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要領がよくなるには?効率的に仕事をする“5つ”のコツで悩みを解決

あなたの周囲に、「本当に要領よく仕事を進めている」と感心する人はいませんか?そんな人を見ていると、「もっと要領よく仕事を進められたらいいのに…」と感じることがあると思います。

そもそも、“要領が良い”ということの定義自体が曖昧で、要領がよくなるには何をすれば良いのかもわからない、という人は少なくないでしょう。

そこで今回は、要領の良い人の特徴や、要領がよくなるための方法などについて紹介していきます。毎日の習慣を変えて、あなたも要領が良いと言われることを目指しましょう。

もくじ

仕事の要領が良い人とは「やるべき仕事を効率的にできる人」

そもそも、仕事において「要領が良い」とはどういったことを指すのでしょうか?まずは、その部分から明確にしていく必要があります。

要領が良い人とは、ひと言で言うと「やるべき仕事を、効率的にできる人」と言えます。

  • 仕事の優先順位が明確になっている
  • 自分のやるべき仕事を把握している
  • 仕事の目的を意識しているこれだけ聞くと「なんだ、そんな簡単なことか…」と感じませんか?しかし、この簡単に聞こえることが意識できていない人がとても多いのが事実です。逆に言うと、このことを意識して実行すれば、周囲との差をつけられるでしょう。
  • などが特徴として挙げられます。このような条件を満たせれば、周囲からも「要領よく仕事をこなす人」と見られることでしょう。

要領をよくしたい!仕事を効率的に進めるための“5つ”のコツとは?

先ほどお伝えした通り、仕事において要領が良い人とは「やるべき仕事を、効率的にできる人」と言えます。では、このような仕事の進め方をするには、どういったことを意識すればいいのでしょうか?

そのためには、まずは日頃の仕事に対する習慣や考え方を変えていく必要があります。仕事に対する考え方を変えることで、「要領が良い人」になれるようにしましょう。

ここからは、要領がよくなるための方法やコツについて紹介していきます。ここで紹介する方法やコツは、基本的に毎日の習慣や仕事への考え方になります。毎日、少しずつ意識するように心がけてください。

仕事の意味を忘れない!目的から逆算して行動する

要領が良い人というのは、仕事の目的を常に意識しながら行動しています。仕事の目的を忘れないことで、目的への最短距離を見定めて仕事に取り組めるのです。

「仕事の目的って何?」と思う方がいるかもしれません。たとえば、「報告書をまとめてほしい」という仕事の場合、直属の上司だけが見るだけでいいのか、それとも役員クラスにまで見せるのかで、求められる完成度がまったく違います。

この“目的”を勘違いすると無駄な仕事が増えてしまって、仕事に対しての効率はガクッと落ちるでしょう。

要領が良い人というのは、仕事の目的を理解したうえで“仕事の全体像”を把握します。全体像を把握したうえで具体的行動に落とし込み、実際の仕事に取り掛かるのです。

できることを確実に!無理してできないことに手を出さない

仕事というのは、人それぞれ得意不得意があります。もしあなたが、“自分が得意ではない仕事”を無理にしていれば、それは大きな時間のロスと言えるでしょう。

もちろん、新しいことに挑戦する姿勢は大切です。ただ、できない仕事に対してひとりで悩み続けていれば、本来あなたができた仕事の効率を落とすことになります。

もし、いまあなたが“できない仕事”を任されていれば、正直に上司や先輩に相談するべきです。進め方を教えてもらうのか、他の社員に仕事を任せるのかをしたほうが、会社全体としての効率が良くなることも少なくありません。

周囲からの評価を得るために、無理にできない仕事に取り組むことはやめましょう。自分自身の能力を正しく把握し、要領よく仕事を進められるようにしてください。

仕事の優先順位をつける!タスク管理は確実に

仕事を要領よく進めている人は、仕事の優先順位を正しく明確に把握しています。あなたは、自分がやるべき仕事の管理を正しくできているでしょうか?

仕事の優先順位を把握するためには、自分のやるべきことを管理して、優先順位をつける必要があります。

まずは、やるべきことを紙などに書き出すようにしましょう。「本当に効果があるの?」と感じる方もいるでしょうが、タスク管理のしやすさが別格です。

その次は、その書き出したタスクに優先順位をつけてください。仕事の優先順位のつけ方として、

  • 緊急度:締め切りまでの時間はあるか
  • 重要度:仕事の本質的な部分なのか
  • の2つを軸に考えるようにしましょう。順番としては、基本的に“緊急度”が高いものを優先し、そのなかで重要度が高い順番に並べるようにしてください。

完ぺきを目指さない!完ぺき主義は仕事の要領を悪くする

“完璧主義”という言葉を聞いて、あなたはどのような印象を持ちますか?

完璧主義とは、その名の通り「何事も完璧にこなさないと気が済まない考え方」のこと。一見ポジティブな印象を与える言葉ですが、実は完璧主義の考え方は、仕事を要領よく進めることを妨げる考え方なのです。

先ほどの「仕事の目的を正しく把握する」と共通する部分がありますが、完璧主義で仕事に取り組むと“目的の達成に必要ない仕事”を余計にしてしまいます。その結果、仕事の効率が悪くなってしまうでしょう。

一部の仕事を除けば、完璧な仕事をしなくても機能する場合がほとんど。常に100%ではなく、“80%”くらいの完成度を目指して仕事に取り組むことをおすすめします。

やるべきことに注力する!余分な仕事に時間を使わない

あなたは仕事をしていて「周囲に認めてもらおう」と、自分がやるべきではない仕事に手を出していませんか?もしそうであれば、それは仕事の効率を大きく下げる行動です。

会社に所属していると、あなたがやるべき仕事を与えられます。基本的には、その与えられた仕事に対して“最大の結果”を出すように努めるのが社員の役目です。他の仕事に手を出して、本来の役目を果たせていないのは本末転倒です。

まずは、自分が与えられた仕事に全力を注ぐようにしましょう。当たり前ですが、力を注ぐ先が多いほど、ひとつの仕事に対して注げる力は減っていきます。そうならないためにも、“自分がやるべき仕事”を理解して仕事に取り組むようにしてください。

要領がよくなるには?悩める人におすすめしたい“2冊”の本

仕事の要領がよくなるには、日頃の仕事に対する考え方や習慣を変える必要があります。ただ、「いままで持っていた考え方や価値観を、急に変えるのは難しい」と感じる方は少なくないはずです。

まずは、日頃の習慣や考え方を変えるためには、いろんな考え方や価値観を知るようにしましょう。

そこでここからは、「仕事の要領をよくするために何をすればいいのか?」と悩む人におすすめできる本を紹介していきます。悩みを解決するキッカケとなるような本ですので、ぜひ一度手に取ってみてください。

『「要領がいいね!」と言われたい人の仕事の習慣』

この『「要領がいいね!」と言われたい人の仕事の習慣』は、経営コンサルタントの著者が「仕事の要領が良くない人のパターン」を書いた本になっています。

あなたは、「いつか必要になるかも」「これは将来、きっと何かの役に立つかも」という理由で仕事や物事に取り組んではいませんか?もしその傾向があれば、この本を読んで“本当に必要なこと”を知るべきです。

本当に必要なことを把握することで、仕事上はもちろん、あなたの生活そのものの効率を上げられます。そうなれば、周囲から「要領がいい」と言われるようになるでしょう。

また、本書は要領が悪い人の特徴がまとめられているので「仕事の要領が悪い…」と悩んでいる方にとっては、何かキッカケをつかめる本になっているはずです。

『できる社員は要領がいい(仕事の原則すっきりわかるシリーズ)』

『できる社員は要領がいい(仕事の原則すっきりわかるシリーズ)』は、若手ビジネスマンに必要な“要領のよさ”の定義や、自身のキャリアを楽しく過ごすための方法を紹介した本です。

タイトルを見ると「仕事の内容中心の本なのか?」と感じるかと思いますが、単なる仕事術の他にも、さまざまな視点からの助言が書かれています。

また、具体的な行動例が書かれているため、「要領よくなるための方法が知りたい!」と悩んでいる方には、すぐに具体的な行動に移せるはずです。ですので、特効薬としての効果も期待できるでしょう。

若手ビジネスマン向けの本で、誰にでもわかりやすい内容になっていると思うので、時間がない方にもおすすめできる本になっています。

まとめ

要領が良い人と悪い人の違いは、能力の違いではありません。能力云々というよりかは、仕事への取り組み方の違いと言ってもいいでしょう。

くり返しますが、仕事の要領がよくなるためには、あなた自身の仕事に対する考え方や価値観を変えていく必要があります。仕事への考え方を変えることで、要領よく仕事を進められるようにしてください。

要領がよくなるためのポイントは、

  • 仕事の優先順位を明確にする
  • 自分のやるべき仕事を把握する
  • 仕事の目的を意識するとはいえ、今まで持っていた考え方を変えるのは簡単なことではありません。多くの価値観に触れて、時間をかけて考え方を変えていくようにしましょう。
  • の3つです。日頃からこのことを意識するのが大切です。
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