
遊びだからこそ、好きなことや気に入ったことだけをしたいと思うのが普通です。しかし、社会人の遊びだからこそ、あえてイヤなことにチャレンジしてみるのも一興です。
人間は大人になればなる程、傷つくことに敏感に、臆病になっていきます。そうして知らず知らずの内に、自分の好きなことや傷つかないことだけを選んでしまい、新しい考えや感性から遠ざかってしまいます。これを無意識下で繰り返してしまっていると、仕事はおろか社会からも取り残されていってしまいます。
そういった事態に陥らないためにも、あえてイヤだと思うことにチャレンジしていくことが重要です。遊びですから、失敗しても誰にも怒られませんし、責任を取る必要もありません。思い切りぶつかってみましょう。
社会人の遊びは得るものを意識すると、より良いものになる
仕事や家庭に追われる中で捻出した貴重な時間を使って遊んでいるのだからこそ、そこから得られるものは少しでも多いに越したことはありません。
その遊びに対して、どのような気持ちや態度で望めばより多くのものを得ることができるのかを考えましょう。
- 新しいコミュニティを作ることに注力すべきなのか
- 没頭してスキルを磨いていくべきなのか
- とにかく楽しんで、ストレス発散に重きを置くべきなのか
これらのことを常に意識しましょう。具体的に意識すればするほど得られるものは多くなっていきますし、どの遊びを選ぶべきか見えてきます。
どんなことでも、どこかで何かに繋がっています。全くの無駄になることはありませんから、社会人の遊びはそこで感じた全てを財産とする意識を持っておくことがとても重要なことです。
デキる社会人になりたければ、遊びも仕事も全力で行うべき
社会人の遊びとは、人生の充実を目指すために行うものです。なんの目的意識も持たず、ただ漫然と誘われるままに行ってしまっては得るものも少なく、時間の浪費にもなってしまいます。
社会人として遊びを選ぶ時は、第一にあなたがなにを求めてその遊びをしようとしているのか。その目的を具体的にして、あなた自身がしっかりとそれを認識することから始まります。
それが明確に認識できていれば、後は小難しいことを考える必要はありません。目的を達成するためには労力と資金を惜しまないようにしましょう。
変なところで手を抜くことや、金銭的にケチをすると、後々それが充実感の邪魔をしてきます。使うべきところでは、一切の出し惜しみをしてはいけません。
デキる社会人とは遊びも仕事も全力で行える、時間とお金の使い方が上手い人のことを言います。あなたも全力で遊びを行い、デキる社会人になってください。