「この仕事をこのまま続けて…将来どうなるんだろう?」って考えた時に「大丈夫!絶対安泰!」と自信を持って答えられる人って、どれくらいいるのでしょうか?会社が無くなっていたら、体を壊して働けなくなっていたら、と考え始めると不安でたまらなくなりますよね。
今回はそんな「将来の仕事に不安を感じる」という人へのお話しです。将来は見えないからおもしろい、でも同じだけ不安。それならその不安、解消しておきませんか?
もくじ
「将来の仕事の不安」はお金の不安!その不安のために「今」やることがある
「将来の仕事の不安」と言うと、とても壮大で手に負えないイメージを持ちやすいものです。不安要素の中には、自分の手ではどうにもできないこともありますよね。
でも、将来の仕事の不安を突き詰めて考えてみると、その正体は「お金」ではありませんか?試しに「お金がたくさんある」と仮定して、仕事の不安について考えてみてください。お金が十分にあれば、会社が立ち行かなくなっても、解雇されても生きていけますよね。それなら「お金の不安」として解決策を見出した方が良さそうです。
どうすれば将来のお金の不安を拭うことができるのか?そのために「今」何をすれば良いのか?について考えてみましょう。お金の不安であれば「今」動き出すことできちんと解消することができますよ。
お金の不安は解決方法が明確!「知る」ことは不安を望みに変える?
お金の不安は、人に何とも言えない孤独感を持たせます。お金が無ければ食べられない、住む所が無い、安心できない、と考えると恐怖ですよね。
でも「お金」は平等な価値です。収入に差はあっても、持つことはできるし、増やすことも使うこともできます。ものには何でも「取り扱い方法」があります。
電化製品と同じです。扱い方さえわかっていれば、怖さは半減します。お金の不安に駆られる人は、お金のことを知るところから始めてみましょう。
いくらいるの?「平均」ではなく「自分は」いくら必要なのかを知る
よく、テレビなどで「生涯で○円かかる」などと言いますが、それはあくまでも平均であり、かつかなり大雑把な予想です。
人には人それぞれの人生があります。ほんの一瞬を切り取って考えてみても、本が好きな人は書籍代がかかる、そうでない人はかかりません。これと同じことです。大事なことは「自分は」いくらかかるのか?ということを考えてみることです。
今後自分が望む人生のイベントがいくつあるのか?最終的には何を持っていたいと願うのか?それらによって必要額は大きく変わってきます。家族やパートナーが居るのなら、その人たちにどういう生活をして欲しいのか、などでもまた変わるでしょう。ざっくりした平均額を気にしているようでは、いつまで経ってもお金をコントロールすることはできません。
どうやって貯めるの?数ある貯蓄の方法から「選ぶ」ことが大事
貯蓄は大事です。貯蓄があれば、何らかのアクシデントに遭遇してもすぐに困るということもないかもしれませんね。「何かあった時のために貯蓄をする」というのは、安心を貯めると言っても良いでしょう。
しかし、今の世の中では「いつ起るかわからない、もしかしたら永遠に起らないかもしれないことのために、生活を切り詰めてまで貯蓄する」ということは難しいのではないでしょうか?一生懸命働いて疲れて、でも「いつかのために」お金を思うように使えない、では何の為に働いているかわかりません。そう思ってしまうと、貯蓄は続かなくなります。そのため、貯蓄はできるだけ精神的負担を減らす必要があるのです。
定期預金、投資信託、積立型保険、個人年金、他にも貯蓄の方法はたくさんあります。自分の性格や生活スタイル、興味などを参考にして、いちばん精神的負担の少ない、自分に合った貯蓄方法を見つけ出しましょう。
払わなくて良いお金はない?庶民こそ節税を真剣に考えることが重要
「節税」と聞くと、何となくお金持ちがやるイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?「収入が多いから税金が多い、だから節税する」と考えてしまいがちですが、それは逆です。節税をきちんとしているから、お金持ちはお金を持っていると言っても良いくらいです。
税金は国民の義務なので支払わなければなりません。でも節約をすることはできます。たとえば今すぐできる節税として「ふるさと納税」があります。ふるさと納税をすることで所得税や住民税の控除を受けることができますし、お礼品をもらうこともできます。
他にも医療費控除の中の一つである「セルフメディケーション税制」などもあります。薬局で購入する市販の医薬品が年間1万2000円を超えると控除の対象となるものです。節税は知ってさえいれば誰にでもできるものがたくさんあります。
「お金が足りない」を感じない人になる!お金に頼りきらないための自分作りとは?
お金のすごいところは、人間のさまざまな欲求を叶えてくれるところです。欲しいと思ったものを買う、したいと思ったことをする、食べたいと思ったものを食べられるというのは、純粋に「楽しい」ですよね。
この楽しさを得るためにお金が使われます。そのお金に不安があれば「楽しめない」という不安を持つことになります。これが「お金に頼る」という生き方です。
「お金がなければ何も楽しめない」そう思うと足が止まります。こんなに働いているのに、生活するだけで精一杯の生活しか送れないと思うから不安になるのです。本来お金は生活のために得ています。自分の収入で生活ができればそれだけで100点なんです。
「生活以外」を持てば働ける!ライフワークと呼べるものを持つ
仕事があって、生活ができていて、でも「将来の仕事が不安、お金が不安」というのであれば、それはあなたの心が満たされていないからではないでしょうか?
もう100点を取っているのに、満たされないのであれば、あなたは違うところでの100点を求めているということです。そうであれば、それを満たしましょう。それが何かがわからないのであれば探せば良いのです。そのために働く、と考えてみませんか?それは仕事で得られるものなのか?それとも仕事以外のことなのか?それがわかればあなたは働き続けることができます。
もしも今の仕事がなくなったとしても、自分が求めているものが何かがわかっていれば、それとは別の「生きるための仕事」を続けることができるのです。
「お金じゃない」を持つ!お金に換えられない価値が持つ安心感
お金というのはオールマイティです。働くことで誰にでも得られる参加賞のようなものではないでしょうか?みんなが参加賞をもらっている中で、それ以外のものを持っている人がいます。
それは「お金に換えられないものを持っている人」です。自分の資質であったり、好きなもの、大事な存在、その他にもたくさんあります。これを持っている人はどこに行っても生きていけます。なぜなら「自分自身」が価値だからです。
何かに依存したり、しがみついたりする必要を感じない人は「生きるため」だけに働くことができます。自分が自分である限り「何とかなる」という安心感を持つことができるのです。そして、その価値は実は全員が持っています。ただそれに気が付いていないだけで、あなたにも必ずあるはずです。
「お金の不安」は最大にして最弱の敵!「お金の不安で良かった」を忘れない
世の中にはいろんな不安が溢れています。仕事、お金、人間関係、健康、恋愛、考え始めるとどれもキリがありません。その中でも「お金の不安」は最も平等で最も解決しやすい不安です。
お金は働けば得られます。頑張れば頑張った分だけ入ってきます。でも、その他の不安はそうはいきません。相手あってのことや、人以外が相手の不安もあります。健康の不安も頑張りや気合いではどうにもなりません。自分の気持ちがどんなに強くても、叶わないことばかりです。
「将来の仕事が不安=お金の不安」なのであれば「お金の不安で良かった」と思うことを忘れないようにしましょう。お金で解決できるのなら良いではありませんか。がむしゃらに働いてもいいし、誰かに助けてもらっても良いのです。大事なことは「お金の不安で全てを台無しにしない」ということではありませんか?
まとめ
将来のことは誰にもわかりません。今あるものが無くなる、今は無いものができる、そんな情報が入ってくることで、将来の仕事に不安を感じる人も多いでしょう。その時のために、今から備えておくことも大事ですが、いつでも変わらない自分を持っておくことも大事です。
人間は感情の生き物です。感情次第で前へも後ろへも進みます。自分を前に進ませるための原動力を外に求めると不安になります。自分の中にいつも原動力となるものを備えておきましょう。
結局は自分です。仕事もお金も得るのは自分、使うのも自分なのですから、その自分をしっかりと持っておくということに「今」を使っても良いのではありませんか?どんなことがあっても、あなたがあなたであるということに変わりはないのですから。