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論理的思考を鍛える6つの方法!誰にでもできる方法で回転を速くしよう

論理的思考とは、人間の考え方の一つであり、物事の筋道を立てて論理的に考えることで、難しいものを単純に誰にでもわかりやすくして相手を納得させるために用いられる思考方法なのです。

私たちは、日々誰かを納得させながら、人生を切り開いていると言っても過言ではありません。例えば、あなたが会社から内定をもらったとき、面接で面接官を納得させて会社から採用をいただきました。仕事の営業でもクライアントから提案内容を納得してもらい契約をしています。

論理的思考力を身につけなくても普通に日常生活を送り仕事をすることはできます。しかし論理的思考を高めることによりあなたの仕事や人生は大きく変わるのです。今回は、そんな論理的思考を鍛える方法を紹介していきます。

もくじ

意識することで論理的思考を鍛えられる2つの方法とは?

まずは論理的思考を意識することからはじめてみましょう。論理的思考は、意識しなければ鍛えることはできません。様々なことに疑問を持ち、様々なことをわかりやすく理解することによって論理的思考が生まれるのです。

他人への教え方が上手な人は、論理的思考が既に身についているかもしれません。また、人にわかりやすく説明することが苦手な方でも心配はいりません。これからご紹介する方法に基づいて段階的に論理的思考を鍛えていきましょう。

日常の全てのことに疑問を持つことからはじまる!

小さい子供が「どうしてこうなるの?」「何でなの?」と繰り返す光景を目にしたことがあると思いますが、子供は自分が納得するまで疑問を繰り返します。

「納得するまで疑問を繰り返し続ける」方法こそ論理的思考を鍛える方法です。身の周りにある様々なことに手当たり次第疑問を持ってみましょう。そして疑問を持ったことをわかる範囲で調べてみましょう。

繰り返し考える癖をつけることが狙いなので、最終的にその疑問の確かな答えを導き出せなくても構いません。大切なことはいつも自分に対して問いかけ続けることを意識するということです。

誰でもわかる簡単な言葉で解釈することを心掛ける!

次に日常で疑問を持ったことを誰にでもわかる簡単な言葉で解釈することを意識してみましょう。疑問に対して自分がどんなに素晴らしい答えを導き出したとしても、相手が理解したり納得してくれなければ意味がありません。

相手に物事を伝える時は、専門用語や難しい言葉を使うよりも、自分の考えが相手に確実に届くような誰にでもわかってもらえる言葉で伝えることが大切です。

そのためには、普段から新聞を読んだり読書をする等して自分自身が使える言葉をたくさん準備しておきましょう。自分自身の語彙が豊富だとそれだけ相手に合わせた言葉の選択肢が広がります。

会話で論理的思考を鍛えられる4つの方法とは?

自分自身が論理的思考を意識することで、あなたの論理的思考力は強化されました。次は人との会話の中で論理的思考を鍛えていく方法を紹介します。

ポイントは「自分本位」で話をしないことです。自分の論理的な思考を相手に評価してほしくて得意気に自分本位で話す人もいらっしゃいます。

しかし、論理的思考を鍛える目的は、「相手にわかりやすく説得すること」です。いくら自分が論理的思考を理解しても相手に伝わらなければ意味がありません。

論理的思考を使って人を説得することができれば、あなたの話や意見の説得力が格段に上がります。

受け手によって解釈が違う曖昧な言葉を使わない!

論理的思考では相手をわかりやすく説得することが求められます。そのため誤解を招いたりトラブルの原因になる「曖昧な言葉」は使わないように心掛けましょう。例えば、「多い、少ない、かなり、結構、しばらく、だいたい」等といった言葉が曖昧な言葉に分類されます。

論理的思考では、情報を伝える側と受け取る側が共通の認識を持てるように、より具体的な言葉を選択することがポイントになります。例えば、「コピー用紙を多めに届けてください」よりも「コピー用紙を今日11時までに500枚事務所に届けてください」と伝えた方が情報を受け取る側は安心できます。

論理の展開を書き出して具体的なイメージを持つ!

論理的な展開を、頭の中だけで考えることには限界があります。自分自身がより具体的なイメージを持つためにも、一度文字や図にして書き出した方がしっかりと展開を整理することができます。

書き出すことにより、展開がより具体的になり、目で論理の展開を追っていくと、不足している部分や展開が余計で展開が分かりずらくなる部分一目でわかります。

あくまで論理的な展開を整理するためのものであり誰かに見せるものではありませんので、丁寧に書く必要はありません。自分がしっかりと論理的な展開をしっかりと把握できるように、とにかく書いてみることを心掛けてみましょう

話すことの整理や分類を行い全体の構造を把握する!

より分かりやすく論理的思考を展開した話をするためには、物事の整理・分類をしっかりと行わなければなりません。分類がはっきりすると、全体の構造もしっかりと見えてくるようになります。

整理や分類をする際に気をつけておきたいポイントは、内容に漏れや重複がないかをしっかりと確認することです。「整理や分類は得意ではない」という方は、身近なものから分類する癖をつけてみましょう。

例えば、自分が持っている洋服をブランド別・価格別・デザイン別・色別等様々に分類するといった感じです。こうした身近なものの分類に慣れてくると、仕事のときも情報や案件をグループ分けして整理する等、整理や分類を活かせるようになります。

話のポイントを明確にするために結論から話す!

結論から話すことのメリットは、大事なことから相手に伝わること、そして会話の時間が短縮されることにより相手のストレスを少なくすることができるということです。

結論から話すということは、論理的思考を駆使して話の内容を上手に組み立てなければならずなかなか難しい話し方です。まずは、話しはじめに「結論から言うと」という言葉を加えて、話し方に違和感が出ないように心がけましょう。

結論から話すことは、普段の会話で常に意識し続けることで必ずマスターできる話し方ですので、何度も繰り返し結論から話す方法を試し、自分なりの話し方を見つけていきましょう。

論理的思考力を習慣化することで日々能力は上がっていく!

論理的思考を鍛えるためには、論理的思考に基づき様々な物事を毎日考え続けることです。「仕事や楽しいこと以外のことなんて考えたくない!」と諦めてしまえば、せっかく理解した論理的思考が停止してしまいます。

さすがに1日ずっと考え続けることは、精神的に参ってしまいます。そこで寝る前やお風呂の時間等、1日1度は論理的思考力を鍛えるために考える時間を設けるようにしましょう。

論理的思考を習慣化することにより、意識しなくても様々なことが気になるようになっていきます。そして気になる、考える、調べる、理解する、誰かに教えるという一連の流れが論理的思考力を鍛えることになり、日々考えれば考えるほど、論理的思考力は向上していきます。

こうして日常生活の中で習慣化され鍛えられたあなたの論理的思考力は、仕事でも実力を発揮していくことになるのです。

まとめ

仕事や人生のあらゆる場面で誰かを説得して自分の主張を通さなければならないことがあります。そんなときに論理的思考に基づいてわかりやすく説得することにより、自分の主張を通しやすくなり自分が思い描いた結果を招きやすくしてくれます。

今回紹介した論理的思考を鍛える方法を使えば、日々の会話の中で論理的思考を鍛えていくことができます。それによりあなたの主張は徐々に通りやすくなっていくことでしょう。

繰り返しになりますが、論理的思考力が無くても日常生活や仕事には支障はありません。しかし論理的思考はあなたの生活をそして人生を幸せな方向に導く可能性を秘めています。

あなたは論理的思考を鍛えますか?それともこのままでも良いですか?もちろん前者でしょう!

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