メンタル

「仕事めんどくさい」の正体はやる気?やる気がない原因と対処法3選

仕事がめんどくさいと感じる瞬間は誰にでもあるものです。「できれば今日は行きたくない…。」と思ってしまう日もあるでしょう。しかしやる気がない状態が続くと、自分の生活に充実感がなくなるばかりか、周りにも迷惑がかかってしまいます。またやる気のなさというのは上司や取引先にも伝わるものです。

自分の評価を下げてしまわないためにも「やる気がないときの対処法」をマスターしてしまいましょう。やる気というのはある程度は自分でコントロールすることができるものなのです。

もくじ

これで8割は解決!「仕事がめんどくさい」の最大の理由は「やる気」の無さ

時間を忘れて仕事に熱中している同僚や上司を見て「どうしてこんなに仕事を頑張れるのだろう…。」と思ったことはありませんか。そして、あなたがそう疑問に感じてしまうのは、自分が仕事にそこまでのめりこめておらず、気がつけば時計を眺めては定時に上がることだけを考えてしまうからではないでしょうか。

仕事がめんどくさく、行きたくないと感じてしまう原因は「やる気」の無さです。このやる気が持続すればいいのですが、時には出たり、出なかったりと気まぐれなものですよね。しかし、逆を言えば、このやる気さえ管理できれば仕事に情熱を持って取り組むことができるのです。

そこでやる気が出ない原因を明確にすることからスタートしてみましょう。

考えるだけでもめんどくさい!仕事がめんどくさくなる「やる気ない」の原因は?

やる気がないと、当然仕事を楽しいとは思えずめんどくさいと感じてしまいがちですが、やる気が出ないのは3つの原因が考えられます。3つの原因とは「仕事に興味が持てない」、「仕事の深さがわかっていない」、「自分の長期のゴール(目標)がわかっていない」です。自分はこの3つのうちどれに当てはまるのかをまずはセルフチェックしてみることをおすすめします。まずは3つの原因について理解をし、それぞれの対処法を考えてみましょう。

仕事を条件だけで選ぶとなりがちな「仕事に興味がもてない」

今の仕事を選ぶ際に、さまざまな条件を吟味して選んだことと思いますが、給与待遇だけにこだわりすぎて選んだ場合、仕事そのもののやりがいに欠けてしまい、やる気がなくなってしまうことが多いです。

確かに給与待遇というのは重要な条件です。働くことの大きな目的は自分の生活や夢のための資金を手にすることだからです。給与にこだわらずにやりたい仕事にフォーカスしすぎると、今度は「やりがいはあるけどこの給料ではやっていけない…。」と別の問題がおきることでしょう。また残業時間や有給手当などの面も長く務める上では重要です。

しかし、肝心な仕事内容が自分のやりたいことかどうかを考えずに、いわゆる「割のいい仕事」にありついたとしてもなかなか仕事の充足感を得ることができません。考えてみれば、一日の半分以上を仕事に充てているわけですからこの仕事で「自分が頑張った」というやりがいが感じられないと、毎日の生活そのものにも満足感を感じられなくなってしまいます。やはり自分が得意なことややりたいことを基準にして仕事を選ぶことは長期的にやる気を継続するためには不可欠なのですね。

やった気になる、できた気になる「仕事の深さを見たことがない」

周りから「仕事ができる」と評価される人は与えられた業務をそつなくこなすことができます。器用なタイプなので同僚や上司からも仕事面で一定の評価を得ることができますが、仕事への情熱やお客への誠意ある対応という面では他の人に比べ劣る場合があります。

ゲーム感覚で仕事をしているとどうしても目の前のタスクを終わらせることだけに意識が傾きがちです。確かに事務処理だけをこなすのであれば、それで良いのかもしれませんが、ビジネスは人と人とのコミュニケーションで成り立っている以上、自分が積極的に仕事で人と繋がっていかないと仕事の深さを知ることはできないでしょう。自分のできる範囲のことしかしないようにしている人は早々に仕事に飽きてしまいがちですし、そうなるとやる気を継続して出すことは難しくなってしまいます。

今の自分で考えるから見えない将来「ゴールの想像がつかない」

若手社員に多いのは「この仕事をやっていて、いったい将来何の役にたつの?」という疑問を抱くために毎日の仕事にやる気を持って取り組むことが難しくなってしまうという問題です。とくに若いうちは自分で裁量を与えられる機会が少ないため、タスクを淡々とこなす仕事ばかりさせられることもあるでしょう。

しかし、長い目で考えれば今自分がやっていることをゆくゆくは後進に教育する立場になるわけですから、「今より良い方法はないか」と改善策を探しつつやることが大切なのはわかるはずです。ただ、一度やる気がなくなってしまうと目の前の仕事を投げ出したくなるのも無理はありません。

こうした場合は長期的な目標を設定した上で「自分はいつまでに何ができるようになりたいのか」を考える必要があります。場合によっては自分の希望を会社の上司に相談することも考えるべきでしょう。

「仕事のやる気」は出す前に作る!仕事がめんどくさい時の対処法とは?

仕事のやる気を出す前につくる、というのはどういうことなのでしょうか。やる気というのは自分でコントロールできないものだと思ったらそれは誤解です。仕事のやる気というのはスキルのように「作り方」を覚えてしまえばいいのです。コツさえ掴めば自分のやる気を周りに左右されなくなるので仕事の効率もぐんと上がりますし、毎日の満足感も増します。

早いうちに自分にあったやる気の作り方を学んでしまいましょう。今回は効果的と思われる3つのやる気の作り方を紹介したいと思います。

対処法① 何か一つ「新しいもの」を買う 「買った時の気持ち」で自分を保つ

やる気が出ないときに試したい最初の対処法は「ものを活用すること」です。筆記用具やネクタイなど仕事で使うものを一つ買ってみましょう。仕事でそれを使うたびに買ったときの気持ちを思い出すので、やる気が出ない日には効果的です。

自分の気持ちを見えるものにして残しておくことは思った以上の効果があります。「仕事で使うものは経費で安く落とせるし…」という人も一度自分がこだわって選んだものを仕事で使ってみるのを試してはどうでしょうか。

仕事は一日の大半を占める分、その時に使うものはできるだけ心踊るもののほうが良いですよね。自分のこだわりのアイテムや好きなものを常に見ていると仕事への態度そのものも変わってくるかもしれませんよ。

対処法② 1日だけ「やる気全開」を演じてみる 見るとやるではすべてが違う

感情が行動をコントロールするのではなく、行動が感情をコントロールすることが科学的に実証されています。

TED Talkで興味深いスピーチがあります。社会心理学者Amy Codyが「ボディランゲージが人を作る」というテーマで行動がどのように感情に影響を与えるかについて語っています。そのなかで「自分が力強く振る舞うことで、自分に力があると感じるようになる」と述べています。

実験でパワーポーズと呼ばれる姿勢を数分間とった学生はテストステロンというホルモンが20%近く上昇したという結果がでました。テストステロンは自己肯定感が強める効果がありリーダー的な存在の人はこのテストステロンが多く分泌されていると言われています。

どうしてもやる気が出ないときは、まずはトイレや個室で腰に手を当てて胸を張るポーズを2分間とってみてください。

参照:

https://www.ted.com/talks/amy_cuddy_your_body_language_shapes_who_you_are#t-1243637

対処法③ 自分の仕事について人へ話してみる 言葉にするとわかることがある

最後の対処法として有効なのは自分の仕事の紹介を友人や家族にしてみるということです。自分の仕事を言語化して話すことで自分の仕事を客観的にみることができます。客観的にみてみると「今まで大した仕事をしていないと思ったけど、自分のしている仕事はとても大事なことだ」と気がつくことでしょう。

さらに効果的なのは「仕事マップ」をつくることです。自分と他の人との関係性を実際に書き出してみるのです。そうすることで、自分は一人で仕事をしているのでなく、実にたくさんの人との関わりのなかで仕事をしているかに気がつくはずです。

また異業種の人に自分の仕事について説明してみるのもおすすめです。他の仕事をしている人にとってあなたは「その分野のプロ」です。あなたが気がついていないだけで他の人が「すごい!」と言うようなことがたくさんあるはずですよ。

まとめ

仕事がめんどくさいと感じるのは、自分のいる環境だけが原因ではありません。自分のやる気が出るようなしくみづくりをすることで仕事へのやる気は驚くほど変わることでしょう。やる気というのはサイコロのように「今日は出る」、「今日は出ない」というものではありません。やる気に満ち溢れている人はやる気が出る方法を知っているだけなのです。

まずは自分がやる気が出ない理由を客観的に分析をしてみましょう。また自分がやる気を持って取り組めることについて注目してみて、どうしてやる気が出るのかを考えてみるのも手です。仕事がめんどくさいという感情をそのままにしておくと毎日が充実しないばかりか、自分の周りの人にも悪影響を与えてしまいます。自分のやる気を出すコツをいろいろと試しながら掴んでくださいね。

あわせて読みたい!