ビジネススキル

仕事ができる、できないの違いをご存知ですか?優秀を目指すなら定義を知ろう

よく「あの人はよく仕事ができる。」、「あいつはほんとうに仕事ができないなぁ。」と職場で話題になることはありませんか? しかし、仕事ができる人とできない人とはいったい何が違うのでしょうか?よく、「あの人はもともと頭が良いから…。」と決めつけてしまう人が多いかもしれませんが、実はちょっとしたコツで仕事を手際よく進め、良い結果に結びつけることができます。

仕事ができない人は、仕事ができるやり方さえインストールしてしまえば誰でも仕事できる人になれるのです。今回は周りに仕事ができるといわれている人が実践しているルーティンや思考法を徹底解説します!

そもそも「仕事ができる」とはどういうことなのか?

それでは、そもそも仕事ができる、というのは何ができるということなのかを掘り下げて考えてみましょう。仕事への定義づけが曖昧だと、結局何を意識すればよいかが分からなくなり、結局「あいつは仕事ができない」とレッテルを貼られてしまうことになってしまいます。

仕事ができる人になるための第一歩。それは「仕事」とはなんなのかを考えることです。自分なりに「仕事とは?」と聞かれたら、「○○!」と即答できるように考えてみるのも良いかもしれません。プロフェッショナルに彼らの流儀を尋ねる人気TV番組がありますが、自分が実際に出演しているかのようなイメージで、あなたが今向き合っている仕事について考えてみてくださいね。

まず、仕事と作業は違うということを頭に入れておこう。

最初に、能動的な仕事と受動的な作業は全く違うということを意識する必要があります。これは新社会人の時に上司から口酸っぱく言われることかもしれません。しかし、もしあなたが管理職などの中堅クラスのビジネスパーソンであれば、改めて「仕事とは何か」を問う必要があるでしょう。

社会人として少しずつ毎日の仕事に慣れ、自分の守備範囲のようなものが決まってくると、思考がストップしてただ毎日同じ作業をこなしている…という状態になってしまう危険性があるからです。仕事に主体性がなくなれば、工夫もしなくなり結果的には会社にただ居座っているだけの存在になってしまう…なんてこともありうるのです。

まずは、脳はサボりたがりということを覚えておきましょう。脳は、ほうっておくとできるだけ考えずに済むよう動くものなのです。仕事ができる人間になるためには定期的に自分を振り返ってみて、自分はただルーティンに沿って仕事を片付けてしまっていないかを確認することが大切でしょう。とくに、経験が浅い20代は必死で仕事を覚え、徐々にルーティンをつくっていきますが、一度ルーティンができたからといってもそれで終わりではないのです。仕事の状況は常に変わっていきます。その時々に最善の解決策を検討できる…。その姿勢こそが仕事ができる人間に求められるものなのではないでしょうか。

仕事のできない人は「自分は仕事ができる」と思っている。

仕事のできる人はもともと自分にゆるぎない自信や誇りを持っている人だと思っていませんか?しかし実際のところ、経営者をはじめ仕事で成功している人のインタビューなどを聞いていると、仕事ができる人は「自分は仕事ができなかった。」と語ることが多いです。

逆に仕事ができない人に限って、自分ができない点をあまり自覚していないことがあります。しかし、仕事ができる人は常に自分ができない点を明確にし、それを改善しようと試行錯誤をしています。その積み重ねとして仕事を効率的にこなせるようになっていくのですね。

つまり、仕事ができる人の秘訣は能力ではなく、仕事への姿勢にあるのです。これは締め切りに間に合わない人にも共通していえることです。間に合わない人はいつも自分が「間に合う」と思ってしまっているのです。これはタスクに対して自分の実力を過大評価してしまっているのがなによりの原因なのですね。

例えば、学生時代に「このぐらいのレポートなら締め切りぎりぎりでスタートしても大丈夫だ。」と思っていたら、思ったより作業が進まず、結局締め切り前日まで一夜漬けで作業をする…。こんな経験はありませんでしたか? これも自分の力の見積もりが甘いからこそ起こる問題です。もちろん自分を卑下して、過小評価してしまうのはよくないのですが、まずは自分には何ができて、何ができないかを勇気を出してはっきりさせることが第一ステップです!

自分を客観的に眺めるだけでビジネスパーソンとして今後のキャリアが大きく変わってくることでしょう。これは早めに行えば行うほど軌道修正がしやすくなります。

仕事ができる人に共通する6つの極意とは。

それでは仕事ができる人がふだんから実践していることはいったいなんなのでしょうか?もちろん仕事ができると一口にいっても業種によって求められるスキルは変わってきます。しかし、仕事に対するアティテュード(態度)は業種に関わらず、仕事ができる人なら誰でも実践していることがあるのです。

がっかりするかもしれませんが、仕事の上達に近道はありません。仕事ができる人が実践していることや考え方に触れ、すこしずつ自分を変化させていけるかがポイントとなります。

仕事ができる人の極意1. 成果物の合意をとる。

あたりまえですが、仕事は相手がいるからこそ成り立ちます。そこでいちばん大切なのは自分の相手(クライアント)が何を求めているかを明確にすることです。仕事ができる人は相手が何を求めているかを徹底的に聞き出し明確にします。また、相手が話すことにヒントが隠れていないかを常に探しています。

最初の合意がずれたままで仕事が進行していくと最後には大きなズレが生じ、時間や費用をむだにしてしまうことが何より怖いことを仕事ができる人はよく知っているのですね。仕事ができる人がよく傾聴して、自分よりも相手に話させるのはまさに相手のニーズを把握するためなのです。ユダヤの格言でもある通り、「口が一つ、耳が一つなのは自分が話す倍だけ相手の話を聞く必要があるから」なのですね。

とくに、日本は口約束の習慣が根強く残っており、電話などで重要な依頼を済ませてしまうことが多いです。後から「言った言わない」のトラブルを防ぐためにもできれば成果物の合意は書面などにして、誰もがみられる状態にしておくのがベターです。まずは自分に何が求められているのか、成果物の合意をとり、それを皆が共有できるような形に残しておくことから始めてみてはいかがでしょう?

・仕事ができる人

相手のニーズを把握するために話を聴き、相手がどんな結果を望んでいるかを明確にする。

・仕事ができない人

自分の思い込みで相手の欲しいものをイメージして仕事を進めるため、相手と自分で求める結果の食い違いが起こる。

仕事ができる人の極意2. 状況を把握することに全力を注ぐ。

仕事ができる人というとどんどん自分がタスクをこなしたり、周りに働きかけたりと動き回っている姿をイメージするかもしれませんが、仕事で一番重要なのは「今の状況を把握する」ことに尽きます。自分のやらないといけないことをはっきりさせるだけで仕事の5〜6割は終わったといっても過言ではないでしょう。そうなるといかに、状況の把握が大事な仕事だということがわかりますよね。

とくに仕事では往々にして、たくさんの人が関わってきます。また、往々にして、頭を悩ます障壁が数多くあらわれます。ついつい、そこから目を背けたくなりますが、実はそこに目をやることこそが仕事なのです。

状況が悪くなると現実を見るのが辛くなってきますが、それを放っておくとあとから取り返しのつかない事態になってしまいます。そこから計画が生まれ、現実的な打開策を打てるというわけです。闇雲に動くことは後から面倒な結果を招いてしまいます。

経営者などビジネス界で成功している人はみな、天性の勘のようなものを持っていて、まるで啓示があったかのように突然アイディアを思いつく人ばかりだと思っているかもしれません。でも、彼らのほとんどは普通の人と同じように悩んでいます。いつも状況を把握することに勤めているからこそ、周りがアッと言うようなアイディアが出てくるのです。

・仕事ができる人

自分やチームがどのような状況にいるかを把握し、常に次の一手を考えている。

・仕事ができない人

自分のいる状況が分かっていないため、何をして良いかわからない。そのため有事の際にあたふたしてしまう。

仕事ができる人の極意3. 自分に何ができないかがわかっている。

これは仕事ができない人が自分を過大評価しがちなのとは対照的ですね。仕事ができる人は「自分のフィールドで勝負すること」をしっかりと意識しています。苦手なことは部下に任せたり、思い切ってアウトソーシングに頼ったり…。仕事ができる人は自分が苦手なことに時間を割くことほどもったいないことはない、ということを理解しています。できないことがある=能力が低い、というわけではありません。できないことを潔く認め、周りに頼る。仕事ができる人は例外なく「頼み上手」な人です。

仕事ができる人はなんでもできるスーパーマンではなく、ごく現実的に物事をみているのですね。

・仕事ができる人

自分ができないことをはっきりさせ、自分より得意な人にさっさと依頼をする。

・仕事ができない人

なんでも自分で解決しようとするがために仕事が遅れ、またミスも生まれやすくなる。

仕事ができる人の極意4. 良い意味でこだわりがない。

仕事ができる人は自分の考えというものを簡単に捨て、より良いと思われるものをすぐに取り入れます。これは少々意外かもしれませんが、彼らが決して変えないのは根っこの部分の「信条」です。「哲学」とも言い換えられるかもしれません。仕事ができる人は目的を達成するためにはやり方を変えることをいとわないのです。仕事ができる人が変えない信条や哲学。例としては、下記のようなものが挙げられるでしょう。

  • お客様にとってメリットがあるか
  • 常にWin-Winの関係を築けているか
  • 自社のコンテンツを安売りしない
  • 社会的に利益を生まないことはしない
  • 目先の利益に走らない

上記はあくまで一例ですが、こうした哲学は彼らの中ではけっして揺るぎません。ビジネスをする上でここがあやふやになると周りからの信頼はすぐに失われてしまうからです。仕事をする上で自分が正しいと思う考えに固執するあまり、結果が思わしくないものになるほどバカバカしいことはありません。結果を重視するからこそ、結果につながらない自分の考えはすぐに捨て、良いと思われるやり方を真似るのです。

仕事ができる人は、真似がとても上手い人ともいえるでしょう。かのAppleの創業者スティーブ・ジョブズにはこんなエピソードがあります。彼は何か他の人のアイディアについてひとしきり文句を言った。しかし、数週間後には「素晴らしいアイディアを思いついたんだ」と言って、以前酷評していたアイディアと全く同じことを話し出した。これはいささかいきすぎた例ですが、ジョブズ氏がいかに独りよがりでなく周りにアンテナを張っていたかが分かります。

彼は決してゼロからあのiPhoneを作り出したわけではありません。周りであるたくさんのアイディアの中から良いと思ったものを取り入れていった結果、誰もが思いつかなかった革新的な発明に至ったのです。ビジネスにおいて、真似から始めることは成功するためには不可欠なのですね。やり方というのはあくまで目的地まで行くための乗り物のようなものです。効率的に目的地まで行くことこそが重要なのではないでしょうか。

まず、あなたが一つのやり方に固執して仕事を進めているようであれば、一度「もっと良いやり方を真似できないだろうか」と、疑ってかかってみると大きな発見があるかもしれません。

・仕事ができる人

余計なプライドは捨て、良いものはすぐに取り入れ最善の結果を出す。

・仕事ができない人

自分の考えややり方にこだわりすぎるあまり、仕事の質やスピードが落ち、顧客や上司の満足度を下げる。

仕事ができる人の極意5. 決して「忙しい」と言わない。

仕事ができる人は基本的にメールなどの返信が早い人が多いです。また物事の決定もとても速いです。自分の思考をできるだけクリアにしておくことで、余計なことに悩む時間を極限まで減らしています。仕事ができる人が、自らの失敗を忙しいという「状況」のせいにすることはありません。それよりは自分がしっかりタイムマネージメントをして、余裕を持つことを心がけています。

忙しい人からは人や運、良い話が遠ざかっていきます。また忙しい状況で下す決断には必ずミスが起こってしまいます。なので、仕事ができる人になりたければ、まずは忙しいアピールをやめるのが第一歩です。

では、どうしたら忙しい状況から脱することができるのでしょうか。

世界で一番忙しい職業と思われるアメリカ合衆国元大統領のオバマ氏を例に考えてみましょう。彼は大統領に就任中、実に興味深いルーティンを守っていました。オバマ氏は普段の生活で灰色とブルーのスーツしか着ない、というルールを守っていましたのです。理由はシンプル、「他に決めることがたくさんあるから」とのこと。「少しでも自分が迷うことを減らすことで、もっと重要な問題に頭を使おう。」これがスーツを2色しか着用しない目的だと本人は語っています。

一日に何十もの判断を下さなければいけない大統領という職業。その中で自分の生活をできるだけシンプルにして、頭を疲れさせないようにする工夫が非常に大切だったのですね。もちろん、これは自分の服装なんかに迷ってはいけない!ということではありません。大切なのは優先順位だ、ということです。忙しいという人は「どうでもいいこと」に悩んでいる時間が多いのです。そのために自分が忙しいという錯覚にとらわれてしまいがちです。

今一度、自分の仕事での優先順位を書き出してみてはどうでしょうか? その中で思ったより自分がエネルギーを消費しているあまり重要でないことがあれば、まずはそれで悩むことをやめるのが、余裕ある仕事ができる人になる近道かもしれませんね。

「時間がない。」

「最近、寝ていない。」

こんなアピールをしている人はすぐさまそれをやめる。これだけでも時間の使い方は変わってくるはずです。

・仕事ができる人

やらなければいけないことをシンプルにまとめ、余裕を持つことで、自分が取り組むべき難しい問題に全力を注ぐ。

・仕事ができない人

重要でないことに迷ってしまいそれに労力を費やすあまり「自分は忙しい」という錯覚にとらわれ、ミスを頻発する。

仕事ができる人の極意6. 健康管理を怠らない。

アメリカでは喫煙者は要職につけない、という話があります。喫煙習慣が良い悪いという話はさておき、自分の身体の管理がしっかりできる人材こそが一流のビジネスパーソンだというのは、アメリカをはじめ欧米の先進国では常識となっています。また、シリコンバレーの起業家が著した食事法やマインドフルネス瞑想などが昨今注目を集めていますが、これも自分の身体をいかに健康に保つかがビジネスにおけるパフォーマンスを決めるからです。

食習慣もとても大切です。英語の慣用句で「You are what you eat.」という言葉があります。「あなたはあなたが食べるものでできている」。直訳すると、こんな意味合いになるのですが、これは口にするものに気をつけないとそれは身体や心の健康に大きな影響を及ぼす、という教訓が込められています。

仕事ができる一流の人は自らが一番の資本である、ということを肝に命じています。だからどれだけハードスケジュールだろうが、ジムに足を運び、睡眠時間もしっかりと確保します。もちろん、仕事ができる人すべてがそうだとは限りませんが、長いビジネス人生を充実させるためにも若いうちから自分の健康管理を行なっていくことは非常に重要です。

「健全な心は健全な身体に宿る。」まずは自分の食生活や睡眠習慣などを見直してみてはどうでしょうか?

・仕事ができる人

-自分の身体こそが代替不可能な資本。身体のコンディションを常に整えている

・仕事ができない人

-身体の自己管理ができていないため安定したパフォーマンスが発揮できない。

仕事のできない人はいない。仕事のやり方を知らない人がいる。

いかがでしたでしょうか?ここまで読んでみて、「あぁ、やっぱり自分は仕事ができない人だ。」と、落ち込む必要は決してありません。初めから仕事ができる人などどこにもいないのです。仕事ができる人は「仕事ができるやり方」を早くから取り入れて、実践しているだけなのです。まずは今回紹介した6つの極意を日常に取り込んでみてくださいね。

仕事ができる人には素直な人が多いです。「素直さは最大の知性」とアインシュタインは語っていますが、自分の頭で決め込んでしまうのではなく、まずは素直に自分が受けたアドバイスをそのままやってみる、という素直さこそが仕事ができる人への一番の近道なのです。まずは自分の周りの仕事ができる人をじっくり観察し、真似をすることから始めてみてはいかがでしょうか。

このときのコツは本当に全部真似をしてしまうことです。

一つ例を挙げます。

仕事のできる人はデスクからコピー機まで歩く時にも工夫をしています。仕事のできない人は何度も席を立っては行ったり来たりを繰り返したり…、無駄が多い動きをしがちです。これはオフィスの中の話なので、時間には大した違いは生まれませんだから、これは大した問題じゃないと思いますか? では、これが海外出張だったらどうでしょうか。大きなプロジェクトを任された場合はどんな違いが生まれるでしょうか。上司はそういう目であなたの日頃の仕事をみています。

とにかく真似をすることが仕事ができる人への近道

まずは、あなたが尊敬する人がオフィス内でどう動いているか、どんな言葉を選んで話しているか、話している時のしぐさまで観察してみましょう。きっとその裏には仕事ができる人の哲学が隠れているはずです。仕事ができる人になりたければ、仕事ができる人のそばにいて真似をする。実にシンプルな方法で自分も仕事ができる人に近づいていけるのです。

「学ぶ」というのは「まねぶ(真似ぶ)」という語源からきた言葉だ、という説があります。真偽は分からないにせよ、これは非常に説得力があります。スポーツをやっていた方ならお分かりでしょうが、自分の好きなプレーヤーの映像を繰り返し観ては、どうやったらできるのか必死で真似をした経験はありませんか?

芸術の世界でも、画家が最初に行うのは模写。ゴッホなどの偉大な画家ですら、過去の画家の絵を真似ることからスタートしたのです。スポーツや芸術の文化では真似がすでにステップの中に組み込まれているのですね。

仕事も全く同じで、とにかく自分がその人のことを真似ようとすることで、だんだんと核心に近づいていくのです。形から真似をするだけでも全くかまいません。まずはあなたがなりたい人を見つけ、小さな真似を積み重ねていくことから始めてみてくださいね。

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