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志望動機が思い浮かばない!説得力のある志望動機を書く4つの方法

転職活動の際に記載する志望動機に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。志望動機は、自分の熱意等をアピールできる場であるのと共に、下手なことを書いてしまうと一気に評価が悪くなってしまう可能性を秘めているでしょう。

この記事では、良い志望動機が思い浮かばない際の原因、そして良い志望動機を書くための方法等を見ていきたいと思います。志望動機を明確かつ具体的に記載することで、選考を有利に進めることができるようです。

もくじ

志望動機が思い浮かばない原因って?

志望動機が思い浮かばない原因には、一体どのようなものが考えられるのでしょうか?志望動機が思い浮かばないということは、応募する企業に対する熱意を疑われることにも繋がってしまうため、できれば誰もが納得できる志望動機を捻出したいものです。

志望動機が思い浮かばない原因としては、自分が何をしたいのかが固まっていない、そして志望している業界研究や企業分析が不十分であるというものが挙げられるでしょう。以下、その辺りを詳しく見ていきたいと思います。

自分が何をやりたいのかが固まっていない

自分がどのような仕事で何をやりたいのかが固まっていない場合は、志望動機が思い浮かばなくても無理はありません。志望動機とは、自分がそこで働きたいと思う理由であり、ひいては、そこで何がしたいのか、といったものになるでしょう。

そのため、本来は「どの会社を志望するか」ということの前に「自分は一体何がしたいのか」という点を明確にしておく必要があります。その辺りが曖昧なまま転職活動を行っていては、なかなか企業に対して説得力のある熱弁をふるうこともできませんし、選考を通過することも難しくなってしまいます。

「志望動機が思い浮かばない」というような場合には、改めて「自分は何がしたいのか?」という点を考えてみることをお薦めします。

業界分析や企業分析が不十分である

志望している業界や企業の分析が不十分な場合にも、説得力のある志望動機が思い浮かばなくなってしまうようです。前述した通り、志望動機の核となる存在は「自分は何がしたいのか?」という問いかけに対する答えでしょう。

しかし、それだけでは不十分であり、「それを行うためには、ここで働かなければならない」という部分まで踏み込む必要があります。そのためにも企業研究や業界分析を行うことが大事であり、それを怠ってしまうと、どの企業に入ればそれが叶うのかが見えないままになってしまうでしょう。

それを明らかにするためにも、志望動機が思い浮かばないというような時には、やりたいことだけではなく、どのような組織に属せばそれが叶うのかを考えることが大切です。

説得力のある志望動機を書くための方法は?

では、引き続き説得力のある志望動機を書くための方法を見ていきたいと思います。説得力のある志望動機とは、まず軸としてやりたいことが定まっており、それを叶えるために志望先の企業に応募するという流れが好ましいのではないでしょうか。

当然ですが、そこには一貫した論理性が必要です。自分がやりたいことと実際の仕事との間に論理的な関連性がなければ説得力を持つ志望動機にはなりません。それも含め、以下のような点に注意した上で、第三者が見ても納得のいくような志望動機を作成しましょう。

まずは自分の長所や短所、やりたいこと等を理解しよう

説得力のある志望動機を書くためには、まず自分の長所や短所、やりたいこと等を明確にしておく必要があります。前述した通り、「自分が本当にやりたいこと」というのは志望動機の軸になりますが、自分の長所や性格特性でそれを補うことができれば、より説得力が増すでしょう。

そのために必要なのは、「自分は一体どのような人間であるか?」という自己分析です。就職活動や転職活動の際には耳が痛くなるほどに聞く言葉ですが、正しい自己分析なしには論理性の高い説得力に長けた志望動機は生まれないでしょう。

自分のやりたいことはともかく、長所や短所、性格特性といった面はなかなか自分で掴むことはできません。そのため、自分に対する正しい情報を得たい時は、信用のおける身近な人に聞いてみることをお薦めします。

勿論、一人二人ではなくデータは多ければ多いほど好ましいでしょう。多くのデータを参考した上で目立った項目が、おおよそ自分が周囲から見られている姿ということになります。

入りたい業界や志望している会社のことを知ろう

説得力を持つ志望動機を作成するには、入りたい業界や会社のことを知るのも大切です。それらはひとえに業界分析や企業研究という言葉で呼ばれますが、転職活動では自分を知るのと同じくらいに相手のことを知ることが大切になるでしょう。

上述した通り、志望動機とは、まず「自分は何がしたいのか?」というものが軸となり、その延長線上に企業選びや働き方というものが存在します。自分がやりたいことの先にある企業こそ自分が志望すべき企業になるのですが、そもそも世の中にどのような企業や業界があるのかを知らなければ、その線は伸びていかないでしょう。

会社や業界というのは思った以上に複雑なものであり、一朝一夕にその全てを知ることはできません。しかし、現在はインターネットテクノロジーの発展に伴い、家にいながら様々な情報を取得できるようになりました。

それを活かし、志望している業種や会社、若しくはその候補に上がっているところがどのような特徴を持つかをしっかりと調べておきましょう。

「何故その会社なのか?」を突き詰めよう

説得力のある志望動機を書くためには、「何故その会社でなければならないか?」という点を明確にする必要があります。その辺りが甘く「別に弊社でなくてもいいのでは?」と相手に思われてしまったら、転職活動は上手くいかないでしょう。

会社というのはそれぞれ独自のビジネスモデルや企業文化を持っていますが、それを外から知ることは難しいものです。しかし、上述したように現在は様々な情報網がありますので、それを駆使し、できる限りの情報を集め、可能な範囲で「何故その会社なのか?」という点を突き詰めておきましょう。

この問いに論理性のある答えを出すことで、企業に対する理解も深まり、志望動機以外の部分でも相手を唸らせることができるかもしれません。

志望している企業と自分の特性の共通点を探ろう

説得力のある志望動機を作成するためには、志望している企業と自分の特性の間にある共通点を探ることも大事です。企業にはそれぞれ異なった特徴がありますが、それは人間も同様であり、仕事が上手くいくかは結局のところ会社との相性という面もあるでしょう。

それはもしかしたら個人の努力ではどうしようもない領域かもしれませんし、そうであるならば、お互い相性の良い相手と仕事をしたいものです。そのためにも、自分の特性を知り、相手の特性を知ることで、志望している企業との間の共通点を探りましょう。

上手く共通点が見つかれば、それを志望動機に活かすことで、説得力を高めることができます。しかし、もし見つからない場合は、今一度その企業との相性を考え、そこで具体的に働いている姿をイメージできるかどうかを検証してみても良いかもしれません。

抽象的な志望動機はNG!可能な限り具体化しよう

志望動機を書く際に注意したいこととして、抽象的にならないよう気をつけるという点が挙げられます。抽象的で曖昧な志望動機は、結局何が言いたいのかが分からなくなってしまいますし、それで相手の目を惹くことはまずもって難しいでしょう。

志望動機は具体的であればあるほどに好ましく、説得力を持ちます。それは志望動機に限った話ではなく、相手の興味を惹くには抽象的な話ではなく、具体的な話の方が全般的に効果的です。

具体的な話は、聞いている方もイメージを膨らませやすく、その可能性や顕在しているリスクを推測しやすくなります。すなわち、具体的な志望動機を語るということは、相手にとって応募者が自社で働いている姿をイメージしやすくなるでしょう。

それが功を奏する場合もありますが、具体化することで「イメージに合わなかった」ということも生じるかもしれません。その場合は元々の相性の問題とも言えますので、やはり志望動機は具体的に語った方が良さそうです。

まとめ

志望動機は応募者が企業に強くアピールすることのできる項目です。それだけに作成には神経をつかいますし、志望動機一つで選考を通過したり落ちてしまったりということもあるでしょう。

そのため、志望動機の作成にはしっかりと力を入れる必要があり、それが転職活動の成否を分けることも多々あります。自分と相手のことをしっかりと知った上で語られる志望動機には説得力があり、時に相手を感動させるような効果もあるのではないでしょうか。

そこまではいかなくとも、「自分のやりたいこと」を軸に、「その企業でなければ駄目」な理由を「具体的かつ論理的」に語ることを意識したいものです。その点を心掛け、然るべき労力を支払えば、少なくとも志望動機が理由で落とされることは少なくなるのではないでしょうか。

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