職場の悩み

完璧主義者の5つの心理!周囲に完璧主義者のいるサラリーマン必見

あなたの周りに『完璧主義者』はいませんか?完璧主義者というと聞こえは良いですが、一緒に仕事をしてみると仕事のしにくさを感じる方もいると思います。

実は仕事において、完璧主義によるデメリットは少なくありません。場合によっては、仕事のスピード感を奪い、仕事がうまく回らなくなる場合もあります。

だからと言って、一緒に仕事をするのを避けるわけにはいかないのも事実です。

もし、あなたの周りに行き過ぎた完璧主義者がいるのであれば、どうにか改善する必要があります。そのためには、まず完璧主義者のことについて詳しく知るべきでしょう。

この記事では、完璧主義者の心理や、長所と短所について紹介していきます。

もくじ

無意識なサラリーマンが意外と多い!完璧主義者の心理とは?

実は、完璧主義者のなかには、無自覚のうちに完璧主義になっている人も少なくはありません。周りからは完璧主義とわかっても、その人自身は完璧主義と自覚していないことがほとんどです。

完璧主義者は、自分にあまり自信がなく、偏った考え方をしている人がほとんどです。また、責任感やこだわりが強いため、周りに完璧主義の考え方を強要する場合もあります。

これからは、完璧主義者の心理について紹介していきます。完璧主義者にはどのような心理や特徴があるのかを正しく把握し、対処できるようにしましょう。

中途半端は許されない!0点か100点のどちらか

まず、完璧主義者のほとんどは『0点か100点か』という極端な考え方を持っています。白か黒か、成功か失敗か、中途半端が許せないのも特徴として挙げられます。100点満点の仕事でなければ『失敗』に分類されるため、常に100点満点の仕事を目指します。

これだけ聞くと悪い考え方には聞こえませんが、100点満点の仕事をし続けるのはとても困難ですし、そもそも100点満点が無い仕事もあるでしょう。そのなかで常に100点満点の仕事を求め続ければ、仕事の進行に支障をきたします。

常に100点満点の仕事を目指すため、周りよりも仕事に対する時間は増え、チームのメンバーに迷惑をかけてしまうことも少なくはないでしょう。

完璧主義者が上司となればその考え方を部下とも共有しようとするため、部下に対しても完璧を求めてしまいます。

実は自分に自信がない…自己否定感が異常に強い

完璧主義者のほとんどは、自分に自信がない場合がほとんど。自己否定感がかなり高いため、とにかく「この仕事はうまくできているのか?」と確認をしてしまいます。

自信がなくなる原因は、完璧主義者の特徴である「完璧な仕事をしなければいけない」という考え方です。自分の仕事に対する評価が厳しく、自分は失敗してばかりだと思い込んでしまうのです。

そうなれば、より完璧な仕事を目指すために働いてしまいます。つまり、悪い循環に陥っているとも言えるでしょう。

理想が高く、自分にとても厳しいのも完璧主義者の特徴のひとつ。人によっては、部下や後輩にも完璧な仕事を求めてしまうケースがあるため、周りのストレスの原因ともなってしまいます。

他人からの評価が気になって仕方がない!自己評価が低い

完璧主義者は、「他人から自分がどう見えているのか?」と普段から気にする傾向にあります。もちろん、どんな人にも当てはまるでしょうが、完璧主義者は過剰に周りからの評価を気にしてしまう人が多いようです。

先ほどお伝えしたとおり、完璧主義者は自分に自信がありません。その自身のなさをカバーしようと、完璧な仕事を求めます。完璧な仕事をすることで、無意識のうちに周りからの評価を得ようとしているのです。

完璧主義者と聞くと、自分に自信があるイメージを持っていた方もいるかもしれません。しかし、完璧主義者のほとんどは自分に自信がありません。このことを周りが知ることで、正しい対処の仕方がわかってくるかもしれません。

真面目すぎるのが特徴で責任感が人の何倍も強い

あなたの周りにいる完璧主義者は、普段からかなり真面目な人ではないでしょうか?その極端な真面目さも、完璧主義者の特徴として挙げられます。

きっと、真面目で責任感が強く、仕事においての正確性や信頼度は、周りからの評価もかなり高いでしょう。細部まで確認を怠らず、どれだけ時間をかけてでも納得のいく仕事をするタイプのはずです。

真面目で責任感が強すぎるあまりに、「仕事は完璧にしなければいけない」という考えを持ってしまうのです。

また、責任感が強すぎるため、周りに頼ったり甘えたりするのが苦手な人も多いと言えます。何事も自分の力で済まそうという考えが強いこともあり、ひとりで疲れてしまうケースも少なくありません。

失敗するのが怖くてたまらない!極端な思考を持つ

あなたにも『失敗を恐れる気持ち』が少なからずあるとは思います。しかし、完璧主義者は極端に失敗を恐れている傾向があります。

「失敗をすると周りから悪い評価をされる」という思いが極めて強いため、失敗を成功のもととは考えず、『失敗は絶対に避けるべきもの』として考えます。

また、小さな失敗も気になってしまうため、100点満点で文句のつけようがない仕事をしたいと考えます。細部まで気になってしまい、周りよりもひとつの仕事に対して時間を費やしてしまうのでしょう。

仕事にはそれぞれ『仕事の本来の目的』が存在します。しかし完璧主義者は、失敗を恐れるがあまり本来の目的を見失うことがあります。本来の目的を見失い、「失敗しないこと」と目的にしてしまうケースも少なくはありません。

仕事や対人関係に現れやすい完璧主義者の長所と短所は?

仕事において、完璧主義のデメリットは少なくありません。仕事がスムーズに流れなくなるケースもあります。

しかし、何も完璧主義がすべて悪いわけではありません。これまではデメリットを挙げていきましたが、メリットも少なからずはあるのです。

もし、あなたの周りに完璧主義者がいれば、長所や短所を正しく把握した上で関わっていくといいでしょう。

ここでは、仕事や対人関係に現れやすい完璧主義者の長所や短所について紹介していきます。

長所は丁寧で正確・分析力に優れて責任感がある!

これまで、完璧主義者の短所を多く挙げてきましたが、長所も決して少なくはありません。完璧主義は、本人がうまく使えればかなりの武器になると言えます。

仕事における完璧主義者の長所は、

  • 仕事が正確
  • 分析力に優れている
  • 細かな作業が得意
  • 責任感が強い
  • 信頼して仕事を任せられる

といったことが挙げられます。

特に仕事の正確性や責任感の強さは最大の強みとも言えるため、管理職には適した能力を持ち合わせていることが多いようです。

ただ、先ほどまでにも紹介したとおり、今挙げた長所は視点を変えれば短所にもなり得ます。なので、完璧主義者の特徴を自身が正しく理解しコントロールできれば、かなりの強みとなるとも言えるでしょう。

短所はストレスがたまりやすく完璧を求めるがゆえに仕事が遅い

仕事における完璧主義者の最大の短所というと、やはり『完璧を求めるがゆえに、仕事の時間がかかってしまう』ことでしょう。できる限り良いものを、という考えは正しいでしょうが、時と場合によっては正しくない場合もあるでしょう。

会社で働いている方ならご存知かと思いますが、仕事において納期は絶対です。納期を破るということは、仕事に関係しているすべての人へ迷惑をかける行為です。ビジネスマンである以上、絶対にしてはいけないことです。

完璧主義者の人たちも、そのことは十分に理解していますし、納期を守ってこその完璧な仕事です。この「完璧な仕事をする」と「納期を絶対に守る」という気持ちによって、かなりのストレスを感じてしまうのは言うまでもありません。

完璧主義のサラリーマンがなぜ嫌われる?職場で浮いてしまう理由

仕事において、完璧主義者には長所と短所があります。本人が特徴を正しく理解し、長所をうまく生かすことができれば、会社にとっても大切な人材となれるはずです。

しかし、完璧主義者のほとんどは『無自覚』で完璧な仕事を求めています。本人に自覚がないため、自分で長所を生かせず『真面目な人』というイメージで片付けられてしまいます。

そうなれば、「仕事が遅い」「周りにも完璧な仕事を求めてくる」などの短所がイメージとして定着しやすくなり、周りからも悪いイメージで見られてしまう機会が増えるのです。

また、完璧主義者は人から評価されなければ、今よりもっと完璧な仕事を求めるように努力をします。まさしく、悪循環と言えるでしょう。そうならないためにも、完璧主義の特徴を正しく理解し、長所をうまく生かすことが必要になります。

まとめ

無自覚な完璧主義者とうまく仕事をするためには、まずは完璧主義者のことを正しく理解するところから始める必要があります。正しく理解したうえで、一緒に仕事をするようにしましょう。

これまでお伝えしたとおり、完璧主義者の考え方は良くも悪くも極端である場合がほとんどです。会社という組織のなかだと、極端な考えは争いの火種になりかねません。

仕事をスムーズにこなすためには、完璧主義者本人が特徴を正しく理解し、改善しようとするのがベストでしょう。しかし、自覚ができる人は少なく、自覚しても改善が難しい場合もあり得ます。

周りの人も完璧主義者の心理や特徴を正しく理解し、しっかりと見極めたうえで一緒に仕事をすることをオススメします。

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