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大企業に入社したけど辞めたい…でも、辞めるとどんな未来が待ってるの?

大学を卒業して大企業に入社できたまでは良いですが、辞めたいと思う方もいらっしゃるかと思います。会社を辞めたいと周囲に漏らすと辞めるべきではない、という意見が大勢を占めるのではないでしょうか。あなたの周りはどういう反応ですか?会社で働くことには2つの重要な要素があります。それはお金とやりがいです。この両者ともに満たされている環境であれば辞める理由はあまりないと思いますが、大抵はこの両者は天秤にかけられ、お金よりもやりがいを選んで転職しよう、などという流れになりますね。今回はこのお金とやりがいを踏まえて仕事を辞めることに関して書いてみますので、大企業を辞めたいと思っている方に是非とも読んで頂きたいです。

大企業は辞めたいと思っても辞めないほうがいい、と言われる理由

一般論ですが、一度大企業に入るとよっぽどの理由でない限り辞めないほうがいいです。それはあなたの人生にとって多大なるデメリットをもたらすからです。大企業は基本的に同業の中小企業と比べても給料がよく、さらに各種の福利厚生が充実しており、定年まで勤め上げると巨額の退職金が支給されます。さらに企業年金などもあり、金銭面では非常に恵まれています。あなたの働く目的は何ですか?基本的に働く目的はお金を稼ぐことです。この働くという根本的な目的を大企業はしっかりと満たしてくれるのです。大企業を辞めたいと思い他の会社に転職したとしてもその会社で与えられる仕事はお金以上の価値をもたらしてくれるでしょうか?

さらに、大企業にいるとそのネームバリューで周囲から一目置かれます。賃貸で部屋を借りる、マイホームを買うためにローンを組む、何をするにもスムーズに話が進みます。つまり、社名をバックにした大きな社会的信用を得ることが出来ているのです。しかし、あなた個人ではどうでしょうか?大企業の肩書を取り除くと何が残るでしょうか?難しい国家資格を持っている、論文を執筆した、特許を取得したなどの実績があればまだしも、何もなければ即ちあなたには大企業で働いていた経験意外には社会的には何もないのです。この大企業に金銭面でも信用面でも守られており安定につながっていることは社会生活において大切な要素です。ですので、辞めたいと思っても辞めずに、社内で解決できることであれば部署替えなどで乗り切ることをお勧めします。

大企業を辞めてしまった場合にはどのように変わってしまうのか?

大企業を辞めた後には人生はどのように変わってしまうのか考えたことはありますか?まずは他人があなたを見る見方は大きく変わります。中にはあなたに対して会社を辞める前と辞めた後に関係なく接してくれる方もいらっしゃるでしょう。そういう方はあなたの内面を見ているので、今後も非常に大切にしたい方ですね。しかし、一般的には扱いは変わってしまいます。これが現実です。それは多少なりともあなたの肩書に魅力を感じて集まってきたので当然と言えば当然です。逆に大企業に勤めている友人が会社を辞めたらこれまでと同じように接しますか?また、金銭面でも収入が下がり、住居もワンランク下がり生活レベルは全体的に下がってしまうかもしれません。そうなると将来的な不安にもつながりかねません。

仕事の環境はまさに掌を返すが如く異なるものなのか?

大企業に勤めていると気が付きませんが、その看板の力は絶大です。社名を聞くだけで信用に繋がり、特に取引先の方々からは好待遇を受けます。勤めている企業の信用力とブランド力には絶大な力があり、その力を借りて仕事をしているのです。初対面の人と話していて、ふとお仕事は?と質問されたときにお勤めの会社名を答えると相手の方は大抵驚き、尊敬や羨望のまなざしであなたを見ると思います。そのようなまなざしは決して気分の悪いものではありませんね。しかし、一旦会社を辞めてしまうとその効力は皆無になってしまい、過去にその会社で働いていたという実績のみが残るだけです。

仕事においても大企業にお勤めですとその信用を、もしくは大企業と取引しているステータスに魅力を感じて中小企業の営業さんなどの食いつきはかなりよくなり、あなたを大切な人物として扱ってくれる場合が多いです。しかし、一旦大企業を辞めてしまうとそのバックボーンは無くなってしまい、特に新規のお客様に対してはその信用を一から作り上げなくてはならない場合も出てきます。従って、中小企業に再就職した際には大企業の知名度やブランド力などから醸し出される信用が低下してしまう分、仕事の環境は大きく異なってしまいます。

大企業を辞めると次の職で失敗したと思う可能性が大です

これは相対的な問題なのですが、大企業を辞めて中小企業で再就職すると大抵は失敗したと思ってしまいます。それは大企業に比べると給料が下がり、各種福利厚生も悪くなってしまうからです。大企業では住居手当として家賃の大半を援助してくれる会社も多くあります。中小企業では無し、もしくは独身なら1万円やご結婚されていたら2万円など少額の場合があります。もちろん退職金は再就職であることもあり、勤続年数が短くなるために大幅に下がります。大企業の場合は基本給以外で様々な手当てがついている場合が多いです。特に住宅手当はほぼ家賃を会社が肩代わりしてくれているので、その分自由に使えるお金が増えることになります。そして、次の会社で給料明細を見てみると、その変化に驚かれる方が多いのです。やはり、比較してしまうと失敗したと思いやすいです。

一方で、よくあるパターンですが、大企業を辞めて他の企業に移った際に管理職として採用されるケースです。大企業では社員が多いのでなかなか順番が回ってこないかもしれませんが、中小企業では大企業勤務経験というネームバリューも相まって管理職待遇で採用してもらい管理職となります。このケースは務めていた大企業からその取引先の中小企業へ転職する場良いが多いのですが、期待されているのは公務員の天下りのように大企業との橋渡しとなりより良いビジネスを展開したいという思惑があります。つまり、管理職になれたはいいが、もともと務めていた大企業とは縁が切れない場合もあり、失敗したと思うケースとなり得ます。

一方で大企業には大企業独特の様々な問題があるものです

大企業には中小企業ではなかなかお目にかかれない各種問題が起こり得ます。その最たる問題が転勤や出向です。中規模の会社でも自社工場を郊外に設立している場合など起こり得ますが、大企業の場合は転勤先が海外まで視野に入りますのでどこに行くかは不明な場合があります。また、外注先と仕事をしている場合も各種起こる技術的な問題などを外注に丸投げしていると技術力は身につきません。大企業に就職すれば給料はよく仕事のスキルも身につき良いことだらけかと思われがちですが、意外にも大企業には大企業特有の問題があり、不幸にして辞めたいと思う事態に直面してしまう場合があります。大企業で勤務していると意外に起こり得るこれらの事例について書いてみます。

夢のマイホームを購入した時に起こり得るもう辞めたいと思うような悪夢とは?

大企業では、日本各地、もしくは世界各国に支店や工場がありますので、転勤や出向を命じられる場合があります。独身ですと結構気楽に考えられるかもしれませんが、ご結婚されている場合、さらにお子様がいらっしゃる場合には転勤や出向は重くのしかかります。よくあるケースが、マイホームやアパートを買ったはいいが転勤を命じられたなどです。このケースではせっかく購入したマイホームを売却するかどうか悩んでしまいます。しかし、よっぽど立地条件が良くて地価が値上がりしていない限り売却したとしても借金だけが重くのしかかってしまいます。

このケースではマイホームにご家族を残して単身赴任を選択される方が多くおられ、家族が離れたまま暮らすことを余儀なくされてしまいます。もちろん、仕事よりも家族が大切であるとして退職される方もいらっしゃいますが、その後にはマイホームのローンが重くのしかかってしまいます。単身赴任先が日帰りできるような距離ですとまだ週末だけ帰宅するという生活が成り立ちますが、飛行機や新幹線を使わないと帰れないという距離では家族とは年に数回しか会えないという非常に寂しい思いをしますので、マイホームを購入する際には転勤の可能性についてしっかりと考えておくことが望ましいです。

大企業では意外と技術が身につかない場合があるって本当?

大企業では下請け企業の方々をまとめて仕事を進めるマネジメントの仕事も多くなります。意外と見られるのが、大企業の技術者たちよりも下請け企業の技術者たちの方が知識や技術力が高い場合があるということです。例えば、工場で何かの製造装置や測定装置を導入すると、その装置について最も詳しい人物はその装置や測定器を扱う人物ではなく、その装置や測定器を設計し製造し、さらに性能を調査した技術者たちなのです。そうなると、何かトラブルが起こった場合は製造会社の技術者たちに連絡して解決策を探します。ここで、よく言われるのが外注に丸投げしてしまうケースです。このケースでは外注先に頼りきりですので技術は身につきません。

この際には大企業の技術者たちは装置導入を主導し、立ち上げ後は製造ラインを管理することが仕事ですので意外に装置に触れ理解する機会は少ないのです。このため、装置を扱うことには慣れたが、自社製品を作っている装置がどういう仕組みで動いているのかあいまいで完全には理解できていない、となりがちです。大企業にお勤めの方でもより高い技術を求めて転職するケースも出てきます。技術の世界は課題に直面した時に逃げずにその課題に向かい合ったか、という経験が生きてきますのでその環境を求めて大企業を辞めたいと思うケースです。

辞めたい理由が新しいことへの挑戦である場合

今の仕事に満足できず、より高みを目指す場合やよりお客様へ近い仕事をやりたいなどポジティブで何かに挑戦しようとする場合は、それはお金や安定など大企業に勤めるメリットを超えたやりがいを求めての決断だと思います。自分のやりたいことをやり抜く、この場合はご自分で選ばれたて決断された新しい人生ですので新たな人生に後悔はないと思います。かといって、こんなはずではなかったと後悔することも無きにしも非ずです。大企業を飛び出したはいいが、後々辞めたことを後悔しないためにも辞める前には事前に情報収集と情報の分析をしっかりと行っておきたいですね。

やりたいことを見つけた場合は仕事を辞めてもいいの?

長い人生で後悔することの一つに、やりたいことをやらなかった、もしくは挑戦すべきであったのにしなかったことが挙げられます。人生は一度しかありませんし、仕事は人生でも大きな地位を占めています。自分が好きだと思える、また誇りを持てるような仕事に出会うことは人生の幸せに直結します。世の中には知らない仕事が沢山ありやりがいのある仕事も沢山ありますが、子供の頃にはそのような仕事は知りませんし、大学に入っても聞いたことがある程度でなかなか実感がわかない、というところでしょうか。しかし、一度社会人になると交友関係の広がりや様々な職業の方々と触れ合う中で生きた情報が得られます。すると、今まで見ていた景色が少しずつ変わって行き、様々な職業の魅力が見えてくると思います。

もしくは、幼い頃にあこがれた職業で一度はあきらめた夢がふとしたきっかけで思い出され、どうしても諦めきれず挑戦しようというケースもあります。万事塞翁が馬とも申しますし、人生とは分からないものです。どういう人生を歩めば幸せなのか答えはありません。大企業に勤め続けても幸せを感じないかもしれません。もしくは、お歳を召されたときにあの時辞めずに勤め続けておいてよかった、と思うかもしれません。人生に対しては誠実に向き合うこと、そして自分に正直であることは大切なことであると思います。将来をお悩みの方はまずは自分に問いかけてみて、自分はどう思っているのか、何をしたいのかなどを正直な気持ちで見つめてみることが必要だと思います。どうしても夢を諦めきれないと思う場合は後悔を恐れずに勇気を出して一歩踏み出してみましょう。

まとめ

大企業を辞めるということは皆さん非常に強い覚悟を持って臨むことだと思います。一般論でいえば安定した生活が送れる大企業は辞めるべきではなく、そのまま働き続けた方が利点は多いと思います。辞めたい理由が解決できるような理由でしたら、何とか解決してそのまま働き続けることが望ましいです。しかし、転勤やもしくは大企業が肌に合わないと思う方などは、大企業に関わらず転職されているのも現実です。もちろん、夢を持っている方で、その夢に向かって新しい人生を歩みだすことは素晴らしいことですので、このような方も是非とも応援をしたいです。大企業を辞める、その決断が正しいと思え、その新しい人生がより良い人生となることを祈っています。

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