情報が溢れていて、何を信じたら良いのか分からない。いつもインターネットで情報を得ているけど、浅い知識しかなくて、どのテーマの詳しく知らない。
情報収集に対して、このような悩みを持っている人は少なくありません。インターネットで検索できることで便利になった反面、上手に利用しないと本当の情報にたどりつけないこともあります。
情報収集力を高めるためには、様々な情報源を活用することが必須です。インターネット、本、セミナー、人などそれぞれの情報源を最大限に活用する方法をご紹介します。
もくじ
様々なメディアを駆使して情報を集める
現代は情報収集が誰でも手軽にできるような時代です。スマートフォンやパソコンを所有している人が多く、分からないことや知りたいことをすぐに調べることができます。便利になった一方で、情報収集をするのに最も手軽な方法に頼ってしまっている人が多いことが問題となっています。
情報収集力を高めるには、1つの手段に頼ることなく、様々な情報源から情報を得ることが必須です。そうすると偏った見方になったり、根拠のない主張に騙されることが少なくなります。
どの情報源から情報を仕入れるかは、その時の状況や個人の好み、費用とその効果はどうかなどを考慮して選択します。いつも1つの情報源しか使っていないという人はまず、2つ目の情報源を追加するようにしましょう。
コストパフォーマンスを意識した情報収集
様々な情報源を利用するのが良いと言いましたが、どのように選択すれば良いかの1つの目安があります。それは、コストパフォーマンスの観点から考えることです。
例えば、インターネットで情報を検索することが多い現代では、インターネット料金を毎月払っている人も多いでしょう。インターネットはほぼ毎日使用し、情報収集にも積極的に使っているのであれば、コストパフォーマンスが高いでしょう。
新聞は購読していないという人は、電子版で読むこともできますが、紙で読むことによって目に止まる情報があったりもします。
本は手当たり次第、気になったものを購入するのは難しいかもしれません。インターネットで得た情報を、本で深く理解して知識としていくというのが最もお勧めです。
様々な情報源を最大限に活用する方法
1つの情報源ではなく、様々な情報源を利用するのが良いと言いました。インターネットだけでは、浅い知識になってしまいがちです。
偏った考え方にならないためには複数の情報源から情報を得ることです。インターネットで調べた後は、関連テーマの本を数冊読んで、知識を深めます。
特に知りたい分野は、セミナーや勉強会に積極的に参加して、情報を「経験」として得ます。詳しい人に直接聞く方法もあります。
このように情報源それぞれの利点があります。利点を生かして、様々な情報源を最大限に活用できるようになるため、1つずつ見ていきます。
インターネットで幅広い情報を得る
疑問に思ったことや知りたいことをいつでもすぐに調べることができるの点が、インターネットの優れている点です。そして、プロだけでなく、一般の人が書くブログなど、幅広い情報を得ることができます。
記事を読んだり、動画を観たりしてさらに疑問に思ったことを、さらに調べていくことも簡単です。インターネット上で誰かに聞くことも可能です。
インターネットでは、誰でも情報発信ができるので、その情報が信頼できるかどうかの判断が必要になります。何でも鵜呑みにしてしまうと、事実とは違うデータや情報である可能性があるので注意しましょう。
同じテーマの本を数冊読んで知識を深める
深く知りたいと思ったものは本を読むことがお勧めです。インターネットでの情報検索に慣れている場合は、本を読まずにネットだけで理解を深めることも可能かもしれません。
しかし、体系立ててあるテーマについて知りたい場合は、本を読むほうがわかりやすいでしょう。
その際は、あるテーマの本を1冊読んだだけでは、著者の考え方に偏りがある場合があります。できるだけ1つのテーマにつき2、3冊の本を読むようにすると、バランスのとれた情報を得ることができます。
新刊で購入するとお金がかかってしまうので、図書館で借りたり、古本を利用したり工夫しましょう。
セミナーや勉強会に積極的に参加する
年収の高い人ほどセミナーや勉強会に積極的に参加するというデータがあります。有料のセミナーだと、お金はかかってもその道のプロが熱心に話すのを実際に聞くという体験から印象に残りやすくなります。
そして、セミナーや勉強会では、知識だけでなく人脈作りにも役立ちます。そこでできた人脈からまた新しい情報が入ってくる可能性もあります。
仕事で必要な知識だったり、もっと高めたい能力がある場合は、セミナーや勉強会も利用しましょう。有料セミナーだと尻込みしてしまう場合でも、無料セミナーも多く開催されています。まずは無料セミナーを試してみるのも良いかもしれません。
その分野に詳しい人に直接聞く
その分野に詳しい人を知っているなら、直接その人に聞くのも良いでしょう。文字で理解するのが難しい内容であっても、人に説明してもらうと理解できたりします。疑問に思ったことをその場で質問して回答してもらえるという利点もあります。
詳しい人を知っている必要があるので、日頃から人脈を広げておく必要があります。知り合いではいなくても、知り合いの知り合いというふうに、つながることもあるでしょう。
例えば、英語力を伸ばしたいと思ったら、英会話ができる人、英語の仕事をしている人など、聞ける人はたくさんいます。勉強法で失敗した経験もあるはずなので、良いアドバイスがもらえるかもしれません。
情報を鵜呑みにせず、考えながら読む
これだけ情報が溢れた世界では、見たり読んだりした情報をそのまま素直に受け入れてしまうのは危険です。情報を鵜呑みにしないためには、考えながら読むことです。
データやグラフの根拠となる出典は信頼できるところなのか。そもそも出典が記載されているのか。その情報が正しいのかどうか疑いながら接する必要があるともいえます。
嘘の情報である確率を下げるためには、インターネットの場合、信頼できるサイトを利用することです。大事な情報は誰かが書いたブログのみから得てしまうのは危険です。そこから得た情報を元に、それが本当なのか、他の情報源で確かめることができれば良いでしょう。
本や人から情報を得る場合は、テーマによっては、古いものよりも最新のデータを元に書かれた情報のほうが良いことがあります。最新のデータがインターネットで入手できれば、本とインターネットを組み合わせる良い例です。
英語力があればアクセスできる情報が増える
情報収集をする際には、通常、母国語で行うことが多いでしょう。母国語が日本語の場合は、日本語でネット検索したり、本を読んだりします。
日本語以外に他に言語が理解できれば、アクセスできる情報が増えます。例えば、英語力があれば、英語で情報の検索ができます
日本語では見つからなかった情報が、英語で検索すると見つかることがあります。英語での情報発信する人は、世界中にたくさんいるので、さらに幅広い情報にアクセスできます。
2言語以上で情報収集できる力があると、情報の比較もできます。日本語で発信されている情報が英語で発信されている情報とは違うこともあるかもしれません。違う情報があれば、どちらが正しいのか、もっと考えることができるでしょう。
まとめ
情報収集力を高めるためには、1つの情報源だけではなく、様々な情報源を活用しましょう。インターネット、本、雑誌、セミナー、人など情報源はいろいろあります。
どの情報源も1つだけを使うと不十分です。情報が古かったり、内容が浅かったり、コストパフォーマンスが悪かったりします。
様々な情報源のそれぞれの利点を組み合わせて情報を得ることが最も効率的なやり方です。いつもは1つの情報源に頼っているという人は、2つ目の情報源を確保しましょう。
英語力があれば、もっとたくさんの情報にアクセスすることも可能です。