仕事の商談やプレゼンなど、仕事において大事な場面に直面した時に焦ってしまった経験のある人も多いはず。「落ち着け落ち着け」と思えば思うほど、緊張してしまい空回りを繰り返すなんてことも…
焦るがあまり、ミスを犯してしまい大失敗に繋がるようなこともあるでしょう。「大事な場面で平常心を保てればなぁ」そんなことを思ったことはありませんか?今回は、大事な場面で焦らない対策法をお伝えします。
焦ってしまうことが多い人はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
仕事で焦ってしまうのは思考がぼんやりしてるから
仕事で焦ってしまう根本的な原因は「決めるべきことを決めていないから」なんです。これは「思考がボヤケている」と言い換えることもできるでしょう。何をどうするか決めないまま、大事な場面に直面すれば誰でも焦ってしまいます。
「自分はしっかり準備してるんだけどなぁ」と思っている人でも実際は、重要な決定事項を後回しにしていることが多いです。プレゼンの場に登壇した時に「あれ!?何から話すんだっけ?」なんて経験をした人も多いでしょう。
プレゼンで焦らないようにするには、実際に本番をイメージして何度も反復練習をする必要があります。プレゼン内容を明確にして、本番をより明確にイメージできれば焦りも減らすことができます。
不安を解消!仕事で焦らない7つの方法
モヤッとした思考では、大事な場面で焦ってしまうことをお伝えしました。緊張をゼロにするのは難しいですが、焦りは対策を講じることで改善していくことができます。不透明な行動を繰り返していても問題の解決はできません。
ここからは、不安を解消して大事な場面で焦らないようにするために有効な7つの方法を紹介します。焦っている自分を少しでも改善したい人、ここぞという時に冷静でいたいと思う人は、ぜひ参考にしてみてください。
1.何故焦っているのか論理的思考で考える
焦りの原因は思考が明確になっていないから。焦りの原因を理解できていないため、漠然とした不安にかられてしまうんですね。この問題を解決するには、自分が何に不安を感じているのか冷静に向き合う必要があります。
簡単な方法としては自分と会話をするという方法があります。「今何に悩んでるの?」「次のプレゼンで何を言おうか迷ってる」「プレゼンのメインキーワードになるのは何だろう?」というように質問と回答を繰り返して論理的思考を鍛えていきます。
また、不安をノートに書き出すことも有効な方法の1つです。不安を視覚化することができれば、解決策も見つけやすくなりますよね?ノートに書き出す作業はクリエイティブな思考になりやすいことも分かっています。論理的な思考をするには非常におすすめです。
2.不安を解消するための具体的な行動リストを作る
自分に問いかけてみることや、ノートに不安を書き出す作業を経て明確な道筋が見えてきたら、次に「問題を解決するための具体的な方法」を決めていきましょう。焦らないためには考えるだけでは不十分なので、行動リストを作成していきます。
行動リストはできるだけ細かく、後日見直した時にパッと分かるようなシンプルなリストにします。クリアしやすい小さな行動リストなら大きな壁も少しづつ乗り越えていくことができます。
漠然としたままで終わらせるのではなく「今の自分にできる小さな一歩」を決めて実行していきます。物事は進み出せば意外にも簡単に乗り越えられるものです。まずはどんなに小さくても良いので行動するようにしてみてください。
3.行動リストをスケジュールに落とし込む
行動リストができたら、それを具体的なスケジュールに落とし込んでいきます。「いつ何をするか」を決めておけば、後は実行するだけの状態に持っていくことができます。不安を解消して焦らないようにする方法を1日1つでもこなしていきましょう。
スケジュールには全ての行動が完了する期限日も設けておくと良いです。期限が曖昧だと「明日でいいや…」みたいな思考になりがちです。目的は大事な場面で焦らないこと。そのためには、日々の積み重ねが大切になってきます。
ポイントは、行動リストをガチガチに詰め込まないことです。小さな行動リストは簡単にクリアできるものなので、1日に沢山こなしたくなるでしょう。ですが、行動リストの最大の目的は継続した努力ができること。多くても1日に3個ほどのタスクに留めておきましょう。
4.先のことを考えずに今だけに集中する
ここまで自分の不安を明確にして、問題を解決するための具体的な対策方法をスケジュールに落とし込んできました。ここまでくれば後は行動に集中するだけの状態になっているはずです。ここで後先を考えてはいけません。
焦りは常に漠然としたものなんです。未来を想像してもどうなるか分からないし、過去を振り返っても変えることはできません。コントロールできるのは「今この瞬間」だけということになります。
今やるべきことに全力で集中できる環境を作って、没頭できるようにすることで焦りは大きく解消できます。本番でも「次に言うことを噛んだらどうしよう」なんて想像してたら、本当に噛んでしまったりしますよね?
「今この瞬間に集中する」ということは焦らないために非常に大切なマインドセットです。
5.自分を完璧な人間だと思わない
自分を完璧な人間だと思ってしまうと、少しのミスでも落ち込んでしまうものです。完璧を目指すのはとても良いことですが、完璧でなければいけないと自分に呪文をかけるのはおすすめできません。
全ての人間は完璧ではありません。あなたが憧れる「この人は完璧だなぁ」と思うような人物でも過去に何度も失敗を経験した上での今があるんです。今の自分の技量を数日で完璧な状態まで持っていくことは難しいでしょう。
今の自分を認めてあげることで、今の自分にできることに集中することができます。その時のベストを尽くすことが、周りから見た場合でも評価は高くなるでしょう。無理した背伸びでミスを犯して焦るよりも完璧な人間だと思わない方が幸せを感じられますよ。
6.目の前の不安を客観視するクセをつける
不安は何かをキッカケにゼロになるのではなく、常に自分の中にある感情です。そのため、どんなに準備をしたとしても、横から割り込んでくることもあります。不安が急に割り込んできたら、客観視するクセをつけるのがおすすめです。
何回も言っている通り、不安とは漠然とした思考が原因で「なんとなく感じている」ようなものなんです。不安を感じた時は、自分を俯瞰してみてください。問題の多くは考えても仕方がないことだったり、すぐに解決策が見つけられるようなものでしょう。
どんなことに悩んでいるのか考えるクセをつければ、漠然とした不安と距離をおくことができます。感情的に考えるのではなく論理的な思考をすることができるので、突発的に浮かんだネガティブな感情に強くなることができます。
7.定期的に行動リストをレビューする
「予定は常に変わっていくもの」この考え方を念頭においておくと、急な予定が割り込んできた時もスムーズに対応することができます。スケジュールに落とし込んだ予定を、定期的にレビューすることは焦らない自分を作る上でも非常に有効です。
行動リストに漏れはないか、進み具合はどうか、そもそも削れるものはないかなど、大事な場面に向けてクリアするべきリストを見直してみましょう。定期的な行動リストのレビューは不安の解消にも効果があります。
しっかり考えた行動リストでも「本当にこれで大丈夫なのかな?」という不安が襲ってくることもあります。そんな不安を解消するためにもゴールに対しての現在地と、そこに到達するペース、方法などをレビューすることが大切です。
まとめ
今回は、不安を解消して大事な場面で焦らない方法を紹介しました。多くの人が不安を不安のままで放置しています。「大事な本番で失敗したら…」こんな思考をそのままにしておいたら、焦ってしまうのは当然ですよね。
自分がどんなことに悩んでいるのかを明確にして、その問題を解決するために有効な小さな行動リストを作れば、少なくとも壁を乗り越えるための道筋が見えてくることでしょう。大きな壁も小さな行動を積み重ねることで確実に超えていくことができます。
焦りや不安は常に頭の中にある感情の1つです。そんな感情を追い出そうとするのではなく、そんな感情と上手く付き合うスタンスでいくのがおすすめです。目の前の不安と距離を取って本番に強い人目指しましょう!