転職

転職をして年収が上がる人と下がる人の違いとは?

転職をしたからといって、確実に年収が上がるとも限りませんし、下がるとも決まっていません。前職と全く変わらない年収かと言えばそうでもなく、さまざまなケースで変わります。

この点を踏まえて、転職をしたときに、どうすれば年収が上がるのか、年収が下がってしまう原因は何か、上がる人と下がる人の違いな何なのかを見ていきましょう。

もくじ

転職をするときに年収があがる人の特徴

転職をする前よりも、年収を上げたいから転職をするという人も多いですよね。実際に転職をして年収が上がった人の事例を見ていきながら、年収が上がる人の特徴について説明していきますね。

充実した仕事経験を積みスキルが向上した人

長年勤めてきた前の会社で、十分なスキルが身に付いている人は、年収が上がりやすいです。長年、充実した内容の仕事をしてきたことで、さまざまな役立つスキルがあると認められることで、年収アプにつながります。

ただし、1点注意なのは、面接でアピールをするときに、漠然とした「長年働いてきたので、さまざまなスキルがあります」だけだと、本当にスキルが身に付いているのか相手には伝わりません。せっかくの長年の経験が無駄になってしまいます。

きちんと順序立てて、どういう仕事をどのくらいの期間で経験し、どのようなスキルが身に付いたのかを具体的に説明できることが大切です。

職務履歴書に詳しく記載し、わかりにくい部分を口頭で説明していくのがいいでしょう。

仕事経験を十分に積んできたことをわかりやすく、しっかりとアピールしていくようにしてください。

女性だからと冷遇されてきた能力のある女性

昔ながらの体制で働いてきた女性の場合、自分の能力を十分に発揮できずにいる可能性も多いです。そのため、性別に関係なく評価をしてくれる会社へ入った場合、今まで認めてもらえなかったスキルや能力が認められて、大幅に年収アップにつながるケースがあります。

決して、前の職場で冷遇されてきたことは言わずに、どういう能力やスキルがあるのかを詳しく、具体的に説明し、どんな場面で活躍できるのか提案していくのもおすすめです。

リーダーシップ能力を身に付けておくと有利!

同じ職種でも、リーダーシップ能力のある人は、転職先の企業から一目置かれることもあります。例えば医薬品会社でマーケティングの部署にいる人で、与えられた仕事を黙々とこなすだけの人と、先頭に立って意見を発したり、全員をまとめて仕事を円滑に進める能力のある人では、能力に違いがあるということです。

どこの企業でも、管理職と現場で働く人たちの間を取り持ってくれるリーダーシップのある人はありがたい存在で、どんどん積極的に採用したい人材でもあります。

例え違う職種であっても、リーダーシップ能力が優れている人材は重宝されやすいです。今までの職場で十分なリーダーシップ能力を身に付けていれば、転職時に年収アップが期待できます。面接ではどのようにチームをまとめてきたのかの詳細を説明し、リーダーシップ能力が十分にあるということをアピールしてください。

Uターン転職でも年収アップのチャンスあり!

東京や大阪に本社を構える大企業は、各地方で支店や工場を展開しています。静岡県や名古屋、札幌などに工場や支店があり、Uターンでの転職を探している企業も多いです。

とくに富士市は有名な医薬品会社の工場が多く、首都圏で働いてきた有能な人材を欲しています。名古屋や埼玉県など、各地方で巨大な物流センターを持つ大企業も多く、各地方で人材を求めているため、結構良い待遇で働けるチャンスも多いです。

なぜなら、地方だけでは優秀な人材を集められないため、給与アップなどの良い条件を出しても、首都圏で働いている優秀な人材に地方へ来て働いてほしいと考えています。

首都圏では優秀な人材が集まり過ぎていて、給与アップがなかなか望めないという人にとっては、Uターン転職をすることで、年収アップにつながる可能性が大いにあるでしょう。

転職をしても年収がさがる人とは?

今度は年収が下がってしまう人の特徴について見ていきましょう。当然、年収が下がるのは避けたいと考えている人が大半なので、年収が下がってしまう人の特徴を理解し、今後の転職時に気を付けたいポイントとして参考にしてください。

若いうちから何度も転職を繰り返している人

20代の若いうちに、2回以上の転職をしている人は、その後の転職は年収が下がるか、転職自体なかなか決まらないと考えておいてください。働く期間が短い人は、まともなスキルがない人という見方をされ、転職に非常に不利になります。

同じ仕事を9年続けた人と、同じ仕事内容で3社を3年ずつ続けた人では、圧倒的に9年続けた人の方が内容の濃い仕事をしてこられたうえに、十分なスキルも身に付いています。

そのため転職回数が多い人は、仕事の信頼度が低く、まともなスキルが低いために、転職をするたびに年収が下がっていくのです。

さらなるスキルアップのために転職を繰り返す人は、本末転倒なことをしていると考えるべきではないでしょうか。そもそも転職せざる負えない会社を選ぶことが間違いなので、会社選びは慎重に検討すべきです。

年収アップだけにこだわっている人

自分の能力を考えたら、この年収は低すぎると考えて、転職を繰り返す人もいます。企業側の立場になってみるとわかるのですが、いくら口頭で高いスキルや能力があると言っても、良い結果を出し続けない限り信用できません。

働き始めてすぐは、高い報酬が出せないというのは当然のことですよね。働く姿勢を見て、十分な結果を出せているのを確認したあとに、給与アップにつながります。最初から年収アップを望むだけではなく、自分がやりたい仕事で能力が十分に発揮できる会社を選び、努力を重ねていった結果、年収アップにつながれば良いのではないでしょうか。

入社して数年で年収が上がらないからとすぐに転職をするのではなく、十分に自分の能力を出し切ったのか自答自問をしてから、転職を考えましょう。

転職先を安易に決めている人

転職先の会社を探すときに、最も最初に見る項目が給与や休日の待遇面な人が多いのではないでしょうか?残業の有無もチェックするかもしれません。確かに、休日や給与は長く続けるためにも、大切なことです。

ただし、長く働ける会社は本当に給与や休日だけなのでしょうか?給与が多く、休みがたくさんある会社に入れたとしても、自分にとって苦痛に感じる仕事、やる気の出ない職場環境だとすれば、会社に行くこと自体が嫌になっていくものです。

どんな仕事でも大変さや苦労はありますが、好きな仕事か、もしくはやりがいを感じる仕事なら、長く続けられます。

給与や休日などの条件だけではなく、どんな仕事をしている会社なのか、興味が持てそうな職種か、仕事環境はどうなのかというポイントを考慮し、じっくりと探すことが大切です。

年収アップのためにしておくこと

年収を上げるためには何をしておけば良いのか、年収アップの秘訣を解説していきます。転職開始から内定が決定した後まで、いろいろとやっておくことがあるので、それらについて見ていきましょう。

内定後の契約時に待遇面での交渉が不可欠!

内定が決まったということは、企業側としてはぜひ入社してもらいたいという強い意志があります。スキルや能力が認められたということですね。そこでしていただきたいのが、年収アップの提案です。これだけのスキルや能力があるなら、この年収では到底妥協できないと感じたときには、はっきりと年収アップをしてほしいと交渉してみましょう。

そのときには、きちんとスキルや能力の具体的な説明をし、この年収では見合っていないということをアピールしてください。しっかりと納得するまで話し合いをすることがポイントです。

転職活動では転職サイトに登録し協力者を得る

リクルート、マイナビ、DODA、パソナなどの大手転職サイトでは、エージェントサービスを展開しています。企業と転職者の間に立ち、双方の相談役として手厚いフォローをしてくれるサービスです。エージェントの力量にもよりますが、転職者のスキルや能力をアピールする力になってくれるので、年収アップにつながりやすいと好評を得ています。エージェントサービスを利用して、年収アップを狙うのもおすすめです。

自分が持っているスキルや能力を把握しておこう!

最も大切なのは、自分がどのくらいのスキルや能力があるのかを完全に把握しておくということです。そして、そのスキルや能力は、市場ではどの程度の価値があるのかも市場調査しておく必要があります。

プログラマーの場合、「Scala」と「Python」など人気の高いプログラム言語に対応可能だとすれば、どの程度の報酬が見込めるのかを調査しておくということです。

希望年収の下限を決めておく

転職時の募集要項を見ると、年収欄に350万円~580万円など下限から上限が記されている企業を多く見かけます。希望年収の下限を決めておけば、交渉するときも楽になるはずです。年収の低すぎる状態から交渉をするのは難しいので、あらかじめ低すぎる年収の会社を除外しておきましょう。

まとめ

年収アップをするためにも、会社選びは慎重に行うことと、自分にはどんなスキルや能力があるのかということを考えながら、日々の仕事を充実させていくのが大切です。あとは年収が下がらないためにも、無意味な転職の繰り返しは避けるべきです。

転職で年収アップをするために、向上心を持って仕事をしていきましょう

あわせて読みたい!