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第二新卒で転職がしたい!退職理由の考え方と企業が見るポイントは?

近年転職市場において、“第二新卒”というワードが注目されています。採用をする企業からは「最低限のビジネスマナーを身につけながらも今後の成長に期待できる人材」と見られるケースが多く、企業も積極的に採用する傾向にあります。ですので第二新卒に該当するあなたは、この武器を活かしながら転職を成功させるようにしましょう。

転職活動において、面接や職務経歴書などで“前職を退職した理由”を聞かれることは必須です。第二新卒とは武器になる一方で、退職理由の伝え方を間違えると企業からネガティブに捉えられる側面もあります。そこで今回は、「第二新卒で転職を希望する人における退職理由の考え方やポイント」について紹介していきます。

まず自己分析!第二新卒の退職理由で大切なこととは?

転職において、新卒で入社した会社を3年以内に退職している“第二新卒”は武器になります。この武器をうまく活かして転職活動をスムーズに進めていくことを意識しましょう。

面接や書類選考などで確実に聞かれることになる“前職の退職理由”。伝え方を間違えてしまうと、企業からネガティブなイメージを持たれる可能性も考えられますので注意が必要です。

では、第二新卒の転職希望者が持つべき「退職理由の考え方」を紹介していきます。大前提としてこの考え方を知り、正しく退職理由を伝えられるようにしましょう。

自己分析が大切!正直な退職理由を把握する

まず大切なのが、「自分はなぜ退職したのか?」という大前提を正しく把握すること。できる限り正直に、何が原因であなたが退職・転職を試みたのかということを知るところから始めましょう。

大前提として、面接や書類選考において“嘘”をつくことは絶対にいけません。自分自身が感じている“退職理由”を正しく把握しなければ、結果的に嘘をついてしまうことになりますし、転職先の会社でも同じ不満や不安を抱えてしまうことになりかねません。

とはいえ、この退職理由を「ありのまま正直に伝える必要はない」ということも覚えておきましょう。退職理由において大切なのは「どう伝えるか?」ということです。もちろん嘘はいけませんが、できる限り良い印象を持ってもらえるような“伝え方”を工夫していきましょう。

退職理由で大切なのは「志望動機との結びつき」

あなたには何かしらの“理由”があって会社を退職し、次の会社への転職を試みていることでしょう。つまりは、何かしらの問題を“改善”したくて転職を決意しているはずです。ですので、退職理由と“志望動機”は結びついたものでなければいけません。

例えば、退職理由が「自分が成長できない環境だから」ならば、志望動機は「この会社で成長したいから」になるでしょう。このふたつがうまく結びついていないと、企業から見て「なぜ退職したのか?」「なぜうちの会社を志望したのか?」と違和感を持ってしまいます。

もし退職理由がネガティブな場合はできる限りポジティブな理由に変換して、それをうまく志望動機につなげることが大切です。例えば退職理由が“職場の人間関係”であったら、「前の職場では社員同士の人間関係が良くなかった、だからこの会社では社員とコミュニケーションを密に取りながら仕事ができると思って志望した」となるでしょう。

企業はココを見ている!退職理由のポイントとは?

転職を希望する人にとって、“退職理由”というのは転職活動における重要な要素のひとつです。特に第二新卒の方にとっては、伝え方を間違えてしまうと「この人は前の会社と合わなかったから数年で仕事を辞めた」と見られかねません。

ですので“退職理由”を聞く企業が「企業はどんな部分を見ているのか?」ということを理解しつつ、退職理由の伝え方を工夫していく必要があります。では企業は、退職理由についてどのような部分を見ているのでしょうか?

ここでは「退職理由を聞く企業が見ているポイント」を紹介していきます。採用する企業の目線を理解したうえで、印象の良い“伝え方”を工夫していきましょう。

嘘をつかない!プロ相手では見抜かれる可能性が高い

大前提として、面接や書類において“嘘”は絶対にいけません。特に実績のない若い方々は、企業に良い印象を持ってもらおうと嘘をついてしまう人がいます。しかし面接や書類などの選考は、あくまで「なぜ転職をしてこの会社を志望したのか?」「この会社で何の役に立つのか?」を伝える場なのです。

それにあなたの書類選考や面接を担当する人というのは選考のプロであるケースも多く、すぐに嘘はバレてしまうでしょう。嘘がバレてしまえば“不採用”となることはもちろん、次の選考にすら進めないでしょう。

仮に嘘がバレずに採用されて入社してもいずれボロが出るでしょうし、入社後の“ミスマッチ”が出るリスクが上がるだけです。最悪の場合“内定の取り消し”の可能性もありますし、すべての点において「嘘はつかない」ということを徹底するようにしましょう。

退職理由は「この会社で改善されるか?」が大切

転職活動において、ほとんどの書類や面接で聞かれる“退職理由”。ほとんどの面接官が聞くのには「この会社でその不満は改善されるか?」という意図があります。つまり「この会社でも同じ不満を理由に退職してしまわないか?」という最悪の場合を想定した質問なのです。

例えば、退職理由が「残業が多くてプライベートとのバランスが取れなかったから」だった場合、転職先の会社も残業が多い会社であれば、企業側も「うちの会社では続かないだろう」と感じるはずです。そうなれば採用される可能性は低いでしょうし、採用されたところで長く続かなくなってしまいます。

第二新卒は武器となる一方で、人によっては「すぐ仕事を辞める人」と捉える方も少なくはありません。ですので「前の会社では〇〇が原因で退職した、この会社では〇〇が改善できると思って志望した」とポジティブな志望動機にまでつなげられるようにしましょう。

退職理由はポジティブか?第二新卒は警戒される

繰り返しになりますが、転職市場において第二新卒は武器となる一方で「すぐに仕事を辞める人」と捉えられるケースも少なくありません。ですので「退職理由はポジティブなものか?」と気にする企業が多いと言えます。

もしネガティブな退職理由であった場合、企業からしても「この人は採用してもすぐ辞めるかも」と感じてしまうでしょう。採用活動というのは会社にとってもコストをかけた活動ですし、できることならば長く会社に貢献できる人材を採用したいと考えています。

もちろん、すべての人がポジティブな理由で転職をしているわけではありません。しかし、できる限りポジティブに捉えられるような伝え方をするようにしましょう。最低限、前の会社の“悪口”と捉えられるような伝え方をしてはいけません。

退職理由に対して向き合い改善する意識があるか

退職理由というのは人それぞれで、自分側に責任があったり会社側に責任があったりするはずです。しかし覚えておきたいのが、どのような退職理由でも「100%会社や環境に責任がある」というケースは少ないということ。ほとんどのケースではどちら側にも原因があり、それが退職につながっているのです。

ですので企業は、転職希望者に対して退職理由を聞くとともに「退職する理由となった原因を改善する意欲があるのか?」という点を見ています。もし退職理由に対して「今後自分は〇〇を改善したい」という意識を見せなければ、「この人は責任を相手に押し付ける人だ」と企業から判断されかねません。

もちろん「会社側に大きな原因があった」「周囲の社員たちに不満があった」という方もいるでしょう。しかし転職の面接時には、「退職理由は〇〇だが、自分にも責任があったので改善したい」というスタンスで臨むことが大切です。

退職理由とともに“志望動機”が前向きなものか

先ほどお伝えした通り、退職理由と志望動機は結びついたものでなければいけません。「〇〇が原因で退職をした、この会社では〇〇を改善できると感じて志望した」と退職理由と志望動機をつなげられるようにしましょう。

そして、この退職理由と志望動機は“ポジティブ”なものでなければいけません。企業があなたに退職理由を聞くのには「この会社ではやっていけるのか?」「ちゃんとした動機があっての転職か?」などの意図が必ずあります。そのうえで企業は、あなたの熱意がある志望動機を求めているのです。

特に対面での面接では、その“熱意がある志望動機”は確実に企業に伝わります。前向きかつ熱意のある退職理由と志望動機を伝えることで、「この人はうちの会社に貢献できる」と企業に感じてもらえるようにしましょう。

どう評価される?第二新卒の退職理由で良い例と悪い例

転職の面接や書類選考において企業側は、何かしらの意図を持って退職理由・志望動機を聞いており、それに対してそれぞれの“評価”をしています。その評価次第で「この人を採用するのか?」ということを判断するのです。

もちろん嘘をついては絶対にいけませんが、伝え方次第で企業から良い評価を得られる可能性が高まるのも事実。退職理由を企業に伝える際は、うまく言葉や視点を変えることが必要です。

ここでは、「第二新卒の退職理由における良い例と悪い例」を紹介していきます。自身の退職理由をうまく言葉にしながらスムーズに転職活動を進めていきましょう。

良い例「自身のキャリアを前向きに捉えた理由」

第二新卒の退職理由における良い例とは、「自身のキャリアを前向きに捉えた理由」です。自分自身のキャリアを前向きに考えて転職を試みていると、企業側としてもあなたの転職を前向きに捉えられます。

  • キャリアアップをしたかったから
  • 多くの経験をして知識を得たいから
  • 別の業界に挑戦したかったから
  • なりたい自分のため
  • 自分の能力を活かせる仕事がしたいから

などが、“キャリアを前向きに捉えた理由”として挙げられます。このような退職理由であると企業側としてもネガティブに捉えることはありませんし、「この人なら将来の成長に期待できる」と感じるはずです。

もちろん、すべての人がこのような前向きな理由には当てはまらないでしょう。ですので実際の退職理由をうまくポジティブに変換しつつ、書類や面接にて伝えることが大切です。

悪い例「前の会社で起きたネガティブなことが原因」

第二新卒の退職理由における悪い例とは、「前の会社で起きたネガティブなことが原因」である場合です。このような場合は、企業側からしても「うちの会社に入っても何かしらの不満を抱えて辞めてしまうかも」と感じてしまいます。

  • 上司と合わなかったから
  • 給料などの待遇に満足ができなかったから
  • 職場の雰囲気にウンザリした
  • 仕事がつらかったから
  • 残業が多かったから

などの場合、企業側から好印象と捉えられることはないでしょう。このような退職理由はどの会社でも起こりうることで、転職先の企業も「うちの会社でもあり得るんじ…」と不安を感じてしまいます。

この場合は先ほどお伝えした通り、できる限りポジティブな言葉・伝え方に変換するようにしましょう。もちろん嘘はいけませんが、視点をうまく変えながら企業が求める条件と一致させることが大切です。

伝え方に迷ったら“転職エージェント”の利用も考える

転職活動をしていると、必ず聞かれるとも言える“退職理由”。選考前には確実に考えを整理してから、書類や面接に取り組むことが大切です。とはいえ、自分ひとりで悩んでいると答えが出ないときもあるでしょう。その場合、“転職エージェント”の利用を検討してみてはいかがでしょうか?

“転職エージェント”というのは、いわば「転職のプロから転職活動のサポートが無料で受けられるサービス」。求人情報の紹介や面接対策、企業への応募のサポートなどのサービスが受けられます。

もちろん退職理由の伝え方についても「こう伝えたほうが効果的」「この部分は積極的に伝えるべき」などプロがアドバイスをくれるので、「どう伝えればいいのか?」と悩む必要はありません。

転職エージェントは“転職のプロ”で、さまざまな業種の転職を支援してきた実績を持っているサービスが数多く存在します。ですので、もし「初めての転職で退職理由をどう伝えればいいのかわからない」と悩む方は、転職エージェントの利用を検討してみてください。

まとめ

転職市場において“第二新卒”はとても武器になります。第二新卒に該当するあなたは、その武器を最大限に活かして転職活動を進めるべきです。その一方で退職理由や志望動機の伝え方を間違えると、第二新卒が“デメリット”として働く恐れがあることも覚えておきましょう。

退職理由のポイントは、「ポジティブな理由に変換して伝えること」です。企業が見ているポイントを意識しつつ、自身のキャリアを考えた結果での転職であることをアピールして、企業に対して「この人はこれからも成長していく人材」という印象をつけましょう。

もし退職理由の伝え方に悩んでしまう場合は、転職のプロからのサポートが受けられる“転職エージェント”の利用をおすすめします。中には“第二新卒専用”の転職エージェントもありますし、初めての転職をする方にとっては心強い味方となってくれるはずです。

転職では、物事の“伝え方”がとても大切になります。第二新卒ならではの武器を正しく活かし、あなたにとって理想となる転職を実現させるようにしましょう。

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