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いつも残業でもう辞めたい!でも辞めるだけだとまた残業に追われませんか?

あなたは昨日、何時間残業しましたか?では、あなたは毎月どのくらいの残業手当をもらっていますか?いくらであっても、それが「あなたの時間」に対する値段です。あなたの生活はその残業手当で潤っているでしょう。でも、あなた自身はどうですか?

今回は、毎日の残業に疲れきってしまい「辞めたい」と考えている人へのお話です。どんな理由であっても、あなた自身が辞めたいのであれば辞めて良いでしょう。でも、もし今残業を理由に辞めなくて良くなるとしたら、それを試してからでも遅くはないかもしれません。

できる人ほど定時で帰る 残業は頑張っていることの証?

毎日、残業をしている人って決まっていませんか?あなたを含め、その人が定時で帰ったら周囲の人が「何かあったの?」と驚いてしまうような人です。これだけ「ワークライフバランス」が注目されていてもどこ吹く風、日々残業を続ける人は後を絶ちません。周囲の人は先に帰ることを後ろめたく感じ、その後ろめたさを解消する些細な努力として「大変だね」「頑張ってるね」と声を掛けてしまいがちです。でも、本心からこの言葉を口にしている人はどれくらいいるのでしょうか?定時で帰る人ほど、自分の仕事を正しく管理・判断しています。「どうしてあの人はいつも残業しているのだろう?」と不思議に思っているかもしれません。

残業して褒めてくれるのは残業しないと仕事ができない上司だけ

周囲の人も薄々気づいているのです。「あの人は残業しないと仕事が終わらないだけ」だと。ところが運悪く、そういう人が部下を持つことがあります。残業をしないと仕事が終わらない上司は、残業をしないと仕事が終わらない部下が好きです。「今日も残業?いいね!がんばるね!」と褒め、残業を推進します。これが負の連鎖の始まりです。こんな環境では残業をせずに定時で帰ることが難しくなります。

そうすると、残業をしなくて良いように、自分の仕事を管理している社員は「定時で帰る」という事実だけでやる気を問われます。業務も「残業すれば終わるだろう」というよくわからない基準で押しつけられてしまい、業務量について意見をする社員は「仕事ができない」と決めつけられてしまうのです。

毎日残業することになる原因4つ!わたしの何がいけないの?

残業はワークライフバランス以前に、仕事の効率を悪くします。残業ありきで仕事をすると、先延ばしの癖が付くからです。そうすると残業をしないと仕事を終えられない「残業癖がついた体」になってしまいます。その癖が付いてしまうと仕事は永遠に終わりません。「そんなことはない!忙しい時だけだ」という人もいますが、一定期間残業をして仕事を終わらせるようになると、その仕事量が基準になってしまいます。こういう人は「この仕事どれくらいの時間で終わらせられる?」という質問に答えることができません。では、どうすれば残業癖を付けず、仕事を終わらせて帰ることができるようになるのでしょうか?

スケジューリングしたのはいつ?適宜更新がされていない

残業癖がついている人は自分の予定を把握することができていません。もちろん、入った予定をスケジュール帳に書き込むことはしているでしょう。しかし、それではただのメモ帳と同じです。スケジューリングは「予定を可視化すること」が目的です。予定を立てて、書いて終わりではなく、その予定がどうなったのか、どうなるのか、ということを盛り込んでいつも更新されていなくては意味がありません。

いつもスケジュールを最新に更新されていなければ、変動する残り時間の把握ができず、新しく生まれたスキマ時間を見つけることもできません。残業は時間です。就業時間からはみ出す時間を管理するには、日々の時間を正しく把握する必要があるでしょう。

「自分の仕事は自分で」を勘違い?「自分で」の意味を知る

残業が多い人には「いい人」が多いと思いませんか?「手伝おうか?」と声をかけても大抵断られます。確かに社会人として「自分の責任」は全うしなければなりません。でも「自分の仕事」を「全て自分がしないといけない」というのはどうでしょうか?

たとえば、仕事から帰って「今夜はピザが食べたい」と思った時に、デリバリーの注文をしますよね。やろうと思えば自分でピザを作ることもできます。でもそれでは時間がかかりすぎてしまうから外注に出しているのではありませんか?それと同じです。自分が持っている仕事を誰かに依頼すると決める、実際に依頼する、ということも仕事です。その判断と管理をするのが自分であればそれで良いのです。「自分の仕事を自分でやっている」ということに間違いはありません。

それは芸術作品ですか?完璧に仕上げようとしている

残業が増えてしまう人の大きな特徴の一つは「完璧主義」です。「もっと」「さらに」を求め過ぎてしまいます。しかし、どんな仕事にも終わりはありません。どんなに丁寧にやったとしても、後になって「こうすればもっと良かった」ということは出てくるものです。自分の仕事の大半は、上司やクライアントに提出をするでしょう。結果から言うと、その仕事にどれだけ時間と労力をかけたとしても「これで完璧」ということはあり得ないのです。

完璧主義の人は、一度で100点を取れないと「自分はダメだ」と落ち込んでしまいがちです。でも、自分の中の100点と、他人にとっての100点は必ず同じなのでしょうか?相手はあなたが一度で完璧なものを提出してくるとは思っていませんよ。

自分の管理ちゃんとできてる?言われたままに仕事をしている

残業時間が多くなりがちな人は、仕事の優先順位を正しく付けることができません。ある仕事をしている時に、上司から別の仕事を頼まれたとします。そんな時、あなたはどうしますか?そこで「○日までに」と日にちの指定をされたのであれば、まだあなたも答えやすいはずです。でも、問題は「なるはやで」です。

ここで「まずは言いつけられた仕事をしなくちゃ、今自分がやっていた仕事は間に合わなければ残業で」と残業が候補にあがってきます。それでは間違いなく残業になります。頼まれた仕事が一つだけでなかった場合はどうしますか?他の人からも何か頼まれごとをするかもしれません。そうこうしている内に自分の仕事はどんどん後ろに押されていくでしょう。

毎日の残業から抜け出す方法5選!残業を当たり前にしない方法とは?

では、毎日の残業から抜け出すためには、具体的に何をすれば良いのでしょうか?1日は24時間しかありません。その内の8時間は就業時間です。8時間睡眠を取るとしたら、残りは8時間しかありませんよ。仕事は生活のために欠かせませんが、その仕事が終わらないことで、あなたを支える楽しみやゆとりが無くなってしまうのでは本末転倒ですよね。

これからご紹介する5つの方法の中で「これならできるかも?」というものを見つけてみてください。一つだけを実行するだけでも、仕事のやり方は変わってきます。

TODOを貼り出すだけではダメ!スケジュールは毎時毎日更新する

TODOは貼った時から2~3時間以内に完了しなくてはならないものだけを見えるところに貼りましょう。「目に見える」ということのメリットは「これだけやれば終わる」と思えることですよね?でも、使い方を間違えると「こんなにやらないと終わらない」と感じやすくなるものです。

2~3時間以内に完了する必要のないTODOは、書いたら手帳などに貼って保管しておきましょう。目の前のTODOが終わったら、手帳から次のTODOを取り出して貼ります。この時に、手帳に書いている仕事で完了したものは斜線などで消しておきます。こうすればスケジュールをこまめに更新することもできますし、TODOとの連動もスムーズです。これに慣れたら「この仕事はあの時間に」と見当を付けやすくなります。

「一人でやる」には限界がある!仕事は共有するから面白い

会社に気心のしれた同僚がいるのなら、普段から極力仕事を共有しておきましょう。残業が多い人は、人に何かを頼むことが苦手であることが多いです。確かに人への頼み事は気後れしてしまいますよね。誰だって相手に面倒と思われたくはありません。人が「面倒だな」と思うのは、やり方がわからない時です。自分の仕事でもないのに、一から教えてもらってまで、というのは難しいでしょう。でも、普段から仕事を共有しておけば「あれ」と言うだけで「これ」ということがわかります。

この仕事の共有はあなただけのメリットではなく、相手にとっても同じように大きなメリットをもたらしてくれます。お互いに「一人でやるには手に余ること」が出てきた時に相手へ頼みやすいし、引き受けやすくなるのです。

自分の気持ちに余白を残す!60点を目指すことが上手くいく理由

提出しなくてはならない仕事は、自己採点で60点の時点で一度提出しましょう。どんな仕事にもブラッシュアップは必要です。お互いの考えを集約して、一人で作るよりもさらに良いものを作り出すために必要な提出と考えましょう。

パソコンを前に行き詰まったまま時間が経ってしまうことってありますよね。頭が痛くなるほど考えて考えて、疲れ切ってしまい「もう今日は無理だ」と今日終わるはずだった仕事を翌日に持ち越す人は多いものです。できるだけ早い段階で意見のすり合わせに入り、質の良い修正を繰り返すことの方がはるかに有意義ですし、ゴールも明確になります。また、いったん提出をすることで仕事の進捗具合も把握できるため、相手に安心感を持たせることもできます。

管理することで見えるものがある!仕事の管理は断るためにする

スケジュール管理は「断るため」と考えながらやりましょう。正しくスケジュールが管理されていれば、仕事を依頼された時に「できるか、できないか」を判断することができます。これを「できる」というために管理をしていると、自然と無理な予定を入れてしまいがちです。

本心は別として「ちゃんと管理しとかないと、仕事を引き受けないといけなくなる!」という危機感を持って管理してみましょう。上司などから仕事の依頼をされた時に「○日の納期なら、今は受けられません。×日であれば受けられます」と答えられるようになることが目標です。その上で受けた仕事は納期に間に合わないということも起こりませんし、何よりあなたには「あなたでなくてはならない仕事」しか来なくなります。これはあなたが会社に欠かせない人になるということの第一歩です。

「ここではダメだ」と思ったら!転職することで自分の時間を手に入れる

「そうは言っても、うちの会社では残業をしないなんてあり得ないんだから」という人は、会社自体について考えてみた方が良いでしょう。残業をしなければ仕事をしたと見なされない、残業をする社員だけが優遇される、という会社であれば、あなたの残業時間を減らすことは難しいかもしれません。

それでも、今の会社の仕事が好きでやりがいを感じているということであれば、現状を維持し続けるというのも選択のひとつです。しかし、あなたが「やっぱり自分の時間を大事にしたい」と考えるのであれば、思いきって違う会社で頑張ってみるという方法もあります。結局は「あなたがどう考えるか」ということです。残業がいけないのではありません。でも「残業がつらくて辞めたい」という考え方は、いずれかの方法で解決すべきでしょう。

まとめ

残業をすると、残業代が出ます。お給料をもらった時に、何だか得した気分になりますよね。しかし、お金は便利なものでありながら、必ず自分を満足させてくれるとは限らないものです。人は「お金があるから○○ができた」というところにたどり着いて初めて満足をします。この「○○」は自分に余裕がなければできませんし、見つかりません。逆に言えば、自分に余裕があると何をしても楽しめます。

仕事は毎日のことです。今日は1時間の残業でも、それが毎日となれば月20時間以上も自分の時間を切り売りしていることになります。本当にそれでいいのでしょうか?まずは「しなくていい残業はしない」「残業しないといけない仕事を作らない」を今年の目標にしてみませんか?

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