仕事をしていて、
「ちょっとしたことでヘコんでしまう」
「人の目が気になる」
「プレッシャーに耐えられない」
などを感じることはありませんか?もし心当たりがあれば、いわゆる”豆腐メンタル”なのかもしれません。
精神面が弱いことを指す豆腐メンタル。あなたが豆腐メンタルであれば、仕事でも多くのストレスを感じ、かなりツライ状況にいるはずです。
この記事では、豆腐メンタルの人はどのような特徴がみられて、どう改善していけばいいのかを紹介していきます。
もくじ
サラリーマンに多い!豆腐メンタルはアニメ由来の言葉
豆腐メンタルとは、豆腐のように崩れやすい精神を持っていること・人を指します。メンタル面がとても弱く、普通の人なら何ともないことに対しても気になってしまいます。
言葉の由来は、『遊戯王デュエルモンスターズ』というアニメのようです。物語に登場する主人公の少年は、メンタルが弱く、突然騒ぎ出したり泣きながら絶叫したりするキャラクター。その主人公のメンタルが弱いさまを表す言葉として、「豆腐メンタル」という言葉が生まれたようです。
また、対義語として「こんにゃくメンタル」という言葉もあります。こんにゃくの崩れにくさや弾力性があることから、強く折れにくいメンタルのことを「こんにゃくメンタル」ともいうのだとか。
現代では、現実世界の人に対しても使われることが多く、耳にする機会も少なくはないでしょう。
豆腐メンタルで仕事に悩むサラリーマンの5つの特徴は?
豆腐メンタルの男性は、仕事上で悩みがつきることはないでしょう。周囲の人と比べて些細なことでも気にしてしまい、常に息苦しい状況が続いているはずです。
仕事中、常に暗い表情をしていれば注意が必要です。暗い表情をしていては、気分も落ち込み、余計元気を失ってしまいます。
ここからは、豆腐メンタルで悩むサラリーマンの特徴を紹介していきます。あらためて、どういったことが精神的なストレスの原因になっているのかを把握しましょう。
他人の評価を過剰に気にしすぎて主体性がない
仕事中、人の目を気にしすぎて発言ができないことはありませんか?豆腐メンタルで悩む人は、他人の評価を過剰に気にしすぎる傾向があります。周囲から否定されることを極端に恐れるため、自分の意見を押し殺してしまうことが多いようです。
自分の意見を発言しなければ否定されることもないので、ついつい人の意見に流されてしまいます。それでは、人の意見を尊重しすぎるあまりに自分の主体性がなくなってしまいます。
否定されることを恐れる原因には、自己肯定感の低さがあります。自分の評価が低いため、周りから必要とされていないと思い込んでしまいます。「自分なんかが意見したら迷惑かもしれない」と思ってしまうため、なかなか自分から発言できません。
ちょっとしたことで落ち込んで自信をなくす
精神面が弱く、ちょっとしたことで落ち込んでしまう豆腐メンタルをもつ人。周囲の人には悪気がなかったとしても、言われたことに対して落ち込んでしまいます。
豆腐メンタルの人は、小さなことでも「あんなこと言って良かったのか?」「嫌われてないか?」と深く物事を考えてしまう傾向があります。周囲の人から言われたことに対してもネガティブに捉えてしまうため、ついつい落ち込んでしまうことが多いようです。
周囲の人からすれば「なぜそれくらいのことで?」と感じてしまうため、周囲から理解がされにくく、改善するのにも根気が必要になります。
ちょっとしたことで申し訳なさを感じてしまうので、より人の目を気にするようになります。そうなれば、より主体性がなくなり、よりネガティブになり、まさに悪循環になってしまうと言えるでしょう。
幼少期に人間関係などにおけるトラウマを持つ
豆腐メンタルと呼ばれる人のなかには、幼少期の人間関係にトラウマを抱えているケースも少なくはありません。幼少期に心に深いキズを負い、そのことが影響している可能性があります。
過去に、周囲から仲間ハズレにされたり、心無い言葉をかけられたりと、一度心にキズを負うと癒えるまでに時間が必要です。
これは、なにも幼少期のことだけではありません。学生時代や仕事をはじめた後でも同じことが言えます。成人した大人ですら、心無い言葉を発する人は少なくありません。
この場合、トラウマを克服するのにはかなりの時間が必要でしょう。過去のトラウマは、そう簡単に克服できるものではありません。急ごう急ごうとすると、逆にメンタルが追い詰められてしまいます。焦ることはないので、毎日少しずつ考え方を変えるようにしましょう。
ネガティブ思考で物事に対して素直な解釈ができない
豆腐メンタルの人は、物事に対して常にネガティブに解釈してしまう傾向があります。ちょっとした注意はもちろん、自分に対する賞賛でさえ「裏があるんじゃないか?」と疑ってしまう人も多いようです。
これは、たとえ周囲の人が善意の行動を取っても疑ってしまいます。褒められても素直に受け取れませんし、励まされても逆に申し訳なさを感じてしまうようです。そうなれば、相手からしても気持ちがいいものではないでしょう。
すべてをネガティブに捉えれば、自己肯定感を得られることはありません。先ほどもお伝えしましたが、豆腐メンタルの人はすべてが悪循環になってしまっています。ですから、小さなことからでもいいので、少しずつ考え方を改善していく必要があります。
プレッシャーやストレスに弱くパニックになりやすい
プレッシャーがかかる場面に対して、豆腐メンタルの人はめっぽう弱く、ストレスを強く感じています。
先ほどまでにお伝えしたとおり、豆腐メンタルの人は、
- 人の目を極端に気にする
- 自己肯定感が低い
- すべてをネガティブに捉える
という傾向があります。プレッシャーがかかる場面では、まさにこの3つのことを乗り越える必要があるでしょう。
豆腐メンタルの人は、「自分がうまくできるはずがない」「失敗したら周りから否定される」と考えてしまうため、自分の実力を十分に発揮できません。すべてが悪い方向に作用し、どんどん自信を失っていきます。
結果、頭のなかにネガティブなことばかりが浮かび、パニック状態になってしまいます。もちろん、これでは良い結果が出ませんし、より悪い方向へ進んでしまいます。
仕事の能率を上げる!豆腐メンタルの改善方法は?
豆腐メンタルを改善するには、自分の考え方のクセを正しく知る必要があります。先ほどまでにお伝えした特徴のなかで、どの部分に共感できるかを考え、自分の弱い部分を認めることが大切です。
逆に言うと、自分の弱い部分を認めれば「豆腐メンタル改善の第一歩を踏み出した」といっても過言ではありません。
自分の弱い部分を知ったうえで、少しずつ考え方を変えていけば、メンタル面が少しずつ強くなるはずです。ここからは、豆腐メンタルを治すための方法を紹介していきます。
他人と比較することをやめる!自分の個性を大切に
まず、豆腐メンタルの人は自分に自信がなく自己肯定感が低いのが特徴です。「あの人はもっとすごい」「自分なんて役に立たない」と考えてしまう傾向にあります。
しかし、その考え方を続けていると自分に自信がもてません。他人と比較していれば、他人に対して「羨ましい」という感情が強くなり、よりネガティブに自分を見てしまうでしょう。
あなたがどれだけ必死にがんばっていても、上には上がいますし、下には下がいます。他人と比べることに終わりがありません。
「あの人はあんなに素敵なのに…」と考えていては、ネガティブ思考になる一方です。まずは、自分の”個性”としっかり向き合いましょう。自分に何ができるのかを知れば、「自分には〇〇ができる!」という自信が芽生えるはずです。
意識してポジティブ思考を実践するとメンタルも変化
豆腐メンタルを治すためには、ネガティブ思考を根本から変えていく必要があります。ネガティブ思考が先行している限りは、メンタル面が強くなることはないでしょう。
しかし、昔から染み付いている考え方を変えるのは簡単なことではありません。ですから、日頃から自分なりに”ポジティブ思考”を意識的に実践することが大切です。
- 今はツライけど乗り越えたら成長できる
- 自分は〇〇ができないけど△△ならできる
- 失敗してしまったけどこれを成長の糧にする
- 怒られるのは恐いけどアドバイスをもらえる
- 人の目が気になるけど完璧な人間なんていない
など、ネガティブな思考が生まれたときにポジティブなことを連想しましょう。ポジティブ思考への変換を続けることで、「今までこんなことで落ち込んでいたのか」と思えるタイミングがくるはずです。
まとめ
仕事をしていると、プレッシャーや責任を感じる場面が数多くあります。豆腐メンタルの人はストレスを感じる機会が多いでしょう。豆腐メンタルを治さなければ、このストレスがずっと付きまとうことになります。
たかがストレスと、甘くみていてはいけません。仕事でのストレスは、うつ病などの深刻な問題の原因をなります。まずは、あなたの考え方のクセや弱い部分を知り、改善していくようにしましょう。
日頃から少しずつ行動していけば、豆腐メンタルは改善できますし、仕事上のストレスも減らせるはずです。
先ほどもお伝えしたとおり、考え方を変えるということは、決して簡単なことではありません。小さなことからでいいので、日頃から少しずつ、考え方を変える努力をしていきましょう。