職場に、どんな時でも頼られている人っていませんか?頼られる人は、誰よりも仕事ができて、みんなから信頼されて、かっこいいですよね。
サラリーマンとしてやっていくなら、全く頼られない社員よりも、頼られる社員になりたいものです。「頼られすぎると自分の仕事に手が回らなくなりそう」という意見もあるかと思いますが、実はそんなこともありません。
この記事では、ビジネスにおいて頼られる人の特徴と、頼られる方法を具体的にご紹介していきます。後輩や先輩、上司からも頼られ、今よりも幸せなサラリーマン生活を送りたいという人は必読です。
もくじ
頼られる人は、信頼されている証
まず、人から頼られるということは、信頼されている証です。信頼が何一つない人には、物事を頼みたいという感情が湧いてきませんよね。
逆に、何かを人に頼むとき、「この人なら大丈夫だろう」という安心感・信頼感がベースにあると思います。このベースの感情をすっ飛ばして、人に頼ることなんてほぼないはずです。
そして信頼とは、過去の多大なる実績や振る舞いを見た上で、その人を精神的に頼ることをいいます。「この人なら大丈夫だろう」という目に見えない未来に対し、信頼しているのです。
全く別?信頼と信用の違いについて
信頼と信用は似ているようで異なります。信頼に関しては先に記した通りですが、信用は、何らかの成果物を作成して、その完成度や出来栄えに対しての評価のことをいいます。
つまり、信用するためには成果物や実績が必要不可欠であり、こうした過去の業績に対し信用するということです。
信頼は、成果物や実績がすでにある状態で、あとはその人の立ち振る舞いなどを見た上で、「この人なら大丈夫だろう」「この人ならちゃんとやってくれるだろう」などと、未来の行動を精神的に期待している状態。よって、信用<信頼だと言えます。
つまり、信頼してもらうためには信用が必要不可欠であり、信用なくしては信頼を得ることはできない、ということです。
ちなみに、両者の違いについて、広辞苑では次のように書かれています。
信用:信じて任用すること。
信頼:信じて頼ること。
頼られることで、実は仕事もやりやすくなる
人から頼られる人は、他人の仕事を受けたり、他人の個人的な悩み・相談話を聞いたりと何かと忙しいことが多いです。
そんな頼られる人の姿を見て、「頼られすぎると自分の仕事に手が回らなくなりそう」という意見もあると思います。
しかし、頼られることで実は仕事もやりやすくなるのです。どういうことか?
人から頼られた分だけ、人に頼ることができますし、実際、頼られる人ほど人に頼っています。
例えば、「今週末のミーティング資料、これでいいかチェックしてくれない?」と頼まれたとしましょう。その瞬間、「いいですよ。そしたらこの仕事、代わりに少しやってくれませんか?」と自分ではあまりやりたくなかった仕事を依頼することだってできます。
このように、頼られることでむしろ効率が上がる、というケースもあるのです。頼られる人は経験値からそれを理解しているので、「いつでも頼ってきて」というスタンスでいます。
みんな知りたい?頼られる人になる方法は?
みんなから信頼されて、仕事の効率も上がるなら、一刻も早く頼られる人になりたいですよね?しかし、「頼られる人になりたいです」と声を上げたところで、誰も頼ってはくれません。
頼られる人の特徴があるので、それらをしっかり抑えた上で、日々継続していきましょう。やがて実績なども付いてきて、信用が信頼に変わっていきますよ。
一つ言えることは、頼られる人に理由があるように、頼られない人にも、頼られないなりの理由があるということです。自分自身を振り返り、「全然頼られてないな…」と感じる場合、改善していく必要があります。
どうせなら、みんなから頼られるヒーロー的存在になりたいですよね。それでは、具体的な方法について見ていきましょう!
どんなことも必ず有言実行で行動する
みんなから頼られる人は、必ず有言実行で行動しています。むしろ有言実行を貫かないと、頼られる人にはなれません。
有言実行とは、「自分が言ったことを責任持って実践すること」です。シンプルではありますが意外と難しいので、できない人・守れない人の方が多いと思います。
ポイントとしては、できないことや無理そうなことは「できない」と言うことです。できもしないのに「やる」と言ってしまうと、結果できないということになり、信頼を失うだけです。
一番だめなのは、有言不実行なのです。いつも口だけで行動に移さない人っていませんか?そういう人は「口だけ野郎」というレッテルを貼られ、誰からも信頼されなくなります。みんなから嫌われてしまうと、仕事もしづらいですよね。
どんな仕事(難題)にも進んで取り組む
頼られる人は、誰もやりたがらないような難しい仕事にも進んで取り組みます。上司からの指示待ち状態にならずに、自主的に取り組むのです。
誰よりも早く着手することで、それなりの成果物が生まれます。そういう姿を何度も見られることで、徐々に信頼されていくのです。
逆に、やりたくない仕事から逃げ回っていたり、いつも指示待ち状態になっていたりすると、「仕事ができない人」という烙印を押されます。
例えば、あまりやりたくない仕事であるトイレ掃除。自分では絶対やりたくないからと、後輩にばかりやらせているような人を心から信頼できますか?「嫌な仕事を年下に押しつける人」という印象しか受けないですよね。
よって、どんな仕事も嫌な顔をせずに取り組む人は、みんなから信頼されていくのです。
嘘や不平不満を周囲の人間に言わない
みんなから頼られる人は、くだらない嘘や不平不満を周囲の人間に言いません。言ったところでどうしようもない、ということを理解しているからです。
もちろん人間ですから、親友や家族、恋人には愚痴の1つぐらいこぼすでしょう。しかし、社内において嘘や不平不満を言うのは、何か大きなアクションを仕掛けて、何も現状が変わらなかった時ぐらいです。
一方、頼られない人の特徴として、嘘や不平不満を常日頃から周囲にこぼしています。例えば、気に食わない社員がいるとして、その社員が退社した瞬間に悪口を言い出すなど…
そんなかっこ悪い姿を見て、誰が信頼したくなるでしょうか。本人に直接言う勇気もなく、陰で悪口しか言わないような人は、どんどん嫌われていくだけですよね。
常に完璧を目指して仕事をしている
頼られる人は、常に完璧を目指して仕事をしています。彼らは、「完璧なんてあり得ない」と分かっていながらも、完璧を目指して仕事をしているのです。
なぜなら、100%を目指したところで、80%~90%の成果物しか生まれなく、120%以上を目指して初めて100%に近づけるということを知っているからです。
自分の中にある理想的なゴールを目指し、彼らはひたむきな努力を続けます。トライアンドエラーを繰り返し、納得がいくまで成果物と向き合うのです。
そんな真剣な姿を目撃すれば、信頼したくなりますよね。一方、惰性で働いているような人はいつまでも信頼されないままです。残念なことに、惰性で働いている人も少なくないので、今一度自分の働き方を見直してみてください。
頼られる人は疲れている?頼り過ぎには注意
日々職場で頼られている人は、疲れている可能性もあります。それもそのはず。ビジネスにおいて頼られる人は、プライベートにおいても頼られている可能性があるからです。
友達や恋人、家族から、毎日のように頼られているかもしれません。四六時中頼られっぱなしだと、どんな人でも疲れてしまいますよね。いくら頼りになる人でも、疲れてる時は顔や態度に出るものです。
「何でもあの人に頼んでしまおう」ではなく、しっかり相手に対する配慮を持ちましょう。何かを頼む時、「代わりに何か手伝いましょうか?」という一言を言ってあげるだけで、大分違うはずです。
人によく頼られる人は、超人でも神でもなく、人間なんだということを改めて認識してあげてくださいね。
まとめ
さて今回は、ビジネスにおいて頼られる人の特徴、そして頼られる方法をご紹介してきました。
今よりも人から頼られて、幸せなサラリーマン生活を送りたいという人は参考になりましたでしょうか?
今回頼られる人になる方法として、具体的に4つご紹介しましたが、まず大前提として、
「社内ルールを守る」「約束やスケジュールは守る」「報連相をしっかりする」などは徹底してくださいね。
いくら仕事に対する姿勢が良くても、報連相が遅い人や、約束や納期が守れない人はいつまで経っても信頼されないままですよ。くれぐれもお気を付けください。
当たり前のことをしっかり遂行した上で、+αの付加価値を付けていく。これが大事だと思います。皆さんの明るいビジネスライフをお祈りしています!