仕事に対して真面目に取り組んでいるにもかかわらず、成果がでないと辛い気持ちになってしまいますよね。会社や上司からの期待に応えようとして肩に力が入りすぎてしまい、空回りしてしまった経験はないでしょうか?
「まわりに気を使いすぎてしまって、神経が疲れる・・・」
「言われたことをキチンとやっているつもりなのに評価されない・・・」
「勤務態度には問題がないはずだけど、なぜか仕事がうまくいかない・・・」
など、報われない思いをしてしまうこともあるのではないでしょうか。真面目に仕事をしているのであれば、できれば成果を出して評価を上げていきたいですよね。この記事では、真面目なのに仕事ができなくて悩んでしまった時にどうすればいいか、コツを解説していきます。
もくじ
真面目なのに仕事ができないのは、緊張しすぎてしまうから
仕事をする上である程度の緊張感は大切ですが、過度に緊張しすぎてしまうことはないでしょうか?真面目な人ほど、「ちゃんとできないとダメだ」と自分に厳しく考えすぎてしまい、なかなか自信が持てず周りの目を気にしすぎて緊張してしまうものです。そんな風にずっと緊張状態で仕事をしていると、一日が終わったころには神経が疲れてヘトヘトになってしまいますよね。スポーツなど仕事以外にも共通することですが、人間というものはほどよい緊張感をもちつつ、適度にリラックスした状態が最もパフォーマンスが高まるのです。
緊張感が高まりすぎると細かな点が気になりすぎて全体が見えなくなってしまったり、かえってケアレスミスを発生させてしまうという恐れもあります。真面目に頑張っているつもりなのに、仕事の効率が落ちてしまう状態になっているです。
真面目に頑張っても報われない時、試してみるべき4つのコツとは?
真面目な人ほど、すべてを完璧にしようとしすぎるあまり、仕事が非効率になってしまっている面があります。場合によってはある程度アバウトでも、スピードを重視されることにも対応する必要がありますよね。また、真面目な人は少しのミスで落ち込んでしまいがちだという面もあります。ミスに対して責任感を持つことは大切ですが、あまり深刻にとらえすぎて萎縮してしまっては、仕事が手につかなくなりますよね。このように、真面目すぎると柔軟に考えるべきところを、固く考えすぎてしまうのです。
すべてを重大に考えすぎず、心を楽にして効率的に仕事ができるよう意識していきましょう。ここでは真面目に頑張っても報われない時、試してみるべき4つのコツを紹介します。
仕事の優先順位を明確にし、完璧主義にならないこと
真面目すぎると、全ての仕事を100%完璧にやろうとしてしまいがちです。しかし、仕事には優先順位というものがありますよね。例えば、社内向けの報告資料を完璧に作り上げようとして時間を使ってしまい、クライアント向けの報告資料の作成に手が回らなかったりすることは避けなければなりません。この場合だと、まず会社としてはクライアント向けの仕事を早く確実にやって欲しいのです。社内向けの報告資料などは、場合によってはある程度あと回しにしても、会議の時に口頭で説明を加えるなどカバーができますよね。
このように、真面目すぎると本来であればある程度スピード感をもってこなすべき仕事を、細部までこだわり過ぎて非効率になるということがあるのです。なので、仕事にとりかかる前に、それぞれの仕事の優先順位を明確にする工夫が必要になります。
受け身の姿勢ではなく、能動的に仕事に取り組む
自分から仕事を見つけていったり、既存の仕事の改善点を探すという姿勢を持てているでしょうか?上司から頼まれた仕事をしっかりとやり切る真面目さがあったとしても、ただ言われたことをやっているだけだと期待以上の成果を出すことができず、評価が上がらないということになります。真面目すぎると、指示されたことは全てやっていても、指示されていない部分も自分で考えてこなしていくという柔軟性が発揮しにくいことがあります。
仕事の経験を積んである程度仕事の範囲が広くなってくると、上司もすべて細かいところまで指示してくれるわけではありません。むしろ上司も忙しいので、「細かい部分はそっちで対応してくれ」という風な仕事のふられ方をすることが多いでしょう。なので自分から能動的に、指示されていないこともこなしていく意識が大切になります。
少しくらいミスをしても気にしないようにする
真面目すぎると、仕事でちょっとしたミスをした時に必要以上に自分を責めすぎて、落ち込んでしまいやすいのです。仕事にへの責任感を持っているという点ではいいのですが、落ち込むことで仕事が手につかなくなってしまうと問題です。上司や会社の立場になってみると、ミスをしてしまったなら、落ち込むよりも素早くミスのフォローをして欲しいと思うはずですよね?たとえばお客様への報告内容に関して、後になってから誤りが見つかった時、大切なことは「素早くお客様に謝罪し、訂正の連絡をいれる」といったことであるはずです。
なので、少しくらいミスをしても気にしすぎず、ミスをカバーする動きを速くするよう意識していきましょう。また、ミスを恐れすぎて仕事のスピードが遅くなってしまうことも問題なので、ミスを避けたいのであれば、セルフレビューのシートを作るなどミスがでないような仕事の進め方を工夫していきましょう。
ストレスが溜まったら、息抜きすることを心がける
真面目な人ほど仕事のときは緊張しているものなので、そのぶんストレスも溜まりやすいのです。色々なことに気を遣うことは大切なことですが、あまり神経を消耗しすぎているとケアレスミスが起きやすくなりますし、不眠症などの症状につながる恐れもあります。なので、溜まったストレスは適度に発散するようにしましょう。ジョギングなど体を動かすことができればリフレッシュには効果的ですが、美味しいものを食べたり、休みの日にどこかへ遊びに行ってみたりするなど自分が楽しいことをするのも良いでしょう。
ストレスを発散せずに溜めていく一方だと、いつか心身に限界が来てしまいます。真面目な人ほどプライベートの時間も資格の勉強ばかりしていたりということもあり得ますが、仕事と同じくらい、適度に休息をとって息抜きをするのは大切なことですよ。
真面目さをあなたの強みに変えるためのポイントとは?
真面目だけど仕事ができない状況を改善するためのコツを解説してきましたが、真面目であることは本来は評価されることであり、長所なのです。不真面目な人と一緒に仕事をしたいなんて、誰も思いませんよね?なので、真面目であることは誇るべきことであり、自信を持っていいのです。ただ、今は仕事に少し非効率な面があって評価されにくいだけなので、仕事のやり方が改善すれば自然と自信もついてくるはずです。経験を積んでいくことによって、自然と仕事の全体像をつかんで効率的に進めていけるようにはなるでしょう。
ここでは、真面目さを自分の強みに変えていくためのポイントについて解説します。成功体験の蓄積、あるいは環境の改善によって、真面目さはあなたの強い武器へと変わっていくでしょう。
小さな成功体験を積み重ね、自信をつけていこう
緊張しすぎてしまって自信が持てない大きな理由として、成功体験の積み重ねが少ないということがあります。難しい仕事をやってのけたり、苦しい状況を乗り切った成功体験があれば、「多少の困難なら自分は乗り越えていける」という自信を持つことができますよね。成功体験は自信の根拠となっていくものなので、ルーティン的な仕事の取り組み方ではいつまでも成功体験が得られず、自信が持ちにくくなってしまいます。ただ、成功体験というのは大きなものである必要はありません。
たとえば、「いつもなら10件処理しているところを、今日は11件処理できた」であったり、小さなことでも良いのです。小さな成功体験の蓄積によって自信がついてくると、ほどよい精神状態で仕事ができるようになるでしょう。
今の環境が合っていないなら、転職という手段もある
どうしても今の環境が自分には合わないと思うのであれば、転職も有効な手段になります。現在の仕事よりも「真面目であること」が強みになりやすい仕事を探すというのも良いでしょう。例えば、営業職などであれば、場合によっては真面目さよりも「お客様の購入意欲をかきたてる話術」のような面が強みになる場合もあります。事務職であれば、日々決められた仕事を正確にこなすことが求められ、真面目さが長所となる職場も多いでしょう。
どんな仕事でも経験の積み重ねによって苦手を克服していくことは大切なことですが、一方で、自分の特性とマッチする仕事を選ぶということも考え方としては重要です。ひとりで悩むことはありませんので、身近にいる友人や家族などと話し合い、自分に本当に向いている仕事は何なのか考えてみてください。
まとめ
ここまで真面目なのに仕事ができなくて悩んでしまった時にどうすればいいか解説してきました。まず、真面目なのに仕事ができない原因は、緊張しすぎてしまうことにあります。緊張しすぎて周りの目が気になり、ミスを怖がるというような状況になると、仕事が非効率になってしまいます。なるべく冷静に仕事に向き合った上で仕事の優先順位を明確にし、能動的に仕事に取り組むようにすれば状況は改善していくでしょう。また、少しぐらいミスをしても気にしない意識を持ち、溜まったストレスは運動などで適度に発散することも大切です。真面目さを自分の強みに変えていくには、小さな成功体験を積み重ねて自信を持てるようになることが大切です。今の環境が自分に合っていないなら、転職も有効な方法ですよ。