面接に落ちるのは共通の特徴がある？5つの対処法で合格を勝ち取る！

面接選考は企業によって採用基準が異なるため、人によっては何社受けても落ちるということがあります。ですが、採用基準に関係なく面接に落ちる人は大勢いるものです。

そこでこの記事では、面接に落ちる人が持つ特徴や内定をゲットするための方法を解説していきます。この記事を読めば、今までなぜあなたが落ち続けてきたのか、そして、どうすれば内定をもらえるのかが分かりますよ。

転職の面接に落ちる人が持つ10の特徴とは？

それではまず、面接に落ちる人に共通する10の特徴から紹介していきます。これらは、たった一つの大きなマイナスで落ちる場合もあれば、それぞれの小さなマイナスが積み重なることで落ちる場合もあります。

そして、これらの特徴は意識をしていないと必ず漏れてしまったり、気づかぬうちにマイナス評価になったりしてしまうものです。ですから、必ずすべてをチェックし、自分はできているかな？と問いかけてみましょう。

それでは、一つずつ解説していきます。

持っているスキルが企業や応募部署のニーズに合っていない

初めに紹介するのは、内定を出すか落とすかの判断基準において、当然すぎる内容についてです。

企業が求人を出しているということは、人材を欲しがってるポジションがあり、欲しているスキルや経験があるということです。ですから、そのニーズにあなたが持っているスキルが満たしていない場合には、当然のことですが面接で落ちるでしょう。これは本当に当たり前のことなのですが、意外と理解できていないものです。

求人票には必ず、どのような人材を求めているのかが書いてあります。どのようなスキルを持っているのか、どのような経験を持っているのか。それは、求人票を見ればわかります。ですが、企業が欲しているスキルや経験というのは、そこに書いてある内容だけではありません。

企業が求めているのは、目に見えるスキルや経験値だけではなく、どれくらい自分で考えられる人なのか、どれくらいのモチベーションを持って取り組める人なのか、継続できる人なのかなど、人間性も求められています。そこが企業の求めているレベルに達していない時には、面接で落ちると思って間違いありません。

見た目や話す雰囲気が企業や応募部署と合っていない

見た目の雰囲気や話し方も重要です。会社というのは、すべてチームとして動いています。もちろん、営業のように基本的には個人で行動する仕事もあります。ですが、その場合でも受注をとってきた時や資料を作る際には、社内にいて他の人と関わる時間が必ずあるものです。また、業務以外でも、すれ違った時や朝礼の時、昼食の時など、必ず社内の人と接する時はあるものです。

そして、そうした時に社内の雰囲気に馴染める人なのか、また、社内の雰囲気を盛り上げられる人なのか盛り下げてしまうの人なのかは、企業にとって非常に重要な問題です。

そして、社内の雰囲気と合うかどうかを判断するのは、面接で見られている内容の中でも特にウェイトが大きい部分です。スキルや経験のチェックは、書類審査でおおよそできています。書類審査を通ったといことは、企業からすれば「スキルは問題なさそうだから人間性を見るために面接によんでみよう」ということなのです。

もし、企業が明るく活発に行動する人材を欲しがっているのに、落ち着いた雰囲気を出す人が応募してきた場合は、面接で落ちる可能性が高くなってしまうでしょう。応募しているのはあなただけではありません。より企業の雰囲気にマッチした人が応募してきた場合には、相対評価で落ちる可能性が高まってしまうのです。

応募先企業の研究と分析が甘く企業ニーズを把握できていない

ここまでに紹介したのは、面接で落ちる人の根本的な理由です。当たり前のことですが、今回紹介する内容は、すべて上記の二点に集約されるので、ぜひ胸にとどめておいてくださいね。続けて、より具体的に面接に落ちる人の特徴を紹介します。

まずは、応募先企業の研究と分析が甘いケースです。お伝えしたように、面接に落ちるのは企業の求人ニーズを満たしていないからです。逆に言えば、求人ニーズを理解し、それを満たせるようにあなた自身をアピールできれば、企業としては落とす理由がなくなるのです。その意味で、面接に落ちるということは、企業研究が甘く、十分にアピールができなかったということでもあるのです。

ただし、企業研究というのは難しいものです。何を調べればいいのかわからない、取り組もうと思っても、仕事と並行して転職活動をしていると時間が取れない等、様々な弊害が生まれるでしょう。

この記事の後半では、そうした課題の解決策もご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

自己分析ができておらず自己アピールが弱い

自己分析ができていないのも、面接で落ちる人の特徴です。仮に、完璧な企業分析を行ってニーズを把握できたとしても、そのニーズを満たせているとアピールができなかったら、それは面接で落ちてしまうのも無理はありません。

そして、事前に入念な自己分析を行っていないと、その場のアドリブで自分をアピールするのは難しいものです。また、面接官から質問を重ねられた時に適切な返答を準備できず、仮に面接官を満足させられる経歴を持っていたとしても、結果的にアピールできずに終わってしまいます。

自分のアピールポイントはどこなのか、そのポイントは企業のニーズにマッチしているのか、どうすればマッチさせられるのか。それを面接の場で適切に伝えるためには、事前の自己分析が欠かせません。

あなたはこれまでにどのようなキャリアを歩んできましたか？そして、そのキャリアの中でアピールできるポイントはどこですか？また、企業ニーズにマッチさせられるアピールポイントはどこですか？

それを振り返ることが重要です。

前職における実績がなくスキルアピールができていない

どんなに入念に自己分析を行ったとしても、企業が求める実績に満たしていなければ、それも落ちる原因となります。基本的に、転職活動では初めに履歴書と職務経歴書を企業に送ります。そのため、求人票に書かれていた企業の求めるスキルは、既に企業へ伝えていることでしょう。そして、書類審査を通過したということはその実績は合格点であるということです。

ですが、面接ではその他の実績も必ず聞かれます。そして、その実績とは成果を出すために取り組んだ行動内容であることが多いものです。

企業は、成果の再現性を出せる人材を好みます。また、一回の成果であれば、ほとんどの人は出せるものです。だからこそ、面接ではどのようなことを考え、何に注意して成果を生み出せたのかを聞き出そうとします。そこで、面接官を納得させられるだけの回答、つまりどれだけ考え取り組んだのかという実績を提示できないと、内定を得るのは難しくなります。

面接官の質問意図と返答がズレている

仕事におけるミスというのは、コミュニケーション不足によって起こることが多いものです。特に、言われたことの意味が分かっていないという認識のミスは、時として大きな問題に発展することがあります。だからこそ、会話における理解力を備えているかどうかは、面接における重要なチェック項目です。そして、面接官にとって面接は、その理解力を審査する絶好の場でもあります。

これまでの経歴や志望動機といった基本的な質問については、面接官が求めている内容から大きくそれることはあまりないでしょう。ですが、そこからさらに踏み込んだ質問をされた時には、注意が必要です。

なお、質問の意図と返答がズレるのは、大きく二つのケースが考えられます。

一つは、答えられる実績がないケースです。上記でも説明しましたが、自己分析を行った結果、アピールできる実績が無い場合があります。ですが、面接官の質問には答えなければいけません。また、実績が無いと素直に伝えると落ちてしまうのではないかと不安にも思ってしまうでしょう。結果として、面接官が聞きたかった内容とはズレた返答をしてしまうのです。

もう一つは、アピールしたい実績があった場合です。自己分析を行ってアピールポイントが見つかったとしても、その数が少ない場合があります。そうなると、結果として面接官の質問とは少しズレた回答しか用意できずにアピールに失敗してしまうのです。

話のロジックが崩れて思考力を疑われている

アピールできる実績を持っていたとしても、それが面接官に伝わらないと、内定は獲得できません。そして、実績を伝えられない大きな原因は、話のロジックが崩れてしまっていることにあります。また、話のロジックが崩れていると円滑なコミュニケーションが難しいと判断され、その点でも面接で落ちる原因となってしまいます。

また、ロジックをつなげるために重要なことは、話を一つ一つ説明すること、面接官は何を理解し、何を理解していないかを考えて話を進めていくことです。

自分の話が通じない時というのは、多くの場合、相手と自分が共通して理解している部分に大きなずれが発生しています。その結果、「これくらいは理解しているだろう」という前提を相手は理解しておらず、何を言っているのかが分からないという状況が起きてしまっているのです。

それを避けるためには、説明する内容をしっかりと準備して、前提の説明が必要な部分はどこか、時系列が前後していないかをしっかりと考えておくことです。

慣れてくれば、コミュニケーションをとる中で自然とできるようになりますが、初めは自分の話す内容を振り返りながら修正していくことが必要です。

仕事に対する主体性が見られず前向きな姿勢が感じられない

正社員の仕事というのは、言われたことをただこなすだけではありません。どうすれば、より生産性が上がるのか、より売り上げを上げられるのかを、当事者として常に考えながら進める必要があります。ですから、面接においても、仕事に対する前向きな姿勢が感じられない人は、高い確率で落ちると言えます。

前向きな姿勢というのは、落ち着いた話し方をする人でもアピールできるものです。言われたから取り組んだのか、自分から提案して、取り組んだものなのか、それを伝えられるだけでもアピールは成功です。

また、自分で考えながら取り組んだことについては、必ずストーリーがあります。取り組む中で悩んだこと、その乗り越え方、上手くいった時の感情や学んだこと、そうしたことを伝えられれば、前向きな姿勢で取り組んでいたことは必ず面接官に伝わります。

これまでのキャリアと今後のキャリアプランに一貫性がない

企業が人を採用する時に意識することの一つとして、長く勤められる人材なのかということがあります。人を採用するということは投資であり、長期的に勤めてもらうことでその投資を回収していきます。逆に、短い期間で退職されてしまうと、その投資は失敗となり、企業としてはマイナスになってしまいます。ですから、面接官は応募者が長く勤めてくれるかどうかをチェックしています。

そして、そのために参考にしているのが、これまでのキャリアと今後のプランの一貫性です。プランに一貫性が無いと、心変わりが激しい人という印象を与えてしまいます。なぜ転職をするのか、未経験の業種や職種に挑戦する場合は、どのような考えでその決断をしたのかを納得してもらえるように伝えることが大切です。

また、面接官は基本的に、転職をする人の多くは前職で何かしらの問題があって辞めた人だという目でとらえています。その意味で、退職理由は面接官にとって指摘するポイントが数多くあるものです。

それを踏まえたうえで、筋が通る説明をできるかどうかで

退職理由が自分本位かやり切れていない

最後に紹介するのは、退職理由です。退職理由には、その人の本音が隠れているものです。企業や他人に対して批判的に物事を見る人ではないか、辛いことがあるとすぐに逃げてしまう人ではないかと、面接官はあの手この手で質問してきます。

物事を批判的に見る人は組織の雰囲気を悪化させてしまいがちですし、何事もやりきれない人は成果を上げにくく、すぐに辞めてしまうリスクがあります。もし、退職理由でそうした事が伝わってしまうと、落ちる可能性が高まります。

もちろん、嘘をついてはいけません。また、既に行ったことや取り組まなかったことを変えることはできません。ですが、捉え方を変えることや伝える必要ないことはあります。そうした工夫をもって、退職理由を乗り越えることは可能です。

落ちるのは面接中に分かる？面接官が出すNGサイン

転職面接で落ちる人は、面接中にNGのサインが出ているとよく言われます。ですが、実際にそうなのでしょうか？結論から言ってしまえば、人によるというのが正直なところでしょう。それでも、予定よりも面接時間が短かったり、だんだん面接官からの質問が少なくなったり、否定的な返事が増えてきたりする場合は、落ちるサインである可能性が高くなります。

大切なことは、そうしたサインが出始めた時にパニックにならず、より冷静に対応することです。NGサインが出たからと言って焦ってしまうと、より話す内容が支離滅裂になってしまって、落ちる可能性が高まってしまいます。

ですから、NGサインに気を取られすぎずに、自信をもって臨むようにしましょう。

内定をゲットする5STEP！面接で落とす理由をすべて潰そう！

ここからは、どうすれば転職で内定をもらえるのかを解説していきます。なぜ落ちるのかを理解し、それを無くすことを意識すれば、内定を得る可能性がグッと高まります。ご紹介した面接で落ちる人の10の特徴を無くす5STEPをご紹介します。

STEP①企業研究でどのような人材を欲しがっているのかを知る

初めに取り組むべきことは、企業研究です。面接で落ちる人の特徴でもご紹介したように、求人を出すということは、企業は欲しい人材の理想像があります。そして、その理想像を満たせる自分であれば内定を得やすくなるのですから、初めは企業を知ることから始めましょう。

どのようなサービスを提供していて、どのような地位にあるのか。どのような課題があるのか。どのような組織を持っていてどのような業務フローで成り立っているのか。企業として保有しているスキルはどの程度か。人材は新卒入社が多いのか中途採用が多いのか。社内の雰囲気はどうか。規律を重視する企業か、自由を重視する企業か、上場はしているのか。

これらは、サービスを使ったり企業の口コミ等を見たりすれば、おおよそのイメージがつきます。また、知り合いに入社している人がいれば、ぜひ話を聞いてみましょう。

また、特に未経験であれば、職種の調査もしておくとよいでしょう。応募する職種にはどのような人がいるのか、そうした職種についている人が得意としている人は何か、苦手としていることは何かを理解しておくと、あなたが提供できるスキルや経験のマッチングがより効果的になります。

こうした企業研究を通して企業のニーズを知れば、内定は近づきます

STEP②自己分析を行ってニーズとアピールポイントをマッチさせる

続いて取り組むのは、あなたの自己分析です。企業のニーズを理解した後は、自分の経験やスキルをどう伝えれば、そのニーズを満たせるかを考えます。

まずは、企業ニーズを満たせるスキルや経験を積んできているのかを振り返りましょう。また、不足している場合でも、今までどのように考えてきたのか、取り組みから何を得てきたのか等をうまくまとめられれば、興味をもってもらいやすくなります。特に未経験での採用の場合は、考える力や行動力を重視されますから、そうした人間力をアピールできる経歴やしっかりと準備しておきましょう。

ここで、面接中に伝えたいことは、おおよそ固めておきます。

STEP③面接練習を重ねて自信をつける

面接で伝える内容を準備できたら、次は実際に練習を重ねましょう。特に、話すことが苦手な場合は、いきなり面接に臨んでも、どのタイミングで何を伝えればいいのかが意外と迷うものです。そして、結果的に面接官が聞いていることと的外れな回答になってしまいがちです。

また、準備の段階では分かりやすい返答だと思っていても、実際に話してみると相手に伝わらないということもよくあります。それを防ぐためにも、面接本番前に準備を重ねておきましょう。

また、どのようなキャリアを積んできたかを知りたいのと同時に、どのような人間性なのかも知りたいと思ってます。そして、自信なさげにおどおどしている人よりは、自信に満ちていて堂々とした態度をとっている人の方が、採用されやすいものです。特に注意したいのが口癖で、話すことに慣れていない人は「えーと」や「あの」といった言葉が出てしまったり、語尾が尻すぼみになったりしがちです。それらは、自信がない態度にみられてしまいますから、練習で対策をとっておきましょう。

何よりも、事前に練習を重ねておけば、「これだけやったんだから大丈夫」という自信を持つこともできますから、ぜひ事前の練習を重ねておきましょう。

なお、練習相手は友人でもよいですが、できることなら何人もの求職者を相手にしてきた転職エージェントやハローワークを利用した方がよいでしょう。友人ですと、面接の緊張感ではなく照れが生まれてしまいます。また、言いにくいことを言ってくれない場合もあります。

ですから、専門の人にお願いをするとよいでしょう。