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【集中力アップ】観察力を鍛える方法とメリットを紹介します!

誰にでも備わっているはずの観察力。しかし、人混みや忙しい仕事に消耗していくうちに、観察力も失われていきます。「最近、何かに夢中になることがなくなったなぁ」と感じている方は観察力が弱くなっている可能性があります。

観察力を鍛えることができれば、ビジネスシーンでもプライベートでも、より充実した日々を取り戻すことができるでしょう。人間の本能とも言える観察力を鍛えることによるメリットと、効果的な方法について解説します。

もくじ

観察力を鍛えれば視野は広がっていく

観察力とは物事を深く見つめて変化を見つける力です。かつて人間は狩りをして生活していました。その中で、獲物を観察し息を潜めてタイミングを待つなど、非常に強い観察力を持っていました。

現代では、ビルに囲まれた環境で、人と目を合わせる機会すら減っています。このような状況では、観察力は鈍くなってしまうんです。観察力が低下すると物事を深く見つめることができなくなってしまいます。

今、あなたが「自分の生活には何の刺激もない…」と思っているなら、観察力が鈍くなっている可能性があります。観察力を鍛えて、感覚を取り戻すことができれば視野を広げることができるでしょう。

何でもないと思っていた日常生活の中にも、新しい発見を見出すことができれば、それだけで人生の充実度を上げることができますね。

観察力を鍛えることで得られるメリット

不感症になりがちな現代人が観察力を鍛えることで得られるメリットは沢山あります。無意識のうちに心を閉ざした日々を送っている人は意外にも多いものです。自分の価値観をより良いものにしたいと望むなら、まずは観察力を鍛えてみると良いでしょう。

失われていた

観察力を呼び戻して、周囲の変化に敏感になると、どのようなメリットを得ることができるのでしょうか?ここからは、観察力を鍛えることによるメリットを紹介していきます。

メリット1:相手の本心が分かるようになる

観察力を鍛えれば、会話している相手の微妙な変化に気がつけるようになります。これにより、相手が声に出さない本心も敏感に感じられるようになります。これは、観察力を鍛えることで得られるメリットの1つです。

言葉にできないフワッとした気持ちも、相手のちょっとした表情から汲み取ることができれば先回りして本心を理解した行動をすることができます。このように相手の核心をつける人間になるには、観察力が1番重要な要素になってくるんです。

相手が声には出さないことでも、あなたの観察力で本心を見抜くことができれば、相手は心を開いてくれることでしょう。「この人には何故か本音を話しても良いと思える」という風に思ってもらうためには、観察力を使って相手の気持ちを理解することが大切です。

メリット2:集中力をアップさせられる

観察力は集中力と比例します。気になるものをくまなく観察し、詳細を知る行為は集中力が必要になります。趣味、仕事、私生活を含める全ての行動で、観察力を活用することができれば、1つの物ごとにフォーカスすることができます。

目の前の物事に集中することができれば、生産性は確実に上がると言えるでしょう。仕事に例えて言えば、誰もが面倒に感じる仕事だとしても、その仕事に価値観を見出して「もっと上手く回す方法はないか」と考えられる人の方が評価される傾向にあります。

自分以外の人間がどんなに否定するようなことだとしても、人よりも観察力がある人なら、違う価値観を見出すことができるでしょう。集中力と価値観は比例した関係にあると言えます。

メリット3:コミュニケーション能力が上がる

観察力を鍛えると、コミュニケーション能力も相対的に上がります。なぜなら、人を観察することで、相手の立場に立って考えられるようになるからです。相手が求めていることを理解し、それに対して回答することができれば、充実した会話を楽しむことができますね。

例えば、現在人とコミュニケーションをとるのが苦手な人は、観察力を鍛えることで緊張を緩和させることができます。コミュニケーション能力が上がれば、人間関係もより良いものにしていくことができるでしょう。

今まで人と会話をする際に、目を見て話すこともなかった人は、相手の表情や仕草に反応できていなかったはずです。しっかりと目を見て話すように改善していけば、観察力が自然と上がり円滑なコミュニケーションがとれるようになるでしょう。

いつでも手軽に行える観察力の鍛える方法

より深く物事を見るために欠かせない観察力。本来、誰しもが持っていたものであり、人間の本能的な感覚。現代社会特有の環境の中では鈍くなりがちな観察力を回復させるには、どのような対策を行うべきなのでしょうか?

人によって観察力のレベルには差があります。観察力が著しく低い人にとっては、もともとあった感覚を取り戻すには時間を要するでしょう。ここからは、手軽に行える観察力の鍛え方を紹介します。どれも手軽に行えるものなので、ぜひ試してみてください。

観察力の鍛え方1:話している相手の動向を観察する

1つ目の観察力の鍛え方は「話している相手の動向を観察する」というものです。相手がどんな表情で、どんな仕草で、どこに視線を向けて話しているのか観察してみてください。人間は実に様々な情報を体から発しているものです。

例えば、表面的には楽しい会話をしているように感じても、視線が下に向くことが多かったら、相手は会話よりも気になることが他にある可能性があります。もしかすると、あなたの会話に合わせているだけで、楽しさを感じていないかも。

「この人はジェスチャが多いんだな」「この人は意外に声が小さいな」など、いつもよりちょっと深く観察するだけで新しい一面に気がつくことができます。細かい点に注目するクセをつければ観察力を高めて行くことができるんです。

観察力の鍛え方2:歩いている人を観察する

2つ目の観察力の鍛え方は「歩いている人を観察する」というものです。外へ出てベンチなどに腰掛けて街行く人々を観察してみましょう。今まで全く意識していなかった人は「こんなにも個性に溢れているんだ」と驚くことでしょう。

通勤ラッシュの時間帯は、スーツに身を包んだサラリーマンが多く、一見すると「黒い集団」にしか見えません。しかし、細かく観察してみると靴やスーツの柄、歩き方から身長、髪型など、それぞれが異なる主張をしていることが分かります。

項垂れた表情で歩く人。シャキッと背筋を伸ばして颯爽と歩く人など、いろいろな人がいることが分かるはずです。今まで見えているようで見えていなかった違いに気づくことができるのは、観察力を活用している何よりの証拠です。

観察力の鍛え方3:自分の体を感じてみる

3つ目の観察力の鍛え方は「自分の体を感じてみる」というものです。体は常に情報を発信しています。耳をすませるように体の隅々を感じてみてください。心臓の鼓動や血液が巡る感覚などを観察すると「体が生きている」ことが分かるでしょう。

「足にしびれを感じるな」「右肩に重い感覚があるな」など、その日によって異なる感覚を感じることができるはずです。体が発する感覚をキャッチすることができると、体調の変化に気がつくことができます。

今までは「何か今日は調子が悪いなぁ」と表面的に感じていたことが「今日は腰が重く感じるな」など、明確な答えを導き出すことができます。体の感覚を深く理解する練習をすれば、観察力をアップさせることができます。

まとめ

今回は、観察力を鍛える方法とメリットを紹介しました。本来備わっている感覚を呼び覚まして、深く物事を見ることができれば、その分充実度が上がるものです。日々にマンネリ化を感じている人は、観察力を鍛える意識を持つと良いでしょう。

観察力を鍛えることで得られるメリットは実に多く、モヤッとしていたものがどんなものなのか明確に理解することができます。1つの物事を深く掘り下げることができれば、今まで見えなかった新しい発見をすることができるでしょう。

観察力は、もともと人間に備わっていたものです。この感覚を鍛えることができれば、人間関係はもちろん、仕事の生産性なども上げることができるでしょう。本質を見極める力にも直結する観察力。まずは日々の生活の中で意識してみてはいかがでしょうか?

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