転職

反面教師は十分?転職の怖い失敗例と注意すべき理由4つ

多くの社会人が転職を身近なものに感じつつある現代では、転職の実体験なども色々な方面から聞こえてきます。

テレビのニュースや知人の実体験などを聞いていると、「転職して良かった」、「給料が上がった」、「前よりもやりたい仕事ができるようになった」といった喜びの声が聞こえてくることも多いのではないでしょうか?

しかし、そうした転職に成功する人がいる一方で、転職に失敗している人がいるのも確かです。彼らを反面教師にして学ぶべきことがあるのにも関わらず、です。

今回はそうした転職の失敗例などについてご紹介していきましょう。

もくじ

転職は情報戦!誰にでもミスマッチの可能性はある

転職は情報戦であることを私達は大前提として頭に入れておかなくてはなりません。

冒頭でもお話させていただきましたが、転職においては成功例だけでなく失敗例から学ぶべきことがたくさんあります。その人達の失敗を無駄にしないためにも、そして自分が理想とする転職を実現させるためにも、たくさんの情報を鑑みて実際の転職活動に役立てなくてはなりません。

目には見えませんが、情報を持つ者と持たざる者との間に広がる差には相当なものがあります。

そしてその差は実際に転職した後になって、はじめて目に見えるようになるでしょう。

ひどい場合だと、「前の職場の方が良かった」、「戻れることなら元の職場に戻りたい」という大失敗に繋がります。こうしたミスマッチを防ぐためにも、情報をたくさん集めなくてはなりません。

求人票、転職エージェント、企業研究、企業見学など情報の入手先はたくさんあります。情報を吟味する必要はありますが、「情報の多さは選択肢の多さ」ともいえますから、積極的に役立てていきましょう。

転職の失敗例と注意すべき理由4つとは?

それでは転職における失敗例について具体的にご紹介させていただきます。なお、この失敗例にはそうした結果を招いてしまった理由というものが必ず存在します。

こちらではそうした理由についてもふれていきますので、ぜひご参考ください。失敗例とその理由がわかっていれば、それと同じような行動をとらないように気をつければ良いので、あなたが同じ失敗をする可能性を抑えることができます。

すでにそうした失敗例に倣った行動をしてしまっている場合は、今すぐにでもその行動を改めるようにしましょう。転職活動は途中からでも方向転換をしていくことが可能です。

確認不足!労働条件が聞いていた話と違った

もっともありがちな失敗例が「労働条件が聞いていた話と違った」というものです。

この労働条件には給与や労働時間などが含まれるわけですが、このような失敗を働き始めてから気付く方はかなりいらっしゃいます。

もっとも、「最初は仕事に慣れるまでが大変だから仕方ない」と思い、それを受け入れる方も多いでしょう。

しかし、どれだけ働いても給与や労働時間が変わらず、意図せずして薄給で激務な状況に身を置かれてしまう方も少なくありません。

このような失敗例においては、ハローワーク等で掲載されている求人票の内容を鵜呑みにしてしまったことが失敗の理由として挙げられるでしょう。

求人票に書かれている情報はあくまでも目安ですので、その情報が本当かどうかは自分で企業に問い合わせる必要があります。

また、「研修期間中は給与を減額して支払う」といった旨を小さく書いているケースや、そもそも求人票にはそうしたことを書いていないようなケースもあります。

そうした求人票のトリックに気付かずに面接・採用へと進んでしまうと、後で泣きを見ることになるので注意しましょう。

会社訪問は十分?人間関係・上下関係が厳しい

転職をした結果、給与などに不満はなくとも「人間関係・上下関係に厳しさや苦しさを感じる」方もいらっしゃいます。

給与が多いと私達は物質的にはより豊かな生活を送ることができますし、そもそもそれを目当てに転職を決断したという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、人間関係・上下関係におけるストレスは、給与の満足度ではカバーしきれないほどに辛いものになることもあります。最初は我慢できても、段々と限界に達してしまうでしょう。

転職をする前にそうした人間関係についてうかがい知ることはかなり難しいことです。しかし、「会社訪問」をすることによって100%ではなくともその雰囲気を感じ取ることはできるでしょう。

人間関係が上手くいっていない職場というのは、そこで働く社員とのやり取りや所作に必ず違和感となって現れるものです。

また、会社訪問や面接などで対応をしてくれた社員の人柄や言動、その企業に実際に働いていた知人・友人の意見なども参考にしてみてください。

なお、会社訪問は転職活動においてもごく一般的に行われています。「新卒の就職活動ではないのに…」と、そもそも転職活動における会社訪問の存在を知らない方もいらっしゃるようです。

訪問は各企業の採用担当者ならびに採用ページへ問い合わせたり、転職エージェントを通したりすることで申し込むことができます。企業研究にも役立てることができますので、ぜひご検討ください。

伝達不足!自分のやりたいことが全然できない

「転職したけれど、自分のやりたいことが全然できない」と悩む方も多く見受けられます。この「やりたいこと」には、自分が培ってきた経験やスキルを活かせる業務が該当します。

このやりたいことを実現するために転職したケースだと、多額の給与を受け取れたとしても、あるいは人間関係がいくら良好だとしても、心のなかでどこか満たされないまま働かなくてはなりません。

当然、そのようなスタンスで働いても仕事は長続きせず、苦しいだけでしょう。

しかし、こうした失敗は採用した企業側だけの責任とは言い切れません。

転職活動の際にあなたが自分のやりたいことをイメージしきれていなかったことや、イメージできていたとしてもその考えを企業側に伝えられていなかったということも考えられるでしょう。

特に面接における対話の重要性は顕著です。企業側はあなたを採用するかどうかの判断するためだけに面接をしているのではありません。

「この人は弊社にきて何をしたいのか」、「どのような部署に配置すればスキルを発揮してくれそうか」など、採用後のイメージをふくらませるためにも面接を行っているのです。

面接での会話で自分をアピールすることは、ゆくゆくは自分のためになることを忘れてはいけません。

スキル不足!仕事が覚えられなくて職場に居づらい

スキルが活かせないと悩む人がいる一方で、「スキルがないせいで仕事についていけない」、「仕事が覚えられなくて職場に居づらい」という失敗をする方もいます。

転職者を採用する企業によっては即戦力を求めているケースも多く、こうした状況が続くと居づらさを感じるだけでなく、後々の人事評価にも影響を与えることになるでしょう。

昇給・昇進の可能性を見越して転職した方にとってこれは大問題です。

こうした失敗をしてしまう理由には、自分を過度に大きく見せてしまったというケースが考えられるでしょう。

もっとも、転職における企業側の採用活動はそうした人材をとるほど煩雑なものではありません。

しかし、ベンチャー企業などでは個人のスキルだけでなく、その人材の人柄・コミュニケーション能力などを加味して採用するケースも少なくありません。

面接が得意な人はこうしたベンチャー企業の需要に合致することが多いです。

しかし、最初の印象は良くても後々になってスキルが伴っていないことが露見すると、高かった評価は次第に落ちていきます。

企業側は採用活動を誤ったと感じ、労働者の側も転職を失敗したと思うようになってしまうでしょう。

焦りは禁物、失敗してもやり直しは絶対に可能!

今回ご紹介したように転職における失敗例は数多く存在しています。そしてその理由やきっかけもたくさんあり、どれも注意しなくてはいけません。

転職活動の際には「早く転職先を決めなければ生活できない」、「無職のままでは世間体に問題が…」と焦る方も多いのではないでしょうか?

しかし、そこで焦ってしまえば簡単にミスマッチになってしまい、後悔することになります。できることなら最初から失敗しないような行動を心掛けなければいけません。

ただ、転職に失敗したとしてもやり直しは十分に可能です。その失敗を次に活かして、もっと良い転職先を見つけることもできるでしょう。

すぐに再挑戦することは肉体的にも精神的にも厳しいかもしれませんが、一呼吸おいて以前の転職活動を反省してみることから始めてみてはいかがでしょうか?

まとめ

転職においては「労働条件が聞いていた話と違った」、「転職先の人間関係・上下関係に厳しさを感じた」、「自分のやりたいことができない」、「スキル不足で職場に居づらい」といった失敗をする方が多くいらっしゃいます。

いずれも転職先における働きにくさや多大なストレスを招くものであり、できることなら避けなくてはならない失敗といえるでしょう。

おすすめしたい対策としては、「情報収集を徹底する」、「自分の考えを企業側に伝えること」などが挙げられます。

転職を失敗してしまうと、その職場で働くことも再び転職活動をすることへの意欲も削がれるような大きなストレスを味わうことになるかもしれません。

しかし、仮に失敗してしまったとしてもやり直しは可能です。他の人達の失敗例や前回の自分を反面教師として活かしながら、より良い転職を実現するために、再度挑戦してみてください。

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