職場の悩み

休む技術を知りたい!1日以上休みたいときに活用する方法

休みたいのに、ほかの人が休んでいないと、なかなか休めないときありませんか?有給休暇がたまっていき、いつか消えてしまうかもしれない可能性もあるのではないでしょうか?せっかくの有給休暇が消えてしまうのは、とてももったいないことですよね。

そこで、今回は休むのに何の罪悪感もなく、上司にすんなりと言えるような休む技術について解説していきます。なかなか休めないと悩んでいる人は、こちらを参考にして有給休暇を取得してみてくださいね。

もくじ

休む理由で使わない方が良い理由とは?

休むときに、上司に理由を言うと思いますが、そのときに使わない方が良い理由はあるのでしょうか?最近では理由にこだわらない会社が増えていますので、下手に理由を言わない方が良い場合も多いです。

それでも私用で休むことに抵抗がある人が多いのも事実で、もっともらしい理由を付けたくなる気持ちもわかります。だからこそ、使ってはいけない理由について注意しなければなりません。使わない方が良い理由について見ていきましょう。

身内の病気やケガなど不幸な出来事

使わない方が良い理由のなかでも、圧倒的に止めた方が良い理由です。「妻が交通事故で入院をするので病院に付き添う」という理由を見てみましょう。当然、配偶者が入院する事態になったとしたら、とても大変なことです。

休むことに上司も反対はせず、心配をしてくれることもあるでしょう。ただし、こういう身内の不幸による理由は、いずればれる可能性があるので非常に危険です。

たとえば、同僚の家族と仲が良く、街中で元気な姿を見掛けてしまったということもありえます。両親を理由にすれば、万が一両親から会社へ連絡してしまったとすれば、すぐにばれてしまいますね。そんなこと絶対にありえないということが、現実には存在するものです。身内の不幸を使って休むのは、ばれたときにとても印象が悪くなります。絶対に止めておきましょう。

冠婚葬祭や法事などの行事は嘘がばれやすい

本当に事実の場合は問題ありませんが、お葬式や法事で嘘を付いて休むのは、ばれやすいので避けた方が無難です。お葬式の場合、そのあとの「初七日」や「四十九日」に休まないと、身内ではないのに休んでお葬式に出たのかと思われます。

法事は身内で亡くなった話をしていなかったことが話題に出て、すぐにばれてしまいます。知り合いの法事へ参加するのは無理がありますし、どちらにしても冠婚葬祭などの行事を理由にして休むのは止めた方がいいでしょう。

それから友達の結婚式で休むのは、たとえそれが本当だとしても、理由としては使わない方が良いです。なぜなら、上司や同僚にはそんなことで休むのは、社会人として失格だと考えている人がかなりいます。結婚式を休む理由にするのは止めておきましょう。

土日祝日でも済ませられるような用事

土日祝日でもサービスをやっているような用事を理由に休むと、周囲や上司への印象が悪くなります。たとえば、市役所や区役所で手続きをする場合、だいたいが平日のみとなっているので、半日休暇を取りたくなるものですが、市役所や区役所では水曜日の夜間に受付をしてくれるので、その理由は通らなくなります。

あとは病院もそうですね。いまではほとんどの病院が土曜日に診察をしているので、休んでまで行くのはどうなのかと考えている人も多いでしょう。ましてや持病などで定期的に通っている病院なら、なおさら土曜日に行ってほしいとなります。

必ず土日祝日でもサービスをやっていないか、平日以外でも用事を済ませられないかというのを事前に調べてから、休む理由を言うべきでしょう。

突発的なアクシデントを理由にするのはNG!

電車がストップしていたなどの交通機関のトラブルは、調べればすぐにわかることなので止めた方が良いです。それから来る途中で、トラブルに巻き込まれて警察へ行かなければならなくなったなども、住んでいる場所の管轄している警察署へ連絡をすれば、すぐにわかってしまいます。

危ない人に声を掛けられて、追いかけられていたという理由は、実際に起きたことだとしても言わない方が得策です。なぜなら、その理由が嘘かどうかは不明だし、確かめようがないけれど、もし嘘だとすれば本人の性格に問題がありそうだと判断されてしまいます。

周囲にもやもやした感情を抱かせるような理由は、それが事実かそうでないかは置いておいても、言わない方が無難です。

休みやすい環境を作っておくことが重要

欠勤は論外ですが、有給休暇を取得することは、誰にも避難されるようなことではないですし、有給休暇を取得するのに文句を言うような会社は、会社の方に問題があります。ただし、有給休暇を取得するときは、周囲に迷惑が掛からないようにすることが必須です。

その日に有給休暇を取得することによって、誰かが残業になってしまう、もしくは業務が停滞するようなことは避けなければなりません。そうならないためには、どうすれば良いのかを考えていきましょう。

突然休んでも大丈夫なようにしておく

日々の業務で翌日に持ち越せない業務は、必ず上司に報告をしてから仕事仲間に引継ぎをしておきましょう。膨大な量のときは極力休まないようにしてくことにし、どうしてものときは複数人が対応できるようにしておくべきです。

翌日に持ち越せる業務は、翌日に残業にならないようにこなすことが原則です。休んだ翌日に長時間残業をすると、上司の印象はあまり良くありません。優先順位を考えながら、上司と相談しつつ、休んだ分の仕事をどうするのか決めていくようにしてください。

仕事は自分だけしか知らない、もしくはできない仕事は作らずに、仕事仲間や上司すべてができるようにしておくべきです。休みたくなくても、病気で1週間以上休むような状況になるかもしれないので、全員が全員の仕事を把握し、どの仕事でもできるようにしておきましょう。

日頃からコミュニケーションをこまめに取る

仕事上でのコミュニケーションはとても大切です。好きな趣味や芸能ニュースなどの雑談をする必要はまったくありません。あくまでも、仕事をどうしていくべきか、どうすればもっと効率よく仕事をしていけるのかという相談は蜜にすべきです。

そのうえで、誰かが休んだら、どの仕事がストップしてしまうのか、この仕事は誰ができるのかを明確にしておき、誰が休んでも対応できるように、チームごとにこまめにミーティングをしておくことが大切です。できれば、ほかのチームでも応援ができるような体制を整えておきましょう。

誰かが急病で休んだときに、その休んだ人の仕事をしようと思っても、どういう仕事かも把握していないし、どうして良いのかわからないという事態だけは避けなくてはなりません。

最も良い印象を与える休む技術とは?

ここまでの内容をわかってもらえれば、下手な理由はかえって悪い印象を与えてしまうということは、理解できたのではないでしょうか。あくまでも有給休暇を取得するときの理由であって、欠勤はまた別になります。

欠勤は本来は社会人としてしてはならない休みなので、よほどの理由がない限り、休むのは難しいことを念頭に置いておきましょう。それでは、有給休暇の場合は、どうすれば良い印象を与えられる休み方なのかについて、説明していきますね。

理由は「私用」でOK!大切なのは休むタイミング

有給休暇は、給与が引かれることなく、働く人がリフレッシュをするために休める日のことです。リフレッシュをする日を設けることで、仕事を効率よく進めることが目的というのもあります。そのため、有給休暇を取得するのに、理由はまったく必要ではありません。

周囲に迷惑が掛からずに休める日ならば、堂々と休むことができる日なのです。あれこれと嘘を付いて休む必要はまったくありません。下手な理由を付けて休む方が印象を悪くします。

休む日はいつでも良いわけではなく、自分の休みたい日と仕事を調整して、タイミングを見計らいながら、休めるようにすることが大切です。もしも上司に理由を問われた場合は、休んでも大丈夫なように十分な調整が取れていない可能性があります。よく話し合ってみましょう。

まとめ

有給休暇は全員がなるべく取得するべき休暇です。誰か1人だけ、極端に有給休暇を取得できていない状況は改善しなければなりません。誰もが有給休暇をきちんと消化できるような、職場環境作りが重要なので、まだ改善されていなければ、上司や仕事仲間に意見を持ちかけることが大切です。

残念ながら、会社では休みやすい状況を作ってくれません。誰かが発言をしない限り、みんなが休みを取りやすくなることはないでしょう。

有給休暇を取得するときの理由を考えることよりも、みんなが気持ちよく休めるような仕組みを考えることがポイントです。できるだけ有給休暇を取得し、十分なリフレッシュができれば、仕事の効率や成果が向上していくはずなので、休みが取れるように調整していきましょう。

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