転職

どれくらい転職してるの?年代や業界ごとの割合や市場の動向をご紹介

近年、転職市場において、

  • 新卒3年以内で“3人に1人”が退職している
  • 転職市場は“売り手市場”になっている
  • 会社を辞める人の割合は増えている
  • 30代以上での転職成功割合は低い
  • 業界によっては常に人手不足で悩んでいる

などの“数字や割合”の話をよく聞きませんか? これらはネットからなのか、それとも人伝いで聞いた話なのか、どちらにせよ一度は聞いたことのある話ばかりのはずです。

しかし、ほとんどの方が「聞いたことがあるし本当のことだろう」という軽い認識なのではないでしょうか? 聞いたものをすべて鵜呑みにしていると、間違った知識が身についてしまうため注意が必要です。

そこでこの記事では、転職においてよく言われている“割合や数字”について紹介してきます。

どれくらい転職してる?年代や業界ごとの割合は?

いざ転職を決意したとき、中には「自分と同年代の人や同じ業界の人たちは、どれくらいの割合で転職しているんだろう?」と気になる方がいるかもしれません。よく言われているのが、

  • 新卒3年以内で“3人に1人”が退職している
  • 30代以上での転職成功割合は低い
  • 業界によっては常に人手不足で悩んでいる

ということでしょう。一度は聞いたことのある話な一方で、実際にデータを参照したり詳細を調べたりする方は少ないのではないでしょうか?

ここでは、実際のデータを見つつ、年代や業界ごとの“転職割合”について紹介していきます。

新卒3年目の離職率は?“3人に1人”が辞めている現実

いまに始まったことではありませんが、新卒3年以内の社員を表す“第二新卒”の離職率は常に高い傾向にあるのが事実です。現に、平成26年度でもおよそ“3人に1人”の第二新卒者がすでに退職を経験しているというデータが厚生労働省から発表されています。

主な理由としては、

  • 給与が低い
  • 労働時間や休日出勤が多い
  • 職場の人間関係によるストレス

などが多くを占めているようです。近年では、労働時間や人間関係の部分を重視して働き方を選択する若者が増えているため、これらの問題による転職は今後も増えていくかもしれません。

ただ、労働時間や職場のストレスに関する問題には少しずつフォーカスも当たっており、それぞれの会社で労働時間の改善やストレスチェックなども実施されているため、この点については今後の動きに期待をしたいところです。

30代の割合は?転職をしているのは“5人に1人”

転職と聞くと、どうしても「年齢は若ければ若いほど良い」というイメージがありませんか? たしかに、同じスキルを持った人同士であれば若いに越したことはありませんが、厚生労働省のデータを見ると30代でも“5人に1人”が転職を決意しているようです。

主な理由としては、

  • 会社の将来が不安だったから
  • 給与が低かったから
  • 地元に帰りたかったから

などが挙げられます。ちなみに、5人に1人が退職を経験している30代ですが、これは転職市場全体の“30%”の割合を占める人数のようです。

30代での転職となるとネガティブに感じる方がいるかもしれませんが、30代の方には“20代にはない経験や知見”があるのも事実。それに転職市場の3人に1人が30代という数字を見ると、そこまで不利には感じないようにも思えませんか?

業界ごとの転職率は?飲食・サービス系が高い

20代と30代で転職をする割合が変わるのは当然かもしれませんが、業界や職種によっても転職や退職をしている人の割合が変わってくることも覚えておきましょう。

第二新卒者の例を挙げると、離職率が高いのが宿泊関係やサービス業、教育関係などの「人と直接関わって私たちの生活に貢献している仕事」であり、逆に低いのが化学工業や鉱業、電気・ガス・水道業界などの「人とは直接関わらずに私たちの生活を裏で支えている仕事」と言えます。

とても残念なことですが、このデータを見ると人と直接関わる仕事に従事している方が多くのストレスを抱えていることがわかります。消費者と直接関わる仕事では大きなやりがいが感じられる一方で、多くのストレスと戦っていく必要があるのかもしれません。

実は転職する人の割合は「増えていない」のが事実

ここまで、特定の年代や業界にフォーカスを当てながら、近年の転職市場についての割合や傾向を紹介しました。では、よく言われている「最近は転職する人は増えている」という話について実際はどうなのでしょうか?

結論から言うと、労働者全体に対する退職者の割合は“過去10年以上増えていません”。厚生労働省が発表している離職率のデータを見ると、ほぼ横ばいの数値を表しています。

たしかに近年では転職に対する認識が変わりつつあり、スキルアップや新たな働き方の選択などを理由に転職をする方が増えているのは事実でしょう。転職する人を「前の職場に合わなかった人だ」と否定するような人は、ほんの一部になりつつあります。

この傾向を見ると「転職をする人の割合が増えている」と不安に感じてしまう方がいるかもしれませんが、あくまで全体の離職率“”変わっていない”ということは覚えておいてください。

転職市場は“売り手市場”?転職のチャンスなのか?

「近年の転職市場は求職者有利の“売り手市場”である」という話を一度は耳にしたことがあるはずです。この言葉と聞いて、転職を決意した方も多いのではないでしょうか?

売り手市場だという話を聞くと「転職してもなんとかなる」と感じる一方で、先ほどの「転職者は増えていない」という事実を聞いてしまうと「転職希望者が有利なのも嘘なんじゃない?」と不安を感じる方がいるかもしれません。

そこでここからは、転職市場の“現状”や転職活動における“始め方”について紹介していきます。

転職市場が“売り手市場”であるのは間違いない

まず結論から言うと、近年の転職市場が“売り手市場”であることは間違いありません。転職希望者に対しての企業による求人数の割合が高く、転職希望者有利の市場と言えるでしょう。

厚生労働省のデータによると、転職希望者数に対しての求人数の割合を表す“有効求人倍率”が年々増加しており、2018年5月には“1.6”を記録しています。これはつまり、転職希望者1000人に対して1600人分の求人が出されている計算になるため、転職希望者が“幅広い選択できる状態”とも言えるでしょう。

現に、多くの会社では第二新卒や未経験を歓迎する求人を出しているため、「新卒で会社に入ったけど別の仕事がしたい」「新しい仕事にチャレンジしてみたい」と考えている方にとっては大きな“チャンス”とも言える状況です。

もちろん、だからと言って誰でも理想の転職を実現させられるわけではありませんが、少しでも転職を考えている方は一度前向きに“転職”を検討するべきでしょう。

転職のチャンス!まずはどんな求人があるかを調査

近年、転職市場が売り手市場と呼ばれる傾向が少しずつ強くなっており、転職希望者にとっては大きなチャンスと言える状況にあります。ですので、転職を検討している方は小さな活動から始めてみてはいかがでしょうか?

オススメの始め方としては、転職サイトを利用すること。もちろんすぐに転職活動を始めなくてもいいので、まずはさまざまな会社の情報を知ることで視野を広げる気持ちで利用してみてください。

その上で「転職したい!」という気持ちが芽生えれば、転職エージェントを利用してプロからのサポートを受けながら転職活動を進めていくといいでしょう。求人紹介はもちろんのこと、面接対策や応募書類の添削、選考日程の調整などのサポートが転職エージェントでは受けられます。

特に、初めての転職でさまざまな不安を感じる方にとっては、転職エージェントのコンサルタントは“相談役”ともなる存在ですので、本格的に転職を考えている方はぜひ利用してみてください。

まとめ

「第二新卒の3人に1人は転職を経験している」「30代の5人に1人は会社を辞めている」という割合を聞いて、あなた自身はなにを感じたでしょうか? おそらく、ほとんどの方は「転職している人って意外と多いんだな…」と感じたはずです。

中には「周りもがんばってるし…」「些細な理由で転職するべきではない…」と、転職に対するハードルを上げていた方がいるかもしれません。しかしこれらの転職割合を見ると、少しだけ背中を押されるように感じませんか?

現代において転職はめずらしいものではありませんし、周りから否定されるような選択では決してありません。転職市場が売り手市場であることはしばらく続くことも予想されていますので、まずは一歩踏み出して、小さな転職活動から始めてみませんか?

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