日々、タイトなスケジュールで仕事をする社会人にとって新しいスキルを身につける時間を作るのは難しいものです。日中は上司や先方からの電話が鳴り止まず、夜は家族サービスに時間を割かれてしまうことも少なくないでしょう。
「本当はやりたいことがあるんだけどなぁ」そんな風に思っている人は朝勉強するライフスタイルがおすすめです。しかし、人によっては不利になってしまうこともあるんです。今回は、朝勉強することによるメリットとデメリットを紹介します。
もくじ
仕事ができる人は朝方の人が多い
「できるビジネスパーソンは朝方の人が多い」こんな見出しを見たことのある人は少なくないでしょう。マイクロソフトの創業者で実業家としても有名なビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなども、朝の時間を大切にしていることで知られています。
出勤ギリギリの時間に起きて、せっかちになってしまいがちな朝の時間を「やりたいことをやる時間」に変えることで、自分の設定したゴールへ効率的に近づいていくことができます。朝の時間の使い方を変えるだけでライフスタイルも一変するんですね。
「なりたい自分」がいるにも関わらず、日々の業務を進めるだけで精一杯になっている人も多いでしょう。「時間がない」そんな風に感じている人こそ、朝の時間の使い方を変えることで人生のパフォーマンスを上げることができるようになるでしょう。
朝勉強することによるメリット
著名なビジネスパーソンも朝の時間を大切にしていることから、多くの人間にとって朝勉強することにメリットがあることが分かります。効率的に学習することができる朝の時間帯を活用することは生活を一新する上でも有効です。
しかし、今まで朝の時間を学習に使ってこなかった人にとっては「昼間や夜と何が違うの?」「同じ時間なんだから関係ないのでは?」と思う人もいるでしょう。ここからは、朝勉強することによるメリットを紹介します。
フレッシュ!朝は集中力が最も優れている
朝は集中力が最も優れていると言われています。モチベーションも安定しやすい朝はなら仕事や勉強もはかどりやすいでしょう。睡眠をとった直後は、頭の中もリフレッシュされており、前日に解けなかった問題に対する解決策も自然と浮かんだりします。
1日の中で最も活力に溢れた朝の時間を、一番大切なことに費やすことで吸収力をアップさせることができます。有名なビジネスパーソンが朝一番にその日最も大切なことをするライフスタイルを選択しているのは、こういった理由からきています。
疲れがちな週末付近でも朝一番なら頭も冴えているでしょう。集中力は体力と一緒で消耗していくものです。朝の時間をクリエイティブなことに活用することができれば、自分の決めたゴールへ向かって効率的に前進していくことができます。
朝は時間を有効に使うことができる
同じ1時間でも朝と夜では集中力に差があることは既に説明しました。最もフォーカスする力がある朝に重要度の高いタスクをこなすことで、短時間でも内容の濃い時間にすることができます。これは朝勉強することによるメリットと言えるでしょう。
時間を割きにくいビジネスマンや、忙しいフリーランスの人ほど、朝の時間を有効に活用することをおすすめします。激務をこなした夜に学習を進めようとしても意識朦朧としてしまうことがほとんどでしょう。
「この目標は絶対に達成したい」「○ヶ月後までにスキルを身につけたい」そんな明確な目標があるなら、朝の時間を有効に使うようにしてみましょう。今までよりも1時間ほど早く起きる習慣を身につけるだけで、目標達成への道が開けますよ。
タイムリミットがあるからこそ勉強が捗る
多くの人にとって、朝勉強することが仕事・プライベートのどちらにおいても有効です。しかし、朝は時間が限られているもの。「朝は1時間くらいしか時間がとれないよ」忙しいビジネスマンならこういった人も多いでしょう。
朝勉強することによるメリットの1つとして「時間制限があるからこそ学習が捗る」というポイントがあるんです。自分で設定した目標は、仕事と違って時間を無駄に浪費してしまうことも少なくありません。
この点、時間の限られた朝に勉強することで「今朝は1時間以内に絶対ここまで仕上げよう!」という具体的なリミットを設定することができるようになります。今まで学習にメリハリがつけられなかった人にも有効な方法になっています。
朝勉強することによるデメリット
朝勉強することによるメリットを紹介しました。効率的に学習することができる朝勉強ですが、人によってはデメリットになってしまうこともあるんです。人それぞれ異なるライフスタイルで生活しているからこそ誰にでも当てはまるわけではないんですね。
誰しもが朝方なわけではありません。人によっては夜の方が集中できることもあるでしょう。場合によっては健康を崩してしまう可能性もあります。ここからは朝勉強することによるデメリットを紹介します。
昼間眠くなってしまうことがある
今までよりも朝早く起きる習慣にシフトすると、日中眠くなってしまうこともあります。特に出社してからランチタイム前後の時間帯は、睡魔が襲ってくることも多いです。フリーランスは仮眠することで解消できますが、オフィスに務める人にとっては厳しいでしょう。
朝起きるのが苦手は人にとっては、早朝から勉強することをネガティブに捉えてしまう人もいるはず。日中の仕事が手につかなくなってしまっては本末転倒ですね。通常の業務に支障をきたしてしまうリスクもあります。
朝早く起きれば生活リズムも確実に変わるものです。日中眠くなってしまう問題を解決するには「昼寝する」ことがベストの解決策になります。昼休みに15分から30分ほど仮眠することができる環境を整えておくことも1つの対策として有効です。
就寝が遅い人は勉強効率が悪くなることも
朝勉強がデメリットになってしまう特徴の1つとして「そもそも就寝が遅い」ことがあります。毎日夜中の2時まで起きているにも関わらず、朝6時に起きるような生活を続けていたら頭は冴えることなく常に寝不足の状態になってしまいます。
睡眠がしっかりとれない状態で、タスクをこなそうとしても効率は悪くなってしまいます。この問題を解決する方法はたった1つで「しっかり寝ること」が最適解になります。「早く寝れない」という人にとって朝勉強はおすすめできません。
ライフスタイルを朝方にシフトすることが可能なら、ゆっくりと生活を変えていってみてください。はじめは寝不足気味になってしまうこともありますが、少しづつ時間をズラしていけば寝不足のリスクを最小限にすることが可能です。
早起きしすぎると健康を害するリスクも
「朝勉強するのは良いことなんだ!明日から4時に起きる生活にしよう!」こんな風に気張って朝方ライフをスタートさせてしまうと、時に危険を伴うこともあるんです。単純に早い時間に起きるだけでは、時間を有効に使うことは難しいでしょう。
あまりにも早い時間に起きてしまうと、十分な睡眠を確保することができず、ホルモンバランスが崩れてしまうこともあります。ホルモンバランスが崩れてしまうと正常な決断ができなくなり仕事に支障をきたすリスクもあります。
「自分の目標を達成するために早起きをするんだ!」という意気込みは素晴らしいですが、朝の時間を充実したものにしたいなら、まずは体調管理を徹底する必要があります。健康的にバッチリなら朝のたった1時間でも吸収率の高い学習をすることができます。
まとめ
今回は、朝勉強することによるメリットとデメリットを紹介しました。新しいことに挑戦し続けたい人には必見の朝方ライフ。そこには朝ならではのメリットと、人によってはデメリットになるポイントがありました。
毎日フレッシュな気持ちの時に最も重要なことにトライする生活習慣は、今までのライフスタイルを一新するようなものになることでしょう。普段から持っているアイデアを具現化したいのに時間が足りないと思っている人には非常におすすめの方法になります。
デメリットに感じるポイントは、生活習慣の見直しや睡眠の確保などで解決することができます。朝方ライフは1日で劇的な効果を発揮するものではありません。継続して続けることが重要なんです。朝の時間を有効に活用して、自分の目標を達成するキッカケにしてみてください。