心に余裕のある人って見ていても、自由で、明るくて、とても魅力的に見えるものですよね。
一方で、同じ環境にいても心に余裕がない人はイライラしていたり、仕事もミスを犯してしまったりとあまり良い印象を与えることはないですね。
できることなら心の余裕は保ちたいものです。ここではちょっとした心がけの違いや、生活習慣の努力で心に余裕をもてるよう改善していく方法を紹介していきます。
もくじ
まずは心の余裕を改善しないと陥る危険な心の状態を知る!
心の余裕を保つことは、自分のためにとても大事なことなんですよ。
というのも心に余裕がないと、心は崩壊し、思いもよらない八つ当たりや仲間外れなどの、辛い状態に自分を追い込んでしまう可能性があるからです。
つまり、とても危険な状態に心をさらしてしまうのです。
ここではそうならないためにどんな心の状態になってしまうのかを紹介します。
八つ当たりやかんしゃくで、周りに迷惑をかけてしまう!
心に余裕がない人がもっとも陥りやすい心理状態が、イライラですよね。そして、このイライラが続いたり、急激なイライラによって、八つ当たりをしてしまうことが増えてしまいます。
同様に、ちょっとしたことでかんしゃくを起こしてしまうこともあり、周りからは「変な人」、「怒りっぽい人」、「近づきたくない人」と思われてしまうことも多々あります。
そして、この問題を起こしてしまうと対人関係までおかしくなって、どんどん悩みは増えてしまい、心に余裕をもつことなんか不可能になってしまうのです。
八つ当たりやかんしゃくを起こした時は、素直に「ごめんね」と謝ることを心がけましょう。自分の中のわだかまりをしっかりと解きつつ、思いつめないようにしましょう。
怒ったりする原因を相手が作っていたのなら、必ず許してくれるはずですよ。
考えることがそもそもできなくなり、仕事などに悪影響
心に余裕がなくなると、頭の回転も悪くなりますし、頭の中の考えごとのスペースが減ってしまいます。
どんな人だって、一度に考えられる量や悩みごとのキャパシティには限界がありますよね。
心に余裕がない原因が悩み事や心配事が多いという場合だと、当然、考えるためのスペースが脳にはなくなりつつあるということになるので、考えること自体が上手くできず、良いアイデアも浮かばず、仕事などにも悪影響になることが多々あります。
心に余裕がなくなっている場合には、なるべく頭を使う作業よりは体を動かす作業に専念するとよいですね。
もし、仕事がデスクワークの場合にも黙々と考える仕事ではなく、打ち合わせやファイリング作業などをするように心がけるだけでも、脳のキャパシティには余裕が出てきますよ。
コミュニケーションができず、嫌われやすくなる可能性も!?
心に余裕がなくなるとコミュニケーションも上手くできない人もいます。
それもそのはず、そもそもストレスが溜まっていたり、イライラしていることが多いので、人とちゃんと話す気力がなくなっているのです。
さらには考えごとをするキャパシティもないので、上手く相手の会話に入れず、返しも微妙なものとなります。
自分は良くても相手側からしたら、「なんか感じが悪い」、「真面目に人の話聞いてるのかな?」と受け取られてしまう可能性があり、結果的に嫌われてしまう可能性もあるんですよね。
そうならないためにそのコミュニケーションを回避して、しばらく一人で心を落ち着かせる時間も必要です。
そして、そんな時行って欲しいのが次から紹介する改善方法になります。
心に余裕をもてない人はこんな人!焦らず改善すれば問題なし!
次に紹介するのは改善策ではなく、心に余裕をもてないのはどんな人なのかを知ることです。
自分がどんなタイプで、どんなタイプだと心に余裕がもてなくなってしまうのかを事前に知っておけば、心に余裕をもてなくなってしまうことを未然に防げるかもしれませんよね?
ここで紹介する代表的な心に余裕をもてなくなるタイプの思考回路をよく理解し、そうならないように行動してみましょう。
ついつい人と比較してしまう!それって無意味かも!?
心に余裕を持てなくなる人のもっとも多いのが、周りを気にしすぎ、ついつい他人と自分を比較してしまう人です。
もちろん、「自信のなさ」のあらわれという見方もありますが、誰だって完璧な人はいません!多少人より劣っていたとしても気にせず、行動することが大事ですよ。
逆に言えば、心に余裕のある人は決して優秀だということではなく、単純にあらゆることにおいて、他人と比べたりしないものです。
無意識のうちに他人と自分は違うもの、そんなものは時間の無駄だと分かっているのです。その分、脳の中の考えるスペースも余裕があり、自由な発想や生き方が生まれてくるのです。
ネガティブな思考回路で、すぐに落ち込んでしまうのもダメ!
心に余裕をもてない人は、大抵の場合ネガティブ思考をもっていますね。
これはある程度しょうがないことで、ネガティブ思考というのは見方によっては慎重派、堅実派とも考えられ、ビジネスの世界では重宝される場合もあるのです。
ただし、必要以上にその傾向が強くなってしまうと、ネガティブ思考がどんどん前にでてしまい、失敗も増え、それにより落ち込んでしまうことが増えます。
そうなると当然、心に余裕がなくなります。一気に「心の余裕」のための部屋が埋まってしまい、ほとんど後悔や悲しみで満たされてしまうのです。
いずれにしろネガティブ思考は、確実に心の余裕とは負の連鎖を有無だけですので、失敗はクヨクヨせず、気にしないための努力をするようにしましょう。そのあたりは改善方法のところで解説していきます。
そもそもやるべきこと、やりたいことが決まってない!?
心に余裕がない人の特徴として、かなり多いのが自分でも何がやりたいのか分かってない人です!
これって明確な意思をもってやりたいことに取り組んでる人からしたら、「えっ?なにそれ」って感じになっちゃいますが、これは意外に多いタイプなんです。
もちろん、漠然と適当に行動しているわけではなく、なんとなくやるべきことが明確になっておらず、その都度判断にとまどい、そのまま心に余裕がなくなっているということなのです。
これって意外と多いんですよね。でもこの場合の心の余裕のなさは、簡単に解決しますよ!
今後は、しっかりとやるべきことを練ってから行動するだけです。
心に余裕をもつには生活習慣から!簡単なことからはじめる改善方法!
心に余裕をもつには、放っておいても何も改善はされません。でも安心してください、何か特別な苦労を強いるわけではなく、ちょっとずつ心に余裕をもてるための生活習慣を身につけていくだけなんです。
早ければ、数週間、数日で一気に改善することもあるかもしれませんよ。
それでは最後に心の余裕を取り戻すための、改善方法を3つ紹介します。
やらなきゃいけないことを「やらない!」と決断する
心に余裕のない人はネガティブ思考の人が多いといいましたが、同様に「やらなきゃダメだ」と決めつけてることが多いようです。
でも実際に生活していると、やらなきゃいけないことって少なくないですかね?
逆にいえば、どんなミスをしても、どんなやり忘れをしても大抵はどうにかなるものです。
この思考回路が大事です。
もちろん、必ずやらなきゃいけないことはしっかりやる必要がありますが、優先順位をつけて、低いものはやらないままに放っておくのも良い方法なんです。
それは仕事だけでなく、人付き合いや家事でもなんでも一緒ですよ。
めんどくさい集まりには参加せず、家事もたまには弁当を買ったりと手を抜いたりする、そんな些細なことこそが、ちょっとした心の余裕を生むことにつながるのです。
100%物事を達成できなくても満足する!70%くらいがちょうどいい!
上記の改善方法とある意味似ていますが、これも大事な心の余裕のための試みですので、ぜひとも実践してくださいね。
完璧主義の人ほど、心に余裕は生まれません。それはそうですよね、四六時中ミスを犯さないように緊張状態で生活しているのですから、それこそ脳の中は大変ですよね。
ですので、今後は100%の結果はもとめず、せめて70%ぐらいになるように程よくがんばりましょう。
70%くらいでいいやと思うことで、これから取りかかる仕事や行動もあまり気にせず取り組めるようになるでしょう。
例え失敗しても、70%くらいを目指したんだから失敗してもしょうがないくらいに思えてくればこっちのものです。
ちょっとずつ心の余裕が生まれてきている証です。あともう一歩ですよ!
何も考えない時間をつくって、ボンヤリすることが大事!
一番やって欲しいことが、この「何もしない!」時間を作ることです。
ボンヤリというのはとてもいいことです。
似たようなものとして、最近世界的大企業でらるGOOGLEなども取り入れている座禅やヨガなどにも同様の思想があります。
頭を空っぽにすることはとても大事なことで、そうすることで心に余裕を生むための土壌が出来上がるのです。
ふと考えてみてください?最近いつボンヤリしましたか?おそらく心に余裕がない人は全然ボンヤリしていないはずです。
まずは、どんなシチュエーションでもいいので、それこそ、お風呂の中、夜寝る前、それこそイライラしてしまった後に、ぜひ積極的にボンヤリしてみてください。
きっと、少しずつ心に余裕が生まれるようになるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
心の余裕を取り戻すのは、何か特別な道具や方法があるわけではありません。
人のメンタルというのは不思議なもので、ちょっとしたことで劇的に改善したりするものですよね。
ここで紹介したように、ポイントは以下になります。
①「やらないこと」を覚える
②100%は目指さない
③ぼーっとする時間をもつ
これだけで心の余裕を取り戻せるのなら絶対にチャレンジした方がいいに決まってますよね。
とても簡単なことですし、たとえ劇的に改善しなかったとしても確実に今までとは違った、心のスペースに気づくはずです。
無理せず、少しずつ新しい生活習慣にチャレンジしていけるようにがんばってみましょう!