「仕事がデキて使える人材だということを上司にアピールして評価を上げたい!」と思っている方はたくさんいらっしゃると思います。
自分の仕事ぶりを周りから高く評価されると、自分自身の仕事に対するモチベーションも上がりますので他人からの評価を意識するということは大切なことです。
周りから一目置かれるような「優秀な部下」は、仕事がデキるだけではありません。仕事がデキることはもちろんですが、勤務態度や振る舞いそして仕事に対する姿勢も「優秀な部下」になるための重要な要素になのです。
今回は「優秀な部下」になるための4つの能力を紹介していきます。
もくじ
一般的に優秀と言われる部下の態度や振る舞いとは?
まず、一般的に優秀と言われる部下の態度や振る舞いを紹介していきましょう。ポイントは、「安心感」です。「この人なら安心して仕事を任せられる!」というような安心感を与えられる態度や振る舞いをすることが、優秀な部下としての条件なのです。
相手に安心感を与えるためには職場内での良好な人間関係を気付いておくことが前提となります。職場内での意思疎通を大事にし一つ一つの対応に良いイメージを持たせられるように意識することが大切です。
仕事を依頼したときに時気持ちよく引き受けてくれる!
上司から仕事を依頼されたとき、面倒な表情や嫌々引き受ける部下は決して信用されることはありません。それは仕事に対するやる気や誠意を疑われてしまうからです。
上司から仕事を振られたときは、どんなに忙しくても気持ちよく引き受け自分なりに頑張っていこうとする姿は、多少仕事は粗削りなところがあったとしても上司からの評価は高まるでしょう。
仕事に対して一生懸命さが感じられる部下であれば、育てたいそして能力を伸ばしてあげたいという気持ちになるものです。自分自身の仕事に対する「やる気」を仕事ぶりや態度でしっかりとアピールしていきましょう。
報告・連絡・相談が徹底していて安心して仕事を任せられる!
仕事がデキることをアピールしたいがために、自分一人の判断でどんどん仕事を進めてしまう人がいますが、このような行いは逆に上司からの信用を失う原因になりかねません。
仕事でのチームワークが重要であるということをしっかりと理解し、周りの社員との足並みを揃えながら仕事を進めていくことができる部下は評価が高いのです。
仕事のチームワークで大切な要素となる「報告・連絡・相談」を徹底できる部下はとても頼りになる存在になることでしょう。「報告・連絡・相談」を徹底していれば、仕事で問題が発生したとしても事前に解決できたり、損失やロスを最小限に抑えることができます。
一般的に優秀と言われる部下の仕事に対する姿勢とは?
一般的に優秀と言われる部下の仕事に対する姿勢を紹介していきましょう。ポイントは「仕事に真摯に向き合う」ということです。どんな仕事でも全力で取り組む姿や依頼された仕事をしっかりと的確にこなすことで周りからの信頼感が高まります。
また依頼された仕事には必ず目的があるため、その目的に沿って相手が望んでいることを汲み取りその望んでいる内容またはそれ以上の内容の仕事をするという能力があれば、「相手が望んでいることをしっかりと理解している」という高い評価を得ることができます。
どんな仕事でも労を惜しまず全力で取り組む!
能力があり仕事がデキる部下だとしても、労を惜しむような仕事ぶりであれば、上司からの信頼は得られません。つまらない仕事や面倒な仕事だと思っても、任された仕事は全力で取り組むことを心掛けましょう。
時間がかかるような単純作業でも、決して手を抜かずにミスなく処理することにより、仕事への誠意が感じられ高い評価を受けることになるでしょう。
また、残業をすることも厭わず仕事を手伝ってくれる部下は上司にとってはとてもありがたく頼りになる存在となります。そしてそんな部下が仕事で困っていたりしたときは、上司は快く手を差し伸べてくれるはずです。
依頼された仕事をしっかりと的確にこなしてくれる!
優秀な部下になるためには、依頼された仕事はしっかりと的確にこなすことが大切です。依頼された仕事の内容はしっかりと理解したうえで、できるだけ希望に沿うような形で仕事を仕上げることを心掛けましょう。そして依頼された仕事は仕上げた後にどのように処理されていくのかを理解したうえで、その後の作業を考慮して納期に余裕をもって仕事を仕上げることができれば、依頼者から喜ばれることでしょう。
頼んだ仕事はしっかりと納期前までにこなし、その内容が充分なものであれば申し分ありません。そのような部下を持つことは上司にとって頼もしい存在になるはずです。
上司が望むような形で期待以上の仕事をしてくれる!
上司から優秀な部下だと思われるため一番大切なこと、それは頼んだ仕事が期待以上の結果を出してくれるということです。例えば、会議の説明用の資料を依頼されたとき、説明内容を充分に理解しより説明がしやすいように依頼された内容よりも詳しくそしてわかりやすく資料をまとめることができれば「優秀で頼りになるな!」という評価を受けられるかもしれません。
しかし上司が望まない形に変更してしまうことは逆効果ですので、くれぐれも「おせっかい」にならないように上司の考えをしっかりと把握し確認を行いながら仕事を進めていきましょう。
一目置かれる優秀な部下になるための4つの能力とは?
ここまでの説明で一般的な「優秀な部下」の態度や振る舞いそして仕事に対する姿勢はご理解いただけたと思います。そんな優秀な部下のイメージを踏まえて、今度は優秀な部下になるために必要な能力を4つ紹介していきます。ポイントはやはり「依頼者から与えられた仕事を依頼者が望む形で応えること」です。
これはただ仕事がデキるだけではなくこれから紹介する様々な能力が必要となります。優秀な部下を目指して必要となる能力をしっかりと理解し身に着けていきましょう!
上司の望んでいることを把握する能力を身に着けること!
上司の望んでいることを把握する能力を身に着けるためには、上司から仕事の依頼を受けたときにしっかりと内容を把握することが大切です。
「何となく」理解して仕事を進めてしまうと、せっかく頑張って作業した内容が望んでいる内容と違う場合もありますので、「知ったかぶり」をせずにしっかりと仕事を始める前に確認と共有するように心掛けましょう。
具体的に「なに」を「どうする」のか、そして「いつまで」仕事を仕上げればよいかという点をしっかりと確認する習慣をつけておけば、上司の意に添わない結果になることはまずありません。
また、仕事を進めるうえで進捗状況を上司に伝え確認を取ることも仕事内容の「確認と共有」を図る上では大切です。
一番適した内容を判断する能力を身に着けること!
仕事には必ず目的があります。仕事を依頼した上司がその仕事に何を求めているかをしっかりと理解できていれば、依頼された仕事に対して一番適した内容で仕事を仕上げることができます。
例えば、ある商品を購入する年齢層をまとめる資料を依頼されたとしましょう。そして上司は自社の商品を購入する年齢層を把握し今後の販売戦略を立てていきたいと考えています。
その場合、依頼された仕事である商品の購買層をまとめた資料に加えて、購入する割合が低い年齢層を分析し、その年齢層が好む商品を抽出した資料を添付すると、上司は今後の販売戦略を立てていくにあたって多少は参考になることでしょう。
自ら考えて行動する問題解決能力を身に着けること!
ただ指示された仕事を指示された通りやるだけでは普通の部下です。優秀な部下になるためには、依頼された仕事をしっかりと理解し自ら考えて行動でき問題を自分で解決できる能力を持つことが大切です。
問題を解決する力を身に着けるためには、良い提案や問題解決策を生み出すための思考力が必要です。しかし思考力はすぐに身につくものではなく日々のトレーニングが必要です。
普段の仕事を主体的に取り組んだり、他人の話や様々な情報を自分のこととしてとらえ考える力を養う等、様々な情報を吸収したり仕事の経験値を上げていくことにより問題解決力が強化されていくのです。
空気が読める!コミュニケーション能力を身に着けること!
優秀な部下になるために、一番重要であるといっても過言ではない能力はコミュニケーション能力です。また、上司の望んでいることを把握することや依頼された仕事の一番適した内容を判断することそして問題を解決したりすることの全て能力はコミュニケーション能力が無ければ向上していきません。
また、円滑なコミュニケーションの中で「空気を読む」ことを心掛け、上司の仕事の支障にならないように「忙しい時には話しかけない」等の気を使いつつ上手く「報告・連絡・相談」を行っていくことも円滑な仕事の流れを崩さないためには必要な能力です。
まとめ
上司や依頼者が依頼した仕事に何を望んでいるのかをしっかりと把握し、その要望にしっかりと対応していくことができる人が「優秀な部下」であるということをご理解いただけたと思います。
上司の意向を確認して上司の期待に応えて成果を上げていくことが優秀な部下になるための道なのです。いくら仕事がデキると自負していても優秀な部下になることはできません。
自分自身の現状を振り返り、上司の期待に応えられるような対応ができるように準備をしていきましょう。まずは上司と充分なコミュニケーションをとり、仕事に対する上司の意向を確認することから始めてみましょう。
上司の意向を汲んで仕事に対して真摯な姿勢で取り組むことを継続していけば、あなたはきっと優秀な部下として認められるはずです。