ビジネススキル

礼儀正しい人はビジネスにおける好感度も高い

紳士的でスマートな身のこなしをする姿を見て、「あの人は礼儀正しい人だ」と表現することもあります。身のこなしはもちろんのこと、きちんとしたあいさつや、その場にふさわしい言葉づかいができる人も、礼儀正しいと言われるでしょう。

礼儀正しい人は、ビジネスにおいても好感度が高いのです。ビジネスパートナーに選ばれたり、重要なポジションについたりすることも多く、ビジネスで成功する素養を持ち合わせています。

ここでは、礼儀正しい人がビジネスで成功する理由、礼儀正しいことはどんなことか、そして、礼儀正しさを身につける方法を紹介していきます。

礼儀正しい人がビジネスで成功するのはなぜか?

礼儀正しい人はビジネスで成功します。それは、礼儀正しい人は、ビジネスにおける好感度が高いからです。礼儀正しい人は、目の前の人に対して非礼がないように、常に考えて行動しているからです。

簡単なことのように思えますが、非礼でない、マナーを守る、相手を敬う気持ちをもつ…というのは、意識し続けないとできないことです。

社内でも社外でも「あの人をビジネスパートナーとしたい」と思われるような、高感度の高いビジネスマンをめざすには、礼儀正しいことは重要になってくるのです。

礼儀正しい人はビジネスでも好感度が高い

人間関係の入口は、とても狭いと言われます。けれども、その狭い入口を抜けた後、人として認められれば、良好な人間関係を築いていくことができるとも言われています。

ビジネスにおいても同様で、見た目の印象や雑談などから得られる態度や言葉づかいなど、ビジネスに直接関わりのないように思われますが、こうした場面で「人」として見られていることも多いのです。逆に言えば、ここで礼儀正しい態度で接することができれば、ビジネスにおいても好感度が上がり、良好な関係を築くことにつながるのです。

「人」としての魅力は幅広いものですが、多くの人が判断材料としているのが、この礼儀正しい人かどうかです。それは、初対面や少しの雑談でも感じたり、分かったりするものなので、ぜひ、礼儀正しさを意識しておきたいものです。

礼儀正しさはビジネスパートナーの基準となる

ビジネスパートナーとして、誰を選ぶか。その基準の一つにも、礼儀正しい人があります。いくつもの提案やプレゼンを目の前にした時、それらが同じレベルの提案だったとしたら、クライアントは発注先を選ぶ際に、担当者が礼儀正しい人を選ぶでしょう。

自社と同じレベルの礼儀正しさをもつ人であれば、おそらく、仕事をしていく上でも問題なく進められると判断されるからです。

ビジネスパートナーに限らず、社員の採用でも、プロジェクトのメンバーを選ぶ際でも同様です。「この人と一緒に作業すると気持ちがいいだろう」と判断されるからです。

また、きちんとしたマナーや礼節がある人ならば、「このような接し方ができるのであれば、会社を代表するメンバーにふさわしい」とも判断されます。

人を選ぶ時に、礼儀正しいことは、大いにプラスの要因になるのです。

一流のビジネスマンの「礼儀正しい」あり方を知ろう

ビジネスマンの条件、それも一流になるための条件の一つに、礼儀正しい人やマナーのきちんとした人が挙げられます。それは、どんな人なのでしょうか?

人当たりがいい、マナーができている、所作がスマート、きちんとした装い、話し方がエレガントなど、礼儀正しい人となる印象はさまざまです。

礼儀正しい人とは、どんな人なのでしょうか? どんなところが礼儀正しいと思われるのでしょうか? まずは、基本的な要素やポイントを見ていきましょう。

ビジネスではまず相手を不快にさせない人

礼儀正しい人とは、まずは、相手を不快にさせない人です。では、ビジネスシーンで相手を不快にさせるのはどんなことでしょうか?

相手を不快にさせてしまうのは、例えば、きちんとしたあいさつや正しい言葉づかいができない、一方的に話すなどがあります。口臭などのエチケットや、約束の時間に遅れる、部下や後輩を見下すなど、マナーや社会ルールが守れない人も相手に不快な印象を与えてしまいます。

取引先で、このような態度をすれば、その人のビジネスマンとしての評価は落ちるでしょう。

あいさつや敬語の使い方といった社会人としての礼節はもちろん、口臭や体臭など、自分では気づきにくいところではありますが、ビジネスシーンではどれも相手を判断するポイントになります。

一度不快に感じてしまうと、それ以降、その人の話を聞く気持ちがなくなってしまうものです。相手は自分をどう感じるか? まずは、自分自身を振り返って考えてみましょう。

基本は身だしなみ、言葉づかい、あいさつ、姿勢の4つ

ビジネスにおいて、礼儀正しい人と思われる基本的なポイントは、身だしなみ、言葉づかい、あいさつ、姿勢の4つです。

身だしなみを整えるには、TPOに合わせた、その場にふさわしい装いで、髪や体、爪などを清潔にしておきます。

そして、大きなポイントとなるのが言葉づかいです。ていねいに話そうと思うあまり、敬語と丁寧語を誤って使ってしまうと、ビジネスマンとしてのレベルが低いと相手に伝わってしまいます。きちんと話せることは、相手への礼儀でもあるのです。

また、あいさつやお辞儀がきちんとできることも、多くのビジネスシーンでチェックされます。

そして、商談や打ち合わせの時に、スッと背筋が伸びて姿勢がいいと、その場に挑む意気込みが相手に伝わり、礼儀正しい印象につながります。

カッコ良さよりもシーンにふさわしい装いが求められる

高級なスーツや高価な時計を身につけ、センスが抜群のビジネスマンがいたとしても、それはカッコイイ人やおしゃれな人であって、必ずしも礼儀正しい人とは言えません。

装いで言うならば、その場に合わせたベストな服装をすることです。社内会議ではシンプルなジャケットに、外出がある日はスーツで、イベント会場へはカジュアルに…とその場に合わせた服装を意識することが、礼儀正しい人になる第一歩でしょう。

杓子定規に、仕事にはスーツを着ていけばいい、というものでもありません。その場にふさわしことが大切です。また、ワイシャツの襟や袖が汚れていたりしないか、サイズが合っているかなども、日々チェックしておきたいものです。

もしも、自分が選ぶ装いに自信がなければ、まずは、理想とするビジネスマンの装いを見習ってみることも一つの方法でしょう。

礼儀正しさを身につけるにはどうするか?

こうした礼儀正しさを身につけるには、どんなことを心がければ良いのでしょうか?

一つには、本来の「礼」の意味を思い浮かべてみることです。つまり、相手に対する感謝の気持ちを忘れないことです。ビジネスは人と人のつながりで成り立っていますので、人に対する「礼」を忘れないことは、礼儀正しさにつながります。

そして、相手を敬う気持ちも大切にします。ビジネスにおいては、役職や立場、年齢や力関係などで物事を判断し、対応する場面も多々ありますが、礼儀正しい人はそれらにとらわれずに、誰に対しても相手を敬い、スマートに対応できる人です。その辺りを意識して行動することで、礼儀正しい人に近づくことができるでしょう。

改めて本来の「礼」と「儀」を考えてみる

「礼」とは、社会生活において必要とされる作法や慣習のこと。礼儀、礼節などという言葉でも表されます。また、「礼」には誰もが知っている「お礼」のように、感謝の気持ちを表す意味もあります。

一方、「儀」は、礼儀作法にかなった行いのことで、単に事柄という意味もあります。ちょっとかしこまった場で使われる言葉です。

つまり、礼儀とは、公の場である社会生活で必要な慣習であるのはもちろん、「礼」の意味を考えれば、その場にいる人に対して、感謝の気持ちを表す意味も持ち合わせているのです。

礼儀正しい人になるにはどうしたらいいかと、そのノウハウが気になるところですが、根本的には、社会の礼節を意識し、相手に対する感謝の気持ちを忘れずにいることが、まずは大切なのです。

日頃から相手を思う心をもって行動する

前述のように、感謝の気持ちを意識するというのは、具体的にどんな場面なのでしょうか。

役職や立場、年齢やキャリア、好き嫌いなど相手を判断する基準はたくさんあります。けれども、それらに左右されず、相手を敬うことです。

未熟な後輩であっても、威張っている年配者や、嫌な商談相手であっても、相手を敬うことを忘れてはいけないのです。

もしも、あなたがサービスを受ける側、つまり顧客だったとしたら、例えば、飲食店やホテルなどでぞんざいに扱われたとしたら「ここは礼儀正しくないな」と思わざるを得ません。過分にかしこまる必要はありませんが、年齢や立場などで相手を判断せず、感謝の気持ちを忘れずに接することができれば、そこから、礼儀正しい態度につながることでしょう。

まとめ

ビジネスにおいて、まずは取引の内容が重要ですが、実はそこに、担当者が礼儀正しい人であることも重要なのです。

礼儀正しい人は、ビジネスで好感度が高く、「この人と一緒に仕事をしたい」と感じてもらえることから、ビジネスパートナーとして選ばれたり、重要なポジションについたりすることにもつながります。

ビジネスにおいて礼儀正しい人の基本的なポイントは4つ。身だしなみ、言葉づかい、あいさつ、姿勢です。そして、相手に対して不快なふるまいがないか、自分の臭いや態度などもチェックしておくことです。

そして、大切なのは相手を敬う「礼」の精神です。ビジネスは、人と人の関わりで成り立っています。相手を敬う気持ちを大切にすることで、礼儀正しい人に近づくことができるでしょう。