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自分や周囲にとっても「悪い習慣やクセ」をやめる習慣を身につける考え方3選

自分自身の日々の行動を省みたときに、どうしても止められない「悪い習慣やクセ」が誰しもあるのではないでしょうか。その習慣がいつの間にか当たり前になり、自分では良くないことと思っていても、ズルズルと続けているのかもしれません。

そういった自分の習慣を見直し、きっぱり止めるにはどうしたらよいか、について解説していきます。自分の悪いクセや習慣を止めたい人は、ここでチェックしてみるとヒントが見つかるかもしれません。

もくじ

最初に自分の悪い習慣やクセの分析。どんなものがあるの?

自分自身で気になるクセがある場合は、まずそのクセや習慣を詳しく分析してみることをしてみましょう。その内容と、もしそれを続けた場合の体や心への影響度、そして周りの人への悪影響があるのかどうか、をよく考えてみることが大切です。そして、もし自分がその習慣をきっぱりと止められた際には、どのようなメリットがあるのかも分析してみましょう。そして、止める必要があると判断したら、本当に心から改善したいのかを考えましょう。

一般的に悪いとわれる習慣の実例の7つとは

一般的に、人が自分で悪いと思っているクセや習慣にはどのようなものがあるのでしょうか?下記に代表的なものをピックアップしてみましたので、自分自身と照らし合わせてみて下さい。

  1. 翌日に仕事があるのに毎日夜更かししてしまい、寝不足状態である。
  2. ついつい食べ過ぎたり、間食をしてしまう。
  3. お酒をかなり飲んでしまい、2日酔いになってから後悔する。
  4. 衝動買いや無駄遣いをしてしまう。
  5. ネットやスマホをし過ぎて中毒化している。
  6. やらなくてはいけないことを先延ばしにする。
  7. 休日にダラダラとして時間が過ぎてしまう

主にこのような習慣で改善を求めている人が多いようです。誰でも習慣化する可能性のある事柄ばかりと言えるのではないでしょうか。

悪い習慣を放置すると、どのような悪影響があるのか

クセや習慣の中でも、心身に悪い習慣を続けていると、将来どのような影響が出てくるのでしょうか。悪い習慣を止めるときにこれを理解しておくと、きっぱりと止める動機になります。また常に頭に入れておくと、完全に止めるまで、訓練を継続する意志を持てるというメリットもあります。

具体例にまず、「ついつい食べ過ぎてしまう」「ついつい飲み過ぎてしまう」などの習慣は、このまま継続すると、生活習慣病などの成人病になる可能性があります。また、お酒を飲み過ぎるという人は、将来的に肝臓の病気になる可能性が出てきます。

それ以外では健康的な害の他、仕事の効率が悪くなり社内での自分の評価が下がることや、貯蓄があまりできなくなる、時間を無駄にしてしまう、などさまざまな影響が出てくるのです。

悪い習慣を止めたときのメリットについて

悪い習慣を断ち切るためには「悪いクセと習慣を止めたあとの自分」「どんな新たなメリットがあるのか」について、最初にイメージをしてみましょう。そして、悪い習慣を断ち切るときに誘惑に負けそうになったときに、このメリットやプラスのイメージを思い出すことをおすすめします。

例えば、喫煙という習慣を止めた場合には、最初は口寂しいかもしれません。しかし、止めた後は、食事が美味しく感じられ健康的な生活と、体の健康により近づくのです。また、たばこに消費していた分の費用を、その他に必要な自己投資や貯蓄に回すなどのメリットがあります。

また、周囲の人から「たばこの臭いが気になる」と怪訝な表情をされることもなくなり、周囲にも好影響があると言えるのです。

本当にその習慣を止めたいのかを自問してみよう

今まで気が付かないうちに習慣となってきた悪いクセや習慣。これを今後すぐに止めるということは、とても強い意志と根気がいるものです。またすぐに治る訳ではなく、繰り返し良い習慣を行いながら、習慣づけを頭と心に染みつかせる必要があるのです。

このようなことから、悪いクセや習慣を改善するときには、「自分は本当にこのクセや習慣を止めたいのか?」と自問自答してみる必要があります。

悪い習慣を治すための努力は、これから長く続ける必要があるためにかなりの強い意志が必要になります。中途半端な決意と意志では、途中で挫折してしまう可能性があるのです。自分に対して「本当にそのクセや習慣を止めたいのか?」を問いかけてみることが大切なのです。

良い習慣・悪い習慣共に止められないのは何故?

悪いクセや習慣はなぜ止められないのでしょうか?人の習慣には2パターンがあると考えられます。まず一つは、元々心身に悪いと分かってはいても、何度かそれを行うことで快感が得られ、つい行動をしてしまう、という習慣です。例に挙げると、喫煙やギャンブル、深酔い、衝動買いなどがあります。

もう一つのパターンは、自分でも気が付かないうちに行っている無意識な習慣です。気が付くと行っているという習慣で、爪を噛む、眉間にシワをよせる、食べ物を口に入れたまま話す、トイレの電気を消し忘れる、などが挙げられます。自分でも無意識なのですが、知らず知らずに周囲の人に不快感を与えている習慣やクセです。

これらの悪い習慣やクセは、脳に快感を与えるものは、目先の誘惑に負けてしまうという悪循環になっています。しかしついうっかりと行う習慣は、自分が意識的に止めることの繰り返しで、比較的治しやすいといえます。

悪い習慣をやめる方法①:集中力の対象を変える

悪い習慣というものについて、自分で冷静に分析してみることをまずしてみてはいかがでしょうか。たとえば、休日についダラダラと時間と過ごしてしまう、食べ過ぎてしまう、というようなときにはその行動についても自分が魅力に感じる何かがあるはずです。これを何か別のことに集中の対象を変更してみる、という作業をしてみましょう。

自分や家族の将来を考えて、プラスになる行動は何か?と自分で考えてみましょう。それが自分の得意なことや好きな事であれば、より集中力が増し悪い習慣から転換して、行動することが可能になるでしょう。このように、何か別の対象を見つけて集中する、という方法があります。

悪い習慣をやめる方法②:成功した場合の期待感

悪いクセや習慣から脱出する方法の一つに「もし止めた場合の自分が変わるイメージ」を強く持つ、という方法です。自分に対してのプラスのイメージを強く持って、行動につなげるという方法です。例えば、あと5キロ痩せたい(または痩せるように医師から指導されている)などの場合、痩せたときの自分のシルエットや、着ることができる洋服を着た自分、そして周囲の人の反応、などを強くイメージしてみましょう。

そのイメージの中にある「なりたい自分」と目指すことで、悪い習慣を止めよう!目標に向かって頑張ろう、という行動へのモチベーションになるのです。実例の代表的なものは「無駄遣いが減って、貯蓄を家族のプレゼントにして喜ばれる姿をイメージする」などがあるでしょう。

悪い習慣をやめる方法③:負荷を楽しむ習慣を作る

人はあることをきっかけに習慣ができます。何かを変えるために行動することは、ある種の負荷が心身にかかります。しかしこれは、実際に行ってみると必ずしも辛いことや苦しいこと、退屈なことではないのです。

負荷の中にもちょっとした楽しみを見つけてしまうと、逆にそれが楽しい・面白いと感じることもあるのです。「ダイエットの記録を付けること」「1日10分間の英単語を覚える時間を作る」など、小さいことから始めてみると、その行動自体が楽しいと感じる自分がいるかもしれません。つまり行動に工夫やコツを入れ込むことで、新しい良い習慣になり得るのです。負荷を楽しむ習慣を自分で生み出しましょう。

やめる習慣を身につけるためのおすすめ書籍3選

悪いクセや習慣を止めたいと思っている人向けの書籍3冊をご紹介します。ぜひ参考にしてみましょう。

1、「やめる」習慣、古川 武士(著) 日本実業出版社

悪い習慣を改善するための時期を区切り身体習慣(1か月)、行動習慣(3か月)、思考習慣(6か月)ごとの行動のアドバイスと、どんなことをすれば挫折せずに行えるか、などについても解説しています。

2、小さな習慣、スティーヴン・ガイズ (著)、田口 未和 (翻訳) ダイヤモンド社

「脳は変化を嫌う」という言葉がありますが、なぜ脳はそのように考えるのか?について分かりやすい説明されている本です。「小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動。」と勇気が出る言葉が散りばめられています。

3、先延ばしは1冊のノートでなくなる、大平信孝 (著)、 大和書房

この本は発売から約2週間で重版され、4万部の売上をあげた大人気の本です。本気で行動を変えたい人のため、先延ばしを止めるノート術を中心に書かれています。一流アスリートやモデルも実施しているメソッド本です。

まとめ

人生は習慣によって左右される、と言っても過言ではないと言われています。毎日の小さな積み重ねが将来に大きく影響してくるのです。習慣をコントロールすることで、人生では大きく変わります。悪いクセや習慣を今日からでも断ち切って、一度リセットしてみてはいかがでしょうか。まずは、自分のできる小さなことから順番に実行することが大切です。

将来のなりたい自分になるために、早いうちからよい習慣を身につけて毎日続けることが負担にならないようにしていくことが大切です。3年後には素敵な未来が来ることを期待して行動していきましょう。

「悪いクセや習慣」から「良い習慣」への転換で、自分の将来をよりよくしていきたいですね。

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