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結婚で転職をするときのデメリットと対策方法

結婚をする場合、あらゆる環境が変化することもあり、そのまま今の会社に住むのが難しい場面も出てきます。お互いに首都圏勤務で、首都圏に通える範囲に住んでいる場合は、会社を辞めずに住むかもしれませんが、出産をする予定の人はその限りではありません。

男性には結婚による仕事環境などへの影響があまり出ないのですが、女性の場合はいろいろなケースを想定しなければならないでしょう。

女性が結婚をする場合、どのようなケースのときに、デメリットが発生するのか、対策方法はあるのかという点を解説していきます。

もくじ

結婚後に転職活動をするときのリスク

結婚を機に、転職せざる負えないとき、どのようなリスクが発生するのか、問題になってしまう要因とは何かを解説します。都心で働いていた女性が、結婚をして地方へ移り住むことになってしまうケースについて見ていきましょう。

専門的な知識がない場合は転職が難航する場合もあり

首都圏の就職状況と、地方の就職状況を見比べてみると、やはり首都圏の方が職種も多く、条件の良い応募先があることは否めません。

首都圏では、十分なスキルがなく、職種未経験でも応募可としている企業が多いです。

今まで都心で正社員として十分な給与をもらっていたとして、地方へ行ったときに専門的なスキルがないとすれば、もしかするとパートか、がんばっても契約社員で働き始めることもあるでしょう。

そうなると、今までよりもかなり収入減となる可能性もあります。

英語が堪能であったり、高いITスキルを持っているなら、地方の大手企業でも正社員か、もしくは契約社員から正社員登用となる期待もできるでしょう。

転居する場合は転職活動に悪影響が出ることも…

転職活動だけでも大変なことですが、付け加えて見知らぬ場所へ移り住むということが重なると、さらに転職活動はつらく感じることもあるでしょう。

不慣れな公共交通機関や土地勘の掴みにくさなどがあり、面接場所へ向かうときに、無事にたどり着けるか不安を感じてしまうかもしれません。

繊細な人にとっては、通常の転職時のメンタル的なマイナス要素にプラスされ、余計に転職活動が苦痛になってしまいますね。

上記の例とは逆に、地方から東京へ移り住むケースもありますが、そういう人たちは都心の会社で応対してくれた人たちに対し、クールな対応に冷たいと感じてしまい、入社前から怖気づいてしまうかもしれません。

結婚後の転職活動をするときの対策方法

結婚をするということは、1人のときよりも、さまざまなケースで考えなければなりません。経済的な状態やご主人の働いている状況を考慮しながら、転職活動をしていく必要があります。

家族と相談をして今後の生活設計を立てよう!

さまざまなケースが考えられますが、ご主人の勤務先が現在の職場から離れていて、通える範囲ではない場合に転職をする例を考えてみましょう。

ご主人が実家から勤務先へ通っていた場合は、将来のことを考え同居をするのか、もしくは2人だけで別途賃貸を借りてということが考えられますが、その場合でもご主人が通える範囲になりますよね。

どこに住むことになりそうなのか、転勤の予定はないのか、よく話し合って考えたうえで転職先を決めてください。

せっかく転職先が決まっても、1年も経たずに遠くへ引っ越しをしなければならなくなった場合、通うのが大変になるか、通えずにまた転職という可能性もあります。

子供の有無は今後の生活を左右する大切な事項

将来的に子供を産むのか産まないのかで、転職活動をどうするのか考える必要があります。経済的に余裕がないので、当分は共働きで稼いでいくというのなら問題ありませんが、早めに産みたい、もしくは既に身ごもっているという場合、転職活動は当分先に延ばす必要があるでしょう。

子供についてはご主人と良く話し合い、状況を考えながら計画を立てていきましょう。

ご主人の事情で地方に引っ越す場合はどうするのか?

結婚後に地方へ移り住む可能性が最も高いのは、遠距離恋愛の末に結婚をするケースです。結婚前は、お互いの住む町へ行き来することで問題なかったかもしれませんが、結婚となると大体がご主人の住む町へ移り住むのが一般的です。

結婚したあとは、ご主人の実家に住むのか、1人暮らしをしている人ならそこへ同居するのか、もしくはこれを機にご主人の会社近くに賃貸で済むのか、さまざまなパターンが考えられます。

いずれにしても結婚前に、ご主人とよく相談し合っておくことが大切です。転職を考えるのは、最終的にどこで暮らすのかが決定してからで良いでしょう。

地方にもよりますが、周りにどのような企業の工場や支店があるのか、先にチェックしておくべきです。札幌や名古屋、福岡など、地方によってどういう職種の企業が多いのか、特徴があります。名古屋ではオフィスビルも多く、ITエンジニアの募集が多く見られますし、福岡では建築関連、サービス業、食料品などの大手企業があり、本社を構えている大手のゲーム会社があることも有名です。

結婚前には、必ずご主人が住んでいる町や勤務先周辺の情報を下調べしておきましょう。

子育てのしやすい会社を選ぶには?

多くの転職先があるので、どの企業を選べば良いのか迷うことがあります。そのときにぜひ実践していただきたい会社の選び方がありますので、こちらを参考にしながら転職先の会社を探してみてくださいね。

くるみんマーク認定企業を選ぼう!

「くるみんマーク認定企業」という言葉を聞いたことはありますか?この「くるみんマーク認定企業」というのは、厚生労働省が子育て支援をしっかりサポートする用意ができている企業に与えている認可のことです。

産前産後のサポートはもちろんのこと、産後から保育までのサポートがきちんと整っているかどうかを査定し、認可をしている企業にのみ「くるみんマーク認定」を認可しています。

ただし、100%の保証はなく、「くるみんマーク認定企業」でも、しっかりとサポートがされていない企業も、残念ながら混ざっている可能性もあるでしょう。

「くるみんマーク認定企業」の会社で面接を受けるときでも、しっかりとどのようなサポートがあるのか聞いておくことが大切です。

柔軟な考えを持っている会社かどうかを確認

「くるみんマーク認定企業」がされているか、されていないのかに関わらず、あらゆるケースに柔軟対応な起業かどうかを確認しておくことがポイントです。まずは会社のホームページの採用ページに、子育ての支援サポート内容の詳細が記載されているかどうかをチェックします。

それから面接で不測の事態が起きたときは、会社側としてどのような対応をしてもらえるのかを確認しておくべきでしょう。

何も答えられない場合は、「くるみんマーク認定企業」があっても、安心できません。子育てについて十分な理解と、どのような事態でも万全の体制を用意してあると回答してくれる会社を選びたいものです。

まとめ

結婚後にどこへ住むのかを決めることが、最初に考えるべき重要事項ですが、最も大切なのは子供のことを考えた将来設計を立てることです。結婚後すぐに子供を産む計画ではなくても、将来的なことを考えて、最初から子育てのしやすい企業に転職をしておけば、何度も転職せずに済みますね。

子育てがしやすい企業はどこなのか、まずは厚生労働省の「くるみんマーク認定企業」の一覧を確認し、ご主人が住むエリア内にはどういう企業があるのか、そのなかで自分が働きたい職種の会社はあるかどうかを確認してください。

そして、目星をつけた企業のホームページや資料を取り寄せるなどして調べておくと、いざ転職活動をするときに慌てなくて済みます。ただし、資料を取り寄せる場合、会社によっては断られるケースもありますので、先に問い合わせをしておく方がいいでしょう。

ご主人とよく相談し、将来的なことも含めて、転職先を考えてみてください。

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